以前に読んだ『猫じゃらし』『吾亦紅』を含む≪小烏神社奇譚≫シリーズの第1作目。

『弟切草〈小烏神社奇譚〉』 篠綾子著 幻冬舎時代小説文庫
上野の北方にあるという小烏神社の宮司賀茂竜晴と、彼に使える二柱の付喪神抜丸と小烏丸。
抜丸は常は白蛇ですが本体は小烏神社の本殿に祀られている太刀抜丸、小烏丸はカラスの姿となっていますが本体は代々平氏の当主に受け継がれていたという太刀小烏丸、ただしこの本体の方は壇之浦で平氏が滅亡して以降行方不明となっていて、そのため付喪神である小烏丸は壇之浦以前の記憶を失っています。
そして竜晴の友である医者で本草学者の立花泰山、彼らとともにシリーズの重要な役どころを担う東叡山寛永寺の天海大僧正、旗本伊勢貞衡が登場します。
上野の不忍池の畔に埋められていたという若い男の首と、毒に当たって死にかけ小烏神社に担ぎ込まれた泰山の幼馴染千吉の苦悩とが物語の主軸、そして最後に竜晴が説く“言霊”に大事な意味があり、表題にもなっている“弟切草”に纏わるエピソードも…。
やれ、最初に『猫じゃらし』を読んじゃったからなぁ、改めてシリーズ1作目から読んで楽しむことにしましたが…、それはつまり…、遠からず“…ぽかん
”の時が訪れる、ということですな…

『弟切草〈小烏神社奇譚〉』 篠綾子著 幻冬舎時代小説文庫
上野の北方にあるという小烏神社の宮司賀茂竜晴と、彼に使える二柱の付喪神抜丸と小烏丸。
抜丸は常は白蛇ですが本体は小烏神社の本殿に祀られている太刀抜丸、小烏丸はカラスの姿となっていますが本体は代々平氏の当主に受け継がれていたという太刀小烏丸、ただしこの本体の方は壇之浦で平氏が滅亡して以降行方不明となっていて、そのため付喪神である小烏丸は壇之浦以前の記憶を失っています。
そして竜晴の友である医者で本草学者の立花泰山、彼らとともにシリーズの重要な役どころを担う東叡山寛永寺の天海大僧正、旗本伊勢貞衡が登場します。
上野の不忍池の畔に埋められていたという若い男の首と、毒に当たって死にかけ小烏神社に担ぎ込まれた泰山の幼馴染千吉の苦悩とが物語の主軸、そして最後に竜晴が説く“言霊”に大事な意味があり、表題にもなっている“弟切草”に纏わるエピソードも…。
やれ、最初に『猫じゃらし』を読んじゃったからなぁ、改めてシリーズ1作目から読んで楽しむことにしましたが…、それはつまり…、遠からず“…ぽかん

