アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

野望…ささやかな…♪

2022-11-12 11:15:58 | Weblog
このところバーでもセンターでもポワントでも改めて基本の≪基≫に注力したレッスンをしていて、それはもちろんこれからのレヴェル・アップに繋がる大事な足場固めでもあり、難易度の高いパに挑戦する前にそのパの基本的構造を知っておくためでもあります。
もっと脚を上げなさいだのもっと回りなさいだのもっと跳びなさいだの、それだけではダメ。
上がってるけど膝も足首も曲がってる、回転数はそこそこだけど軸がグラグラ、跳んでるつもりかもしれないけど重力と仲がいいのね、なぁんてことじゃぁバレエの美しさには程遠いでしょ。
だから私が担当する大人バレエのクラスでは
ターン・アウトは180度でなくても 150度でも120度でもそれ以下でも自分の股関節の可動域に無理のない開きで十分
脚は無理して90度以上に上げなくても 高さよりもポジシオンの正しさ・膝や足首がきちんと伸びていることが大事
ピルエットは1回転で 回転数よりも軸とポジシオン大事
そしてグラン・ジャンプは…。
これに関しては無理に難易度の高いジャンプを跳ぶ必要はないと思ってます、ま、跳べるに越したことは無いが、程度かな。
今年の発表会の演目でマリさんがアッサンブレ・アン・トゥールナンをシュパッ と決めてたけど、それを見て
おぉぉ、上等じゃぁん…
と思っちゃったし、今も思ってます
ま、3人にはグラン・ジュテ・アン・ナヴァンやグラン・ジュテ・デヴロッペ・アン・ナヴァン(グラン・パ・ドゥ・シャ)まで跳べるようになるといいなって期待してますけど、この二つのグラン・ジャンプはいくつかの条件が整わないとなかなかキレイなジャンプにならないからね。
無理してどこかに負担がかかって故障したり、イケナイ癖がついたりしたら取り返しがつかないから…、そのために改めての基本の≪基≫に注力というわけ
で、そろそろよさそうだねぇ、いけるんじゃないって感じになってきた。
そうなると、
グラン・ジャンプはこう跳ぶのよ
と、きちんと見本を見せたい。
それがこのところのささやかな野望です
コメント
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