アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

理屈も大事…♪

2018-03-10 10:10:24 | Weblog
「ニュートラルなポジシオンってのがだんだん分かってきたし、この前は骨盤と股関節のこととかも教えてもらったから、身体の動きをイメージしやすくなってきてるんですけど…」
おお…
「ニュートラルのポジシオンのままでいられなくて、すぐに骨盤が前傾するってのは、腹筋がないからですか?」
ん~、骨盤をまっすぐに支える腹筋の筋力が足りないってことだな…、それと背筋とな…
「腹筋と背筋かぁぁ…
うん。
この前のレッスンのときから腹筋と背筋のエクササイズを増やしてるでしょ
「あのぉ…、骨盤と脚とか、股関節と脚とか、どう関わってどう動くのかっていう理屈を知りたいってのは余計なことですか…?」
いや、大事なことだよ。
理屈じゃなくて理論だし、ちゃんと理解するのは必要なことだ
で、なにを知りたいの?
「なんか、はじめからって感じなんですけど……、正しいニュートラル・ポジシオンで立てば、股関節の邪魔をするものがないからターン・アウトしやすくなる…、でいいですよね…?」
いいよ
「で、ドゥヴァンとア・ラ・スゴンドにタンジュするときはそのままニュートラル・ポジシオンを守れるんですけど、デリエールのときは…?」
あぁ、そこかぁぁ…
「骨盤の構造を単純にみると後ろ側の真ん中に仙骨、前側の真ん中に恥骨、その左右に腸骨があって、それぞれの骨は靭帯や筋肉でつながってるって説明したよね…」
「…はい…」
そうやって靭帯や筋肉で繋がれて一つにまとまっている骨盤だから、大げさにいえば左右別々の動きが出来る。
たとえば、1番ポジシオンに立っているときは骨盤には変化はない。
そこからポワン・タンジュ・デリエールに右脚を伸ばしていくと
「軸脚側の骨盤はニュートラル・ポジシオンから変化はないけど、右脚側の骨盤は前傾するね」
「あ゛…っ、だからデリエールから戻るときには骨盤も立て直せって…
そういうことですな
ただし、右側は前傾はするけど、左右の腰骨の高さは変わらないわけ。
前後には変化があるけど、上下の変化はないんだな。
「あ゛…っ、それで骨盤を動かすな…って…」
そうそう
「あぁ~、分かってきたぁ…、股関節まわりとか骨盤とかお腹とかのイメージがまとまってきたぁ…
おぉ、それはよかった
では右脚前5番ドゥミ・プリエ・アン・ファス。
右脚からグリッサード・ドゥシュ→左脚前5番ドゥミ・プリエ→左脚からグリッサード・ドゥシュ→右脚前5番ドゥミ・プリエ→…………
はい、どうぞ

うん、いいよぉ。
あとから引きつける脚がイン転しないでしょ。
「あぁ、ほんとだぁ…、5番プリエのときのターン・アウトがくずれない
だねぇ。
もう一度、右脚前5番ドゥミ・プリエ・アン・ファス。
右にパ・ドゥ・ブーレ・ドゥシュ→左前5番ドゥミ・プリエ→左にパ・ドゥ・ブーレ・ドゥシュ→…………
はい、どうぞ

んふふ~…、いいねぇ。
「なんかすごく安定してる…、移動がスムーズな感じ…
だねぇぇ。
その骨盤のポジシオンに気を付けていれば、少しずつ強くなるよ
コメント
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