「今日の体幹トレーニングはね、新しいエクササイズですよン
」
では、とまず見本を見せる。
仰向けに寝て90度に曲げた両膝を90度に上げて、そこからゆ~~~っくり右に倒していく、そして静止、もとの位置に戻る、左も同様に…の繰り返し。
腹斜筋を強くするエクササイズなの。
倒す角度は一人一人の腰回りの柔軟性によって違いがある。
「ん~…、あ、ここだ、ここ…お腹のここが斜めにビッと引っ張られてる感じ」
そうそう、そこにあるのがメグちゃんの腹斜筋。
「…あ、きたきた、グゥ~っと…」
そうそう、それがトモコさんの腹斜筋。
ふたりとも丁寧に地道にレッスンを続けてきたから身体が“動くこと”に慣れていて、こうやって新しいエクササイズに挑戦するときでもそのポイントを掴むのが早い
そうだ、大事な話をしておこう。
「あのね、同い年で同じ体重の二人の女性がいて、その二人の10年後、20年後の変化ってのをね、考えてみると…」
筋肉ってのはね、なんにもケアしないで放っとくと、30歳からほぼ年に1%ずつ減るんですって。
てことは、単純に考えれば10年で10%減るわけよね(ま、細か~い数字の差はあるんだけど)。
さぁここからが本題です。
30歳のトモコさんもモトコさんも体重50kgで、10kgの筋肉をもっているとします。
30歳代の10年間、二人とも何もしないで過ごしましたので、40歳になったとき二人の筋肉量は10%減っており9kgになりました。
そこでトモコさんは、ふと思いつききちんとエクササイズをすることにしました。
一方モトコさんは、面倒くさいしぃ…ってことで何もしません。
そうしてまた10年が経ち、ふたりとも50歳になりました。
地道にエクササイズを続けたトモコさんは、一度は減った筋肉を取り戻して10kgの筋肉がついた身体になりました。体重は50kgのままですから、当然、体脂肪率は低くなっています
何もしないで過ごしてきたモトコさんは、また10%筋肉が減って8.1kgになってしまいました。彼女も体重は50kgのままですから、当然体脂肪率は高くなっています
さらにまた10年が経ち、ふたりとも60歳になりました。
ずっとエクササイズを続けてきたトモコさんは、筋肉を増やすことに成功し11kgの筋肉がついた身体になりました。相変わらず体重は50kgのままですから、さらに体脂肪率は低くなっています
やはり何もせずに過ごしたモトコさんは、またまた10%筋肉が減って7.29kgになってしまいました。彼女も体重は50kgのままですから、さらに体脂肪率は高くなっています
トモコさんは11kgの筋肉で50kgの体重を支えます。
モトコさんは7.29kgの筋肉で50kgの体重を支えなければなりません。
どちらが、脚腰にかかる負担が大きいでしょうかね?
このモトコさんの例はあくまでも理想の数値であって、こういう人は大抵その20年の間に10kgくらいは太るから、7.29kgの筋肉で60kgの体重を支えなければならなくなる。
こうなるとモトコさんはロコモティヴ・シンドロームやサルコペニア肥満のリスクが相当高い。悪くすると発症までの秒読みの段階、いや、発症しちゃってるかもしれない。
「…ってことなのよ」
「ぅうわ、ぅわ、ぅわぁぁ…、いまのでバッチリ現実のこととして理解できた
そういうことなんだぁぁ…。“年に1%ずつ減りますよ”、“そうですか”、で済む話じゃないんだぁぁぁ…、怖ぁぁぁい…
」
そういうことですな
「はぁぁ、ワタシはトモコさんの方だ、良かったぁぁ
」
そう、ふたりともね
こんな具合に、私が勉強して得た知識や情報はメンバーと共有するようにしています
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では、とまず見本を見せる。
仰向けに寝て90度に曲げた両膝を90度に上げて、そこからゆ~~~っくり右に倒していく、そして静止、もとの位置に戻る、左も同様に…の繰り返し。
腹斜筋を強くするエクササイズなの。
倒す角度は一人一人の腰回りの柔軟性によって違いがある。
「ん~…、あ、ここだ、ここ…お腹のここが斜めにビッと引っ張られてる感じ」
そうそう、そこにあるのがメグちゃんの腹斜筋。
「…あ、きたきた、グゥ~っと…」
そうそう、それがトモコさんの腹斜筋。
ふたりとも丁寧に地道にレッスンを続けてきたから身体が“動くこと”に慣れていて、こうやって新しいエクササイズに挑戦するときでもそのポイントを掴むのが早い
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そうだ、大事な話をしておこう。
「あのね、同い年で同じ体重の二人の女性がいて、その二人の10年後、20年後の変化ってのをね、考えてみると…」
筋肉ってのはね、なんにもケアしないで放っとくと、30歳からほぼ年に1%ずつ減るんですって。
てことは、単純に考えれば10年で10%減るわけよね(ま、細か~い数字の差はあるんだけど)。
さぁここからが本題です。
30歳のトモコさんもモトコさんも体重50kgで、10kgの筋肉をもっているとします。
30歳代の10年間、二人とも何もしないで過ごしましたので、40歳になったとき二人の筋肉量は10%減っており9kgになりました。
そこでトモコさんは、ふと思いつききちんとエクササイズをすることにしました。
一方モトコさんは、面倒くさいしぃ…ってことで何もしません。
そうしてまた10年が経ち、ふたりとも50歳になりました。
地道にエクササイズを続けたトモコさんは、一度は減った筋肉を取り戻して10kgの筋肉がついた身体になりました。体重は50kgのままですから、当然、体脂肪率は低くなっています
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何もしないで過ごしてきたモトコさんは、また10%筋肉が減って8.1kgになってしまいました。彼女も体重は50kgのままですから、当然体脂肪率は高くなっています
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さらにまた10年が経ち、ふたりとも60歳になりました。
ずっとエクササイズを続けてきたトモコさんは、筋肉を増やすことに成功し11kgの筋肉がついた身体になりました。相変わらず体重は50kgのままですから、さらに体脂肪率は低くなっています
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やはり何もせずに過ごしたモトコさんは、またまた10%筋肉が減って7.29kgになってしまいました。彼女も体重は50kgのままですから、さらに体脂肪率は高くなっています
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トモコさんは11kgの筋肉で50kgの体重を支えます。
モトコさんは7.29kgの筋肉で50kgの体重を支えなければなりません。
どちらが、脚腰にかかる負担が大きいでしょうかね?
このモトコさんの例はあくまでも理想の数値であって、こういう人は大抵その20年の間に10kgくらいは太るから、7.29kgの筋肉で60kgの体重を支えなければならなくなる。
こうなるとモトコさんはロコモティヴ・シンドロームやサルコペニア肥満のリスクが相当高い。悪くすると発症までの秒読みの段階、いや、発症しちゃってるかもしれない。
「…ってことなのよ」
「ぅうわ、ぅわ、ぅわぁぁ…、いまのでバッチリ現実のこととして理解できた
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そういうことですな
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「はぁぁ、ワタシはトモコさんの方だ、良かったぁぁ
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そう、ふたりともね
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こんな具合に、私が勉強して得た知識や情報はメンバーと共有するようにしています
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