アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

ポワント

2009-07-26 11:04:29 | Weblog
昨日土曜日のアンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、バー・レッスンの途中で《アダージョ》の代わりにストレッチをしました。
皆さんもどこかで見たことがあるかしら…、足を持って前や横に挙げる動き。
バレエの場合はちゃんと守らなければならないそれぞれのポジシオンがあります。
いまのところ、それほど高いポジシオンまで脚を引き上げられない生徒たちのために、見本を見せながら解説を進めたわけですが…。
私の場合、横に脚を持ち上げた時には取り敢えずカカトは頭の天辺より上にあります。まぁ、当たり前といえば当たり前なんですけどね、バレエダンサーなんだし教師なんだから…
でも現役でギンギン踊ってた頃は、“横に引き上げた右脚の土踏まずを、頭の上から廻した左手で持つ”ということが普通に出来てた。
そんなこともちょっとやって見せながら、ひとつひとつポジシオンやトルソーのコントロールの仕方、重心の位置などを説明したわけですが、ジュニアのリナサエ
「それをアタシにやれっていうのぉ…
みたいな、みょうにクールな表情をしている…。その上見学していたリナママまで
「ソレって、普通の人間でも出来ることなんですかぁ
だなんて…
私の見解としましては、
「私の身体で可能なことは、人類には可能だ
なのであります。
リナサエも一番基本の高さまではそんなに時間も掛からずにクリア出来そうだから楽しみ
バー・レッスンを終えてポワントに履き替えているとき、リナがさりげな~く
「センセイって普通にバケモノだよね…
と言ったのよぉ。
うぅっ…、いまはイギリスにいる1番弟子には
『踊るサイボーグ』と呼ばれたことがあったっけね…
さて、後半は、ポワント・レッスン。
ポワント・レッスンのときは、私も生徒たちと一緒に必ずポワントを履くようにしています。
正しい立ち方や、バランスを取るための重心がどこにあるのか、立ち上がるタイミングやポワントから降りるタイミングなど言葉で説明をしますが、場合によっては実際にやって見せたほうが速いということが多々ありますからね。
いまのジュニアがまだ小さかった頃、
「私がポワントで動きながら教えていられるうちに、ポワントを履けるようになってね」
ってよく言ったものだけど、その夢は叶いました
一つ夢が叶うとまた夢を描くもので、
「一度はこの生徒たちと一緒に踊りたい」
なんてね、いまは思っています。彼女たちがもう少し背が伸びて、私の身長に追いつくか追い越すくらいになったら、同じ板の上に並んでも自然なバランスになるでしょうから、一緒に踊れるでしょうね。
出来ますことならば、10年以内に宜しくお願いします

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夢と現実 | トップ | スタイル・アップ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事