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夢と現実

2009-07-24 10:35:38 | Weblog
先日、友人と出かけたおりに、『鳩居堂』に行ってみようかということになり、銀座まで足を延ばしました。
銀座4丁目の地下鉄出口から地上に出た辺りですでに好い香り
入り口右横にディプレイされている『京団扇』などを眺めてから2階へ…。
2階は主にお香関連の品々と書道関連の品々が集められていますよね。二人でのんびり眺めてまわりました。
やっぱりスゴイなぁ、と思ったのは『端渓の硯』
なかでも『古端渓』になると、¥○○○,○○○~¥○,○○○,○○○のものまである
実用品というのが憚られるぐらい素晴らしい彫刻が施されていて、ここまでくるともう工芸品なんですね。
もちろん新物の『端渓の硯』も、なかなか立派なものです。
つぎに水注・水差しを眺めて…。
こちらは蛙、亀、鳥、果実など様々な意匠のものがあって、友人は
「水注が結構いいですよね使うことはないにしてもいろいろ集めてみたい感じ
だそうで、実は私もチラッと同じことを考えました
その次に眺めたのは
これももう、初心者の練習向けや極細字用から、どどぉ~んと特大の筆っまで、そして筆の穂先の毛も“りす”や“いたち”などもあるし、軸もシンプルな竹軸から蒔絵や七宝の装飾を施したものまで様々。
極細字用の筆でも、1本
¥○○,○○○
友人も私も異口同音に
「しえぇぇぇぇ~
そして最後にを拝見。
こちらもまた1丁¥○,○○○~¥○○○,○○○まで、大きさも施された意匠も多彩。
小学校のときの『お習字セット』以上のものは使ったことがない私にとって、
『古端渓の硯』『いたちの毛に蒔絵軸の筆』『1丁¥○○○,○○○の墨』は興味の的
「いったいどんな字が書けるんだろう
とワクワクドキドキ。
でもさ、『端渓の硯』○○の筆○○の墨を使ったとして、それでも
「その字かっ
って叱られそう。
そう…“弘法は筆を選ばず”…これが正しいな、きっと。
弘法大師ならたとえ『お習字セット』を使おうとも、墨痕麗しき文字をお書き遊ばすことでせう…。
私の場合、『端渓の硯』を使ってみたい、○○の筆をもってみたい、○○の墨を使ってみたい、と無謀な夢を見る前にまず
『習字』
をしなければなるまい…


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