今期は何故かアニソンが宝作です。
■ セリフの後のサビの展開が身震いする程好き ■
先ずは『凪のあすから』の2期のOP。
途中で挿入されるセリフがグッと来ます。
第二期になってヒロインに昇格した美海(みうな)ちゃんの伝えられない思い・・・。
歌にセリフが入るのは昔の演歌などにはありましたが、
アニソンでは珍しいのでは?
セリフの後にサビがドーンと出てきます。
サビ始まりの「出オチ」みたいな曲が多い中にあって展開が素晴らしいと感心する事しきり。
■ 日本語オーバーダブの酩酊感 ■
続いては『ゴールデンタイム』の2期OP。
オーバーダビングを駆使したエンヤ的な手法ですが、日本語でやると新鮮。歌詞がほとんど聞き取れませんが、きっとイギリス人がエンヤを聴くと同じ様な気持ち悪さを味わうのかも・・・。
■ 「ニコ動系」と名付けたい ■
『中二病でも恋がしたい 戀』のOP
目まぐるしく転調を繰り返していますね。
コードも複雑です。
http://ja.chordwiki.org/wiki/VOICE%EF%BC%88ZAQ%EF%BC%89
セブンスコードだらけだ・・・。
メロディーの展開も意表を突いて来ます。
「ZAQ」という女性シンガーが作詞作曲編曲まで手掛けている様です。
ニコ動で作品を発表して人気が出た方の様ですが、
転調が多くてトリッキーな曲がニコ動では受ける様です。
ヒャダイン(前山田健一)も同じ傾向ですね。
「ニコ動系」と個人的に命名します。
それにしてもこのOPの作画・・・京アニ恐るべし。
■ 自転車好きの感性を刺激するOP ■
『弱虫ペダル』の2期OP
Bump of chiken のコピーバンドは数多ありますが、結構これは良いカモ。
OPの作画がアイデア盛りだくさん。
自転車ファンはカンパのクランクだけでグっと来ます。
結構ハマッテます。
■ カシオペアの神保彰の名人芸が楽しめる ■
今期最強の10分アニメ 『となりの関くん』
オープニングから本編まで、ほとんど花澤さん一人でこなしています。
しかし今期の花澤さんって、一体何本のアニメに出演しているんですかね・・・。
超売れっ子ですね。
ところでEDではカシオペアの神保彰(Ds)が名人芸を披露しています。
■ ヒーロー物の王道 ■
こちらは王道ヒーロー物のツボをしっかり押さえている『サムライフラメンコ』の2期OP
ヒーロ物で育った私などはタマリマセン。
さらにEDもキラーチューン。
1期のEDも良かったですけど、2期は名曲。
■ 熱いぜ、熱すぎるぜ!! ■
さあ、テンションが上がって来た所で『キルラキル』の2期OP。
熱い、熱すぎるぜ!!
もう、テンション上がりまくり。
出来る事ならショコタンに歌って欲しかった・・・。
■ 渡辺信一郎らしいエッジの効いた一撃 ■
そして、今期のアニメソングで忘れてはいけないのが・・・『スペース☆ダンディー』
「和製プリンス」なんて今となっては恥ずかしいキャッチでデビューした岡村靖幸。
懐かしいですね。
渡辺信一郎と音楽は切っても切れない関係。『カウボーイビバップ』を彷彿とさせる作品ですが、残念ながら1話しか見てません。今度、ゆっきりと全話見ようと思ってます。
■ オタクアニメの定型フォーマットを逆用する ■
最後は『のうりん』のOP
もう王道オタクアニソンですね。
本来こういう曲は好きでは無いのですが、『のうりん』という作品はオタクアニメの定型フォーマットをあえて使う事で、シリアスなドラマ部分を際立たせるといった演出手法を用いています。
だからこのオープニングも、曲調と画面のギャップがもの凄い。そういう違和感が潜在意識に作用する事を計算して作られているのでしょうか・・。
アニソンというと世間ではバカにされがちですが、良く聞くと実に奥深いものがあります。
直ぐに動画が削除されてしまうでしょうから、賞味期限は1日程度のブログ記事です。