人力でGO

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軽さは正義・・・軽量ホイールの威力

2014-03-17 10:56:00 | 自転車/マラソン
 

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■ 反省ライド ■





昨日のエントリーからの続きです。

家内から大目玉を食らったホイール交換。
そんなこんなで本日は反省の日。
罰ゲームは・・・「バーチャル・シングルバイク」にしよう。
フロント52T リア15Tから絶対にギアーを変えずに1日走り通すと心に誓います。
当然、お供はホイールを交換したLemod 2号君。

良く自転車乗りはトレーニングと称してアウター・トップ縛りなどというマゾ行為をします。フロントのギアーをアウター固定。リアーのギアーは一番歯数の少ないトップするとギアーは一番重い状態になります。

ノーマルクランクのフロント52Tや53Tだとギアが重すぎてさすがに斜度のきつい上り坂は登れませんが、現在主流の48Tのコンパクトクランクならば48T-12Tのギアー比は4。これなら坂を登れなくはありません。(少し斜度がきつくなると・・・)

私のLemon2号君はノーマルクランクなのでフロントは52Tです。リアーを15Tにすればギアー比は3.466となります。コンパクトクランクのアウター・トップとまでは行きませんが、これなら房総の山道くらいなら登れそうです。

そんなこんなで、「反省ライド」のスタートです。(どこが反省なんだか・・)

■ 軽くて粘るカンパニョーロのZONDA ■

以前のホイールはRalfのVector Compというホイールでした。前後で2Kgを越える思いエアロホイールでしたが、スポークの本数が少ないのにホイールの強度はムチャクチャ高くて、ガンガンダンシングしてもビクともしないし、道路の段差に高速で乗り上げてもクワァンって感じでホイールが曲がる様な事はありませんでした。しかも高速域ではホイールが勝手にに転がって行く感じで、自転車をホイールが引っ張る感じで加速します。一方、2Kgを越える重量は坂道と向かい風では地獄でした。まさに鉄下駄状態。

今度購入したカンパニョーロのZONDAはミドルクラスのホールとしては定評があります。そこそこ良く回って、エアロ効果も適度に有ります。そして、何よりも後輪のG3と呼ばれる独特のスポーク組は、剛性としなやかさ両立させると言われています。

さて、ZONDAの乗り心地はと言うと、「軽くて粘る」。

さすがに2Kg越のホイールから1500g代に軽量化した効果は大きく、とにかく漕ぎ出しが軽い。そして、高速域にはバンと加速するのでは無く粘りながら加速して行きます。そして、高速域も粘りながらキープする感じ。脚がクルクル回ると言うよりも、粘って回転が持続する感じ。(ギアー比が高い状態ですが)

ただ、剛性感は程ほどと言った所でしょうか。(前のホイールが頑丈過ぎた為ですが)

それと横風を受けた時にフワフワします。スポークが少ないので風抜けは良いハズですが、これも前のホイールは重さで直進安定性をキープしていたので、それより軽くなった分だけ走りが腰高になった感じがします。

いずれにしても、なめらかな加速と高速維持のせいか、平地の巡航では自転車を漕いでいるという意識がしません。原チャリの様な動力付のバイクにでも乗っている錯覚すら覚えます。

■ 上り坂では「軽さは正義」 ■

特に変わったのが上り坂。

Lemond2号君はクロモリなので上り坂は苦手とばかり思っていましたが、ZONDAだとグイグイ登って行きます。緩やかな登り坂は、坂道である事すら分かりません。

養老清澄ラインはそこそこのアップダウンがあるのですが、少し傾斜のきつい上り坂も52t-15tでダンシングすれば登れてしまいます。(ただ、ハンドル周りは結構ギシギシ言って怖いかも。ハンドルがボルト2点止めだと不安・・・)

ところで本日はホイールを交換した時に、磁石をセットするのをすっかり忘れてしまい、サイクルメーターは作動しません。だからいったいどの位スピードが出ているのか全然分かりません。

ただ、7:30に浦安を出て、養老渓谷には10:18に到着したので、今までの最速記録かも知れません。

■ もう少し上り坂を試してみる ■

バーチャル・シングル走行なのでモモの前川の筋肉は既にピクピクし始めていますが、疲労感はあまりありません。もう少し坂と格闘できそうな印象です。

そこで、養老渓谷温泉方面に下り、亀山湖に抜けるコースを選びます。途中、長い坂道が頑張り所。

さすがに52T-15は重い。途中、ちょっと足つきしましたが、どうにか坂道をクリアーします。



景色を楽しむ余裕もあります。
今年は春先が寒かったので、養老渓谷周辺では梅がまだ咲いています。

■ 久留里で特産の蕎麦を食べる ■

亀山湖から久留里までは下り基調。快調に走って久留里に到着。



久留里は古くからの城下町ですが、湧水の町としても有名です。平成の名水100撰にも選ばれ、街のあちこちで湧水を汲む事が出来ます。



そして美味しい名水で茹で上げた蕎麦も有名みたいです。
食べログのトップで紹介されている「藤美」というお店を探してみます。



駅のすぐ近くのお店は、エ?!っという外観。
なんか、普通の民家の様な・・・観光地の団子やの様な・・・。



らんちーコース900円を注文すると、待つこと30分では込まれてきたのは、せいろ、野菜の天ぷら、おむすび2個、味噌汁というボリューム満点な内要。



粗挽きの蕎麦を少し太目に打っています。長さは粗挽きなのでプチプチ切れてしまうとかで短め。

やぶ蕎麦みたいな江戸前のゴワゴワな針金の様な蕎麦とは違い、なめらかでのど越しと香りが楽しめる美味しい蕎麦です。これで900円は安い。ちょっと女性にはボリュームが多すぎですが、自転車乗りには嬉しい量です。

■ 南風に乗って ■

ちょうど1時に久留里を出発します。気温はぐんぐん上昇して、走っていると汗ばみます。



コブシの花も後少しで咲きそうです。房総の春はすぐそこです。

久留里街道を千葉に向かいますが、何と本日は南風が強い。いえ、強風と言った方がいいかも。千葉までは北上するコースなので、南風に乗った時には進む進む。

姉ヶ崎からは国道16号に出ますが、こちらむ基本は追い風。

このペースで行くと、160Kmを8時間で走るセンチュリーライドが達成出来てしまいます。

ところが、曽我陸橋をダンシングで登っていたら・・・パンクです。
陸橋の路肩は、結構ガラス片やタイヤのホイールカバーなんて物まで落ちています。トラックの脇を通るので、路肩側に寄らざるを得ないのですが・・・陸橋は迂回するべきでした。

結局、市原のスポーツセンターでパンク修理をして再出発です。

足はまだ十分に残っていますが、船橋の当たりで8時間15分。センチュリーライドは断念です。パンクついでに「ららぽーと」のセオサイクルでチューブを買って行きます。

ここから浦安までは、のんびり歩道を走って本日の「反省ライド」は終了。

167Km、バーチャル・シングルバイクは達成です。

まだ、脚は全然残っています。
いやーーー、軽いホイールってイイですね。


ところで、ギアーを変えないでも房総の山道もOKという事は、ギアーって要らないじゃね?

元々、ロードバイクを購入した当初は、ロードバイクってアウター・トップが基本だと勘違いしていた私なので、多少重いギアーは苦になりません。52T-17T位のギアー比ならば、トップスピードを犠牲にすれば登りはもっと楽になるはず・・・・。

それにクロモリでこれだけ登れれば、ヒルクライムでも挑戦しない限りはカーボンの必要性も感じません。先日、息子のアルミ軽量バイクに乗って感じたのですが、私は粘りの無いフレームは苦手みたいです。きっと最新のカーボンの剛性の高いバイクはクルクル回すペダリングには良いのでしょうが、ガッツリ漕ぎたい私などには向かないのでは?


そんなこんなで、新しいカーボンバイクが欲しいなという煩悩が、ホイール交換で一気に消し飛びました。アルテグラ6800に交換したいな・・と思っていましたが、ギアーを使わないなら無用の長物です。

そもそもフロントトリプルの現在の9速アルテグラで登れない坂はありませんし、ホイールが軽くなったので、3枚目のフロントギアーは余程の事が無い限り使う事は無いでしょう。

そんなこんなで、煩悩が一つも二つも減りましたが、ただ、シングルの固定ギアが1台欲しくなりました・・・結局、物欲と煩悩は消える事が無い様です。

円安で輸入物価は確実に上昇・・・自転車パーツが一斉に値上がり

2014-03-17 01:46:00 | 自転車/マラソン

■ ブレーキが貼り付く!? ■

息子からSOSが・・・
「前輪の空気が抜けちゃうんだけど!!」

息子用の自転車の前輪には、街乗り用として無理やり28Cの太いタイヤを履かせています。それもMBX用の肉厚タイヤ。タイヤをリムに装着する時、チューブのバルブの根本とタイヤのビート部分が干渉してギリギリ押し込んだ状態でした。もしかすると、ビートがチューブを噛みこんでいるのかも知れません。

何れにしても、ペイントのリムにブレーキのゴムが転写してブレーキが直ぐにロックする状態だったので、とても危険な感じがしていました。

そこで、私のLemond2号君の前輪ホイールを外して息子のアパートに持って行きました。Vector COMP と言う古いホイールですが、赤色のエアロホイールはピスト風バイクにはお似合いのハズ。

息子のアパートでタイヤを交換すると・・・こちらは割とスンナリ太いタイヤがハマりました。リムの幅が微妙に違うのでしょう。

さて、早速近所を試走してブレーキの効きをテストしたら・・・何と、ペイントホイールのままの後輪にブレーキシューが貼り付いてしまいました。結構な力でブレーキアーチを広げるとパッコンって感じで剥がれます。

これ、走行中に後輪が完全ロック状態になるので結構コワイです。後輪がズル!!と滑ります。アクロバットで言うところの「スッキッド」状態なのですが、タイヤは擦り減るし、下り坂なら転倒して怪我をします。もし同じ事が前輪で起きたら・・・完全に後輪が持ち上がって頭から地面に落ちます。

どちらかと言うと前輪が危険なので、私のホイールはしばらく息子に貸す事にします。

■ シングル用のホイールを買うはずが・・・ ■

替えのシングル自転車用のホイールを探しに新宿のYsRoadに寄ってみましたが、シングル用の安いホイールは売っていません。と言うか、シングル用は2種類しか売れていません。そこで、上野店に行ってみます。しかし、こちらもロード用オンリー。

店員さんに「ペイントホイールにブレーキシューが溶けて貼り付くんだけど・・」と質問すると、どの店員さんも、「それは地道に乗ってペイントが削れて無くなるのを待つしかありませんね」と答えます。

当分の間、私のホイールは息子に貸すしか無い。

私の前輪が無いと言う事は、買うしか無い。

消費税も4月で3%上がるし、買うなら今しか無い。


見事な3段論法が成立したら、人間の購買行動は止める事は出来ません。こうして、私のLemon 2号君のホイールが新しくなったのです。

■ カミサンに叱られた・・・ ■

自転車のホイールを交換しても、家内や娘には分からないでしょう・・・ところが、大荷物を持って帰宅した所をしっかり娘に見つかってしまいました。「お父さん、それ何?:」

結局、家内には正直に事の経緯を自己申告しました。

「それで、幾らしたの?」
「5万・・・くらい・・・・」
「あんたバカ?息子の自転車より高いじゃないのーーー!!」
「でもね、円安でどんどん値上がりしてるんだよ。シマノだって4月から値上げだし、消費税もばかにならないし・・」
「買わなければ消費税なんて関係無いじゃない!!」

当然、予測された展開となりました。

しかし、円安と消費税でダブルパンチです。円安による輸入物価の上昇は、生活必需品では価格転嫁が進んでいませんが、贅沢品では確実に2割程度の値上がりが発生しています。シマノ製品も多くは中国工場で作られているので輸入品です。

憎むべきは、アベノミクスです!!