■ シートのセッティングを変えてみた ■
週間天気予報では土日は雨の予報でしたが、
朝4時に窓の外を見ると、どうやら晴れそうです。
これは、自転車で出動するしかない!!
先々週、すっかり上り坂に玉砕したクロモリバイクでの鴨川行きですが、
今度はシートのセッティングを変えてリベンジしてみます。
シートを2cm前に出して、高さも1cm低くしてみました。
さて、結果は・・・
ウワー、ペダルがクルクル回る!!
結構、平地でもケイデンス(回転数)が楽に上がります。
35km/hくらいまで、楽に加速して行きます。
家を出る事40分位、これならイケル!!と確信した頃、
何やら後輪がゴトゴトします・・・・。
・・・パンクです・・・。
でもスペアーチューブがあるから大丈夫。
チャッチャと交換して、気を取り直して再び鴨川を目指します。
■ そうだ、坂道はタチコギだ!! ■
さて、順調に上総牛久から養老清澄ラインに入ります。
ここからは、登り下りを繰り返し、二つ程、長い坂を登ります。
新しいセッティングは坂道ではどうでしょうか・・・。
結論を言います。
シートを下げたので、ついついタチコギしてしまいます。
でも、これでイイのだ。
ビンディングペダルなんて付けてるから
シッティングでクルクル回そうと姑息な事を考えますが、
子供の頃から坂道はタチコギと相場は決まっています。
まあ、自転車用語ではダンシングなどとカッコ付けて言いますが・・・。
そういえば、前のカーボンのバイクはビンディングを付けていなかったからタチコギしてました。
その古いカーボンバイクはOLCVカーボンの
LEMONDのマイヨジュンヌでしたが、
坂道でタチコギすると、フレームが捩れてギアーが勝手にシフトしてしまいました・・・
(単に古いカンパのリアディレーラーがボロイだけかも知れませんが・・・)
でも、レイノルズ853は意外と剛性があります。
普通のクロモリバイクは平地で踏み込んでもフニャンフニャンして気持悪いのですが、
こいつは坂道で踏み込んでもガッツリとしています。
むしろ、スリックの後輪が滑る感じ・・・。
これは楽しい。
辛くなったら、シッティングでクルクル回して一休みすればいいし・・・。
そんな感じで、楽しく養老渓谷に到着。
70.8Km
2時間41分(走行時間のみ)
平均時速、26.2Km。
・・・まあまあかな。足はまだかなり余裕だし。
■ 麻綿原のアジサイには未だ早い ■
この調子なら、会所から一気に麻綿原高原を越えられそうです。
アジサイの咲き具合も気になりますし、本日のコースはこちらで決まり!!
会所の別れ道から、登りの連続で、最後は完全に山登りですが、
本日はタチコギで気合一発!!
苦しくなった時は、フロントのトリプルが威力を発揮して
どうにか足を付く事無く、麻綿原の頂上まで到達。
良く頑張った、オレ!!
ただアジサイには未だ少し早いみたいですね。
例年は7月中旬から下旬が見頃です。
その頃が、運が良ければ、ヒメハルゼミの大合唱が聞けます。
■ 土砂崩れの山道 ■
麻綿原からは「内浦山県民の森」経由で一気に300mの下りです。
ところが、先日の大雨で土砂崩れが道を塞いでいるとの表示と侵入禁止の鉄柵が・・。
まあ、行ける所まで行って、多少の土砂ならば自転車を担いで超えればイイや・・。
路面はウェットで、落ち葉や枯れ枝が散乱しているので、
充分スピードを落として下って行きます。
車が通らないので安心したのか、
途中、鹿が一頭、私に気付いて慌てて逃げて行きました。
土砂崩れは、こんな感じの所が2箇所程。
通り抜ける事は問題ありませんでしがた、
路面に土砂が散乱しているので、パンクに注意して進みます。
この林道で一番怖いのはコレ。
側溝が道を何回の横断するのですが、ほとんどの場所はグレーチングです。
スピードを落として、ブレーキングでスリップしない様にすればグレーチングは大丈夫ですが、
途中二箇所、何故かグレーチングも無い側溝が道を横切っています。
初めてここを下った時は、フルブレーキングでどうにか難を逃れましたが、
これって、何の罠なのでしょうか・・・・。
今回もうっかりハマリそうになり、
後輪を思い切りスリップさせながら、ギリギリセーフ。
■ 太平洋からの湿潤な風が育む豊な自然 ■
「内浦山県民の森」周辺は、太平洋からの湿った風の影響で湿潤です。
上の写真はモミの大木ですが、この他にスダジイの天然林が残されており、
南房総の貴重な自然が満喫出来ます。
近くを流れる渓流の水音も心地よい。
マイナスイオンを思い切りフルチャージ!!
スダジイの巨木・・・・もののけ姫の世界です。
清澄山周辺は植生が非常に豊かで「キヨスミ~」と言った、
名前に「キヨスミ」という地名を冠した植物もいくつかある程です。
湿潤なだけにシダ類の種類も豊富です。
これは外房では良く見掛けるコモチシダ。
葉の長さが1mを超える大型のシダで、
成長すると葉の周辺に「子供のシダ」が生えて来ます。
だから「子持ちシダ」。
これは一見、正月飾りのウラジロに見えますが、
裏が白くないので、カネコシダです。
■ 山に別れを告げ、海岸沿いを鴨川まで一走り ■
麻綿原から300mを一気に下ると、安房天津の町に出ます。
外房の海が眼前に広がります。
磯では「あまちゃん」達が何かを採っていました。
ここから鴨川までは海辺を進みます。
潮風を心地よく浴びながら、向かい風を浴びながら・・・・
鴨川に到着します。
海開きは7月からなのでしょう。
今は海の家の基礎を作っている所でした。
毎年、同じ部材を解体してはまた組み立る事を繰り返している様です。
107Km
4時間30分(走行時間)
23.78Km/h
まあ、下り坂を徐行で降りて来たので、こんなもんでしょう。
ちょっと足は疲れたかな。
この先の太海(ふとみ)で地魚の美味しい寿司でも食べてから
館山まで足を伸ばそうかと思いましたが、向かい風は疲れるからな・・・・。
■ 「らぐりん」は不滅です ■
一瞬、館山方面に向った後、すぐに引き返します。
やはり、前回、行きそびれた「大山千枚田」を見て、内房の保田を目指す事にします。
・・・だって、向かい風はキライなんだもん・・・。
そんなこんなで、市内を走っていて・・・発見!!
「らぐりん」は今でも鴨川で生き残っていました。
「鴨女ジャージ、入荷しました!! ピンク5千円」
やばかった、思わず財布をリュックから出してしまいましたが・・・
「誰が着るの?」と自問自答して、どうにか自制します。
■ 長狭街道で大山千枚田を目指す ■
目指す「大山千枚田」は、外房の鴨川と、内房の保田を
房総半島をほぼ横断する形で繋ぐ「長狭街道」沿いにあります。
房総半島は山の多いのですが、この街道は川沿いなので比較的登りも緩やかです。
でも、この斜度は小さいけれど、長い登りは足にきます・・・。
おまけに向い風・・・。
やっぱ館山にすれば良かったと後悔する頃、
「大山千枚田」の看板を発見。
ここからは上り坂が急ですが・・・
さすがに120Km走ってきて、この坂はキツイ。
自転車を引きながら、坂道を登って行くと、
ホトトギスやウグイスの鳴き声が、耳と心を洗うようです。
とぼとぼと10分くらい登って行くと・・・・
オオオオーー、棚田が眼前に広がります。
棚田については昨日の記事にて。
道端の草などの写真を撮りながら坂を自転車を押して登っていると、
今度が前輪がガタゴトします・・・・。
エエエーーー!! 本日2回目のパンク・・・。
もう、スペアーのチューブはありません。
仕方無く、先程パンクで外したチューブにパッチを充て交換しました・・・。
今回のパンクの原因は、ほんの小さな植物の棘・・・・、
マジかよ・・・。
■ ダラダラ登り、一気に降りる ■
棚田の自然を満喫した後は、一路、内房の保田を目指します。
ダラダラとした緩い上り坂にいい加減ウンザリした頃に、
とうとう下り坂が始まります。
長狭街道は初めて走りましたが、ここからは一気に峠道を下る様です。
自転車に乗っていて、一番楽しい下り坂!!
登りの辛さも一気に解消します。
あっと言う間に保田に到着。
ここからは、内房の海沿いの道です。
北上するので、追い風です。30Km/hのペースが復活します。
保田と浜金谷の間は、トンネルが連続して少し神経を使います。
テールのフランシャーを点等してはいますが、
後ろから車に轢かれない、ドキドキします。
浜金谷からは「鋸山」が間近に見えます。
有名な「奇岩」の山ですが、実は江戸時代の凝灰岩の採石場跡だそうです。
山頂までは、ロープウェイで楽に行けます。
■ 上総湊で、本日のサイクリングは終了 ■
海沿いの道は、上総湊で海と別れを告げます。
まだまだ脚は30Kmくらいは余裕ですが、
この先は、つまらない道が続くので、本日は上総湊から電車で帰る事に。
本日の走行距離
152Km
6時間37分(走行時間)
平均速度 23(Km/h)
登り 1443 m
下り 1460 m
まあ、このところ運動不足だから、今日の所はこれで許してやろう!!
<追記>
「アニメとコラボの「鴨川エナジー」が人気 “ご当地サイダー”定着目指す」
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130618/chb13061822270005-n1.htm
<引用開始>
前略
当初4500本を製造し、5月下旬にインターネットで50箱(1箱24本入り)限定で先行受け付けをしたところ、わずか4日間で完売。市内約20カ所の店頭販売でも飛ぶように売れ、発売開始から10日余りで、イベント用に残したものを除いてほぼ売り切れた。
予想を超える人気を受け、推進委員会などは約1万2千本の追加製造を決定した。7月中旬には出荷できる見通しという。ファンが作品の舞台を訪れる「聖地巡礼」と合わせ、同委員会は「鴨川エナジーを新たなソウルドリンクとしてPRしていきたい」と意気込んでいる。
<引用終わり>
なんと、あの「鴨川エナジー」が大人気だとか!?
確かに「あさひ屋」さんのウィンドーに告知があった様な・・・。