『マリー・アントワネット』が結構ツボにハマった水曜日のカンパネラですが、他の曲はあまりピンときませんでした。
でも『桃太郎』には爆笑してしまいまいした。
これ、今30代半ばの方達にはタマラナイかも知れませんね。
ミスマッチのベストマッチを追及する水曜日のカンパネラ。
ちょっとステージパフォーマンスが・・・・と思っていましたが、だんだんと話題になっていますね。
レコード大賞なんて誰が取ったかも分からない時代、個人の価値観がこれだけ細分化されてしまうと、ポップソングの歌詞が万人の心に届く事は不可能です。水曜日のカンパネラを始めとした最近の面白いグループは、歌詞に貼り付いて来る、使い古されたイメージをどう剥ぎ取るかに苦心しているのではないでしょうか。「無意味な歌詞」がその答えだとは思いませんが、「語感」の追求も一つの方法ではあるのでしょう。
それにしてもスマートなサウンドにこの歌詞、このノリ・・・。ネタソングと分かりながらもついつい見てしまいます。
ちなみに、『マリー・アントワネット』のPVは秀逸です。
歌詞の意味を消しながらも、日本語の深淵を覗こうとする人達もかつては存在していた訳で、Phew(「アントン・サリー」のボーカル)などはその筆頭でしょう。
アントン・フィアー(Anton Fire(Dr))とのプロジェクト「Dream Speed」の曲がYoutubeにアップされていたので参考までに。
この時代のアントン・フィアーはロックを「結晶化させる」事にトライしていた様に感じます。背筋の凍り付く様なサウンドです。