人力でGO

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究極のママチャリを作ろう

2014-03-04 11:53:00 | 自転車/マラソン
 
■ 自転車が一台増えてしまった ■

行き付けの中古自転車屋の店長が、「お勧めがありますよ・・・」って囁くので、「どれ?」と聞くと、FELTのシングルギアモデルが売値の半額。

実は街乗り用に、ちょっとシャレたシングルギアを探していたので、思わず飛びついたしまいました。

フェルトの多分2009年頃のディスパッチというモデルです。アルミフレーム、カーボンフォークのシングルスピードで、本来はドロップハンドル仕様でスポーティーなモデル。



前の持ち主は白いカラーホイールを履かせて、ハンドルもポジションの高いものに改造していました。サドルも赤、グリップも赤。ちょっとオサレ。

■ 街乗りのオシャレバイクを探していた ■


実は私がイイナと思っていたのはこんなバイク。


SE BIKES  14 LAGER


SE BIKES BIG RIPPER 29”

SE BIKESはアメリカのBMXを得意とするメーカー。
BMXは小型のフリースタイル(トリック)用の自転車ですが、SE BIKESは街乗りのオシャレ自転車も結構豊富なバリエーションを持っています。

上はLAGARと言うピスト風モデルですが、パーツを交換しなくても既にオシャレバイクです。

下は29インチという大き目のタイヤを履いた街乗り用のBMXで、街中の段差に強いタイプ。

ただ、BMXタイプの自転車はギアー比が小さい物が多くて、実用的ではありません。フロントギアーを大きくするとお金も掛かります。一方、ピストタイプはクロモリフレームなので、雨にあまり当てたくない・・・・。

どれも一長一短だなと思っていた所に勧められたのが冒頭のバイク。メーカーの定価は当時は10万弱(現在は8万円弱)。

■ 街乗りバイクはシングルギアで十分 ■

購入したバイクの特徴は以下の通り

1) フレームがロードバイクと同等の軽量で硬いアルミ素材
2) シングルギアー
3) 前39T、後ろ16Tのギア比はママチャリ並み
4) ハンドルがアップライトポジション

実は私は街乗りバイクはギアは不要派。スタートとストップを繰り返す街中では、ギアーチェンジは煩わしい。トップスピードも速くは無いので、結局ギアーチェンジをする事はほとんどありません。

それなら、故障の要因となるギアーなんて初めから不要。錆びるパーツも減るし、走りもキビキビとレスポンスが良くなります。さらに、パーツが減るので価格が安いのも魅力です。

何よりも見た目がシンプルでカッコイイ。

■ タイヤを太くする ■

スポーティーなシングルバイクは格好良いのですが、街乗りには不便な所が多々あります。
先ず、タイやが細いので、段差でパンクしたり、ホイールが曲がっりする可能性があります。オリジナルのタイヤが25Cでやや太めですが、これでも段差は結構キツイ。さらに元々着いているタイヤのVittoriaのZAFFEROは濡れた路面で滑るとのネットの噂。

そこでチョイスしたのがこのタイヤ。





FYXATION のSESSION TIRE というタイヤですが、どうやら700-28Cのフリーライド用らしく、耐パンク性能は完璧らしい。確かにゴムが厚く、タイヤ全体がケブラーシートで補強されています。ただ、実測寸法で幅が29mmもあり、リアーに入るかは微妙な所。

そこでとりあえず1本だけ買ってリアに入るか確認してみます。定価は7000円ですが、Y'sRoadで3500円で売られていました。

先ずリアに入れてみた所・・・・・何と、ビート(タイヤの縁のホイルに噛みこむ所)の厚さが厚過ぎて、バルブと干渉してホイールに嵌りません・・・・。(汗)辛うじてはめ込んでも、空気を入れるとビート部分が外れてしまいます。

これは3500円を無駄にしたとガッカリしながら、試しに前輪に入れてみると・・・・あれれ、どうにか嵌りました。ただ、ちょっと噛みが甘くて不安ではありますが。。。これ、ホイールの精度の問題でしょうか・・・。

■ 泥除けを付ける ■

通常、スポーツバイクには泥除けは付けません。雨の日は乗らないことが前提なので、無用の長物なのです。しかし、街乗りバイクでは泥除けは必要です。水たまりに突っ込んで、背中から跳ね上げを浴びるのは良くある事。





ただ、やはりシンプルに乗る時は外したいので、着脱できるタイプをチョイス。試しに水たまりに突っ込んでみましたが、しっかりガードしてくれました。

ついでに、リアのフランシャー(安全点滅灯)も必須ですね。車道を走る事の多いスポーツバイクでは、後ろから車に跳ねられるのが一番怖い。



当然、前照灯も必要です。

そして忘れてはならないのが、ベル。
歩道や狭い道を走る時、これが無いと、「ちょっとすみませんーーー。」て言いづづける事になります。



ペダルも色を赤にしてみました。


・・・・で、どうなったかと言えば、この通り。




・・・・何だかオレンジのタイヤが何気に下品。黒にしとけば良かった・・・・。

■ サイドスタンドと防犯登録 ■

これにサイドスタンドと防犯登録シールを付けて完成。

合計で5万5千円くらい掛かりました・・・。

これぞ究極の街乗り自転車・・・・・って、単なるママチャリじゃねえか!!

ホームセンターで7800円で売られているママチャリのコストパフォーマンスの良さに圧倒されてしまいます。

■ マイルドで軽やかな走り ■

さて肝心の乗り心地は「マイルドで軽やか」(なんか、グルメ番組みたい)

前輪のクッション性とグリップ力は特筆です。一方、後輪は滑り易いので、できれば後輪も同じタイヤを履きたい・・・・。

フレームが軽量ながら強度は純分なので漕ぎ出しが軽く、坂道もスイスイと登ります。39T-16Tのギアー比は、スピードがあまり出せない街乗りではむしろ使い易い。上り坂が多い所ではベストなチョイスかも知れません。

30Km程、軽く流してみましたが、疲れは皆無。

完璧な街乗りバイクですが、実はこれ、息子への就職プレゼント。
自転車通勤をするので、気の利いた街乗りをプレゼントしようと思ったら、結構奮発しちゃいました。自分用にしたい位い・・・。

7800円のママチャリをプレゼントしていたら、自分のロードのホイールをカンパニョーロのZONDAに出来てましたね・・・。まあ、息子が大事にしてくれれば良しとします。



・・・こいつで鴨川に行きたいな・・・。