goo blog サービス終了のお知らせ 

人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

房総ライド180Km・・・・ゆっくり走ろう

2014-12-09 02:50:00 | 自転車/マラソン
 


■ 待ち望んだ寒い季節 ■

土曜日から急激に気温が下がりましたね。
この時期、自転車乗りには辛い季節です。すれ違うスポーツバイクもめっきり減ります。

しかしながら私はこの寒さを待っていました。
理由はこんなのを買ってしまったから。





オーストラリアのスポーツウェアー会社の2XU(ツー・クロス・ユーと読みます)の「サブゼロ・サイクルジャケット」と「サブゼロ・ビブパンツ」。

実は冬用ウエアーを持っていなかった私はジョギングウエアーを流用していました。最新のジョギングウエアーはサイクルウェアーに劣らない保温性や防風性、透湿性、伸縮性を持っているので重ね着で温度調節すれば問題無く自転車ウェアーに流用出来ます。

ただ、背中にポケットが無い事だけが不便でした。以前はリュックサックやウェストポーチを使用していたのですが、長距離を走るとどうしても煩わしい・・・。そこで思い切って冬用のウェアーを購入する事にしました。

最近のウェアーの流行はレイヤード。アンダー、ジャージ、ジャケット、ウィンドブレイカーの組み合わせで気温に合わせるのが主流。ただ、実際にジョギングウェアーをレイヤード使用していた私からすると、体温に合わせてその都度着たり脱いだりするのはかなり面倒です。

そこで、一番寒い季節でもインナーとジャケットだけで済むサブゼロ(ゼロ度以下対応)のウエアーを購入してみました。暑さはある程度耐えられますが、寒さは耐えられ無い・・・そう考えたからです。

ところが、10度を超える気温では、サブゼロ対応のウェアーは暑くて耐えられません。もう中から汗でグッチョリ・・・。アンダーウエアーをドライフィットの半袖シャツ1枚でも、日中はフロントのジッパーをほぼ全開状態でもまだ暑い。

そんなこんなで待ってました、10度以下の気温。

土曜日は最低気温が2℃。最高気温が8℃。チョー寒かったのですが、サブゼロジャケットは快適そのもの。ダウンヒルの時と、早朝と夕方だけウィンドブレーカーを着れば、後はジャケットと長そでのドライフィットのTシャツだけでOK。

ウィンドブレイカの下がかさ張るので、下はビブタイツの上に終日ウインドブレーカーを重ね着していましたが、こちらは厳寒期はクラフト辺りの暖かなインナーを着用した方が風の抵抗が少なさそうです。


■ 手足が寒い ■

2XUのサブゼロは、ネオプレーンと言う特殊は風防素材を前面に使用しています。ネオプレーンはスキューバーダイビングのウェアーにも使われる素材で、微小の孔が空いたゴム素材で、耐水・耐風でありながある程度の透湿性を確保しています。ゴアテックスと違うのは、ゴムなので伸縮性に優れている事。体にピッタリフィットさせる事が出来ます。

ただ、実際に冬場のサイクリングで寒いのは手足。5℃を切る気温では、冬用のグローブでも指先の感覚が無くなりますし、足なんて凍えて痛い。本気で凍傷の心配をしてしまう状態になります。

冬場のサイクリングでは、シューズの上にネオプレーン製のシューズカバーを着用して寒さを防ぐのが一般的ですが、これを付けると歩き回るのが面倒です。特に私はMTB用のSPDシューズを履いて、自転車を担いで山を越える事もあるので、シューズの上から着用するカバーは不便です。

そこで、こんなものを試してみます。



ホームセンターで900円で売られていたネオプレーン製の靴下。ちょっと厚みがあるのでシューズがキツクなるのが難点ですが、MTB用シューズは巾に余裕があるのでどうにか内側に着用出来ます。むしろ靴の中で足が遊ばないので、ペダリングがしっかりとします。

オマケにこんな物も試してみます。



ホームセンターで1500円で売られていた防寒手袋。ネオプレーンとシンサレートが使われています。内側はフリースでかなり暖かです。

さて、気温2℃にこれで耐えられるでしょうか・・・・。

結果はアウト!!

先ず、グローブは厚過ぎてギアーやブレーキの操作がやり難い。さらに、クッションがありすぎて路面の状況がハンドルから伝わり難い・・・。そして、さらには内側から汗でびしょびしょになります。・・・そして暖かく無い・・・。時速30Kmを越えるスピードで
走ると、熱は空気に奪い去られます。ちょっとやそっとの耐寒性能では無いに等しい様です。結局、指先の感覚が無くなりました。ただ、自転車用の冬用グローブよりは暖かです。

問題はやはりハンドル周りの操作性です。滑り易い事もあって、神経を使うので楽しく走る事が出来ませんし危険です。結局気温が上がってからは普通の自転車用の冬用グローブを着用。・・・ところが今度は、外したグローブがかさ張ります。ポケットから思い切り飛び出して空気の抵抗になりますし、何度かポケットから転がり落ちました。

ホームセンターの耐寒グローブは、夜中の外現場の立ち会い作業用に格下げです。


一方、ネオプレーンソックスは・・・・こちらも効果は薄い・・。
血行が阻害されるので、それで足が冷えてしまう感じがします。ただ、足が千切れる様な痛さになる事は無く、単に凍えて感覚が無くなるだけ・・・。

これに関しては、シューズの外側に着用するカバーも同程度の保温力だと思われます。多分、両方着用すれば暖かいのかも。靴底から冷えて来る感じがするので、靴底をカバーできない一般的なシューズカバーではあまり改善しないかも知れません。

実はこのシューズの耐寒性が完璧の様です。



冬の平均気温が-10℃というミネアポリスにある45NORTHという会社のサイクルシューズですが、雪の中の自転車遊び用に開発された完全防寒シューズ。2万7千円位いするので、気軽に購入出来ませんが、シューカバーとシューズが一体になっていて、シューズの内側もアルミの熱反射素材と保温素材で完璧らしいです。ネットショップでは在庫切れが続出なので、現在人気急上昇中かと。(世界的に人気の様です)

・・・本当に自転車というのは、次から次へと物欲を生む魔物です・・・。

■ 10時間で180Kmをだらだら走る ■

本日はウェアーの耐寒性能テストを兼ねているので、朝6時30分に家を出ました。ヒルクライムでの暑さと、ダウンヒルでの寒さもチェックしたかったので、とりあえず鹿野山を目指します。

出来れば日没まで200Km走りたいので、ペースは抑え目で、常代の交差点には27Km/AVで到着。ここで、使い難い耐寒グローブを外します。



本日は長丁場なので、登りは8分ペース。それでもいつもより足を残していたので、龍宝寺ルートを鹿野山バス停まで登って21分でした。記録を1分短縮。バス停をノンストップで通過して九十九谷展望台で小休止。

ところで、ウェアーの調子はどうかと言うと、ジッパーを少し開ければ暑すぎる事はありあませんでした。汗にはなりましたが。ダウンヒルはさすがに寒いので、ウィンドブレーカーを着用します。

秋元の郵便局からルートをどう取るか迷いましたが、先週と真逆のコースを取る事に。長狭街道手前の君鴨トンネルまではダラダラと登り基調ですが、本日は足が調子良く回ります。長狭街道から鴨川までは下り基調なので35Km/hオーバーで軽快に飛ばします。



鴨川へは12時丁度に到着。110Km、AV25.7Km。

■ サイクルコンピューターの電池が寒さで死んだ・・・ ■

鴨川からは海沿いを北上して、安房小湊先のトンネルを抜けたら、養老渓谷方面に山登り開始。これも先週と真逆のルート。

岩高山は海からいきなり200mのヒルクライム。途中、つづら折れが続きますが、斜度は10%越の連続。ここを足付き無しで乗り切れば、のどかな田園風景を堪能して養老渓谷まで楽しいサイクリング。

ところが・・・・サイクルコンピューターの速度表示がゼロから動かない・・・。故障でしょうか・・・。いえいえ、これ、ボタン電池が寒さで電圧低下を起したのですね。多分、フロントフォークに付けている送信側の電波が低下しているものと思われます。

以前にもあったので、冬のサイクリング時には、有線タイプの安いサイコンの方が確実かも知れません。



そんなアクシデントでモタツイテ、養老渓谷には14時30分に到着。距離は後でルートラボで調べたら150Km。家を出発してから8時間が経過しています。後10Km走っていたらセンチュリーライド達成でしたが・・・山ばかり登っていたので、さすがに無理でした。

養老渓谷からは通い慣れた養老清澄ラインから大多喜街道を通って八幡宿の駅に出ます。時刻は16時30分。184km走りました。獲得標高は1648m。結構登りました。
サイコンが止ってしまったので、AVは不明です。

200Kmを目指しましたが、日没後の国道は避けたいので、本日はここで終了。きっかり10時間のサイクリングでした。

そうそう、何故か夕方から足の感覚が戻って来ました。ちょっと靴の防寒は再検討ですね。ウェアーは厳寒期に関しては100点です。これで、今年も「箱根駅伝の前を走る」にチャレンジしたいと思います。