ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

バブルを振り返るクアトロの父

2011年08月09日 | ワインの話

Photo 1980年代、バブルに乗ってボージョレ・ヌーヴォーは、一大ブームだった。
ボージョレ・ヌーヴォーは、バブルを象徴するものだったかもしれない。
クアトロの父などもこのボージョレ・ヌーヴォーには踊らされたものだ。
どこよりも早く飲むために、11月15日ボージョレ・ヌーヴォー解禁日の深夜にお客様が集まる。
成田へボージョレ・ヌーヴォーを受け取りに行くスタッフ。
「今、成田でボージョレ・ヌーヴォーを受け取りました、これから柏へ車を走らせます」
まだ、携帯電話も無い時代、公衆電話からテレカを使って連絡が入る。
夜中の一時頃に柏に到着したボージョレ・ヌーヴォーで夜中のパーティが始まる。
その後、ボージョレ・ヌーヴォーのブームは加熱し過ぎて、解禁日は第3木曜に変更になり、解禁日前にすでにボージョレ・ヌーヴォーは酒屋さんに届くようになる。
バブルも弾けると、ボージョレ・ヌーヴォーも低価格を競うものと高品質を競うものに分かれていく。
このボージョレ・ヌーヴォーのブームに何とか便乗しようとしたのが、イタリアの新酒ノヴェッロだ。
ボージョレ・ヌーヴォーが解禁になる一月前から販売する。
そのワインの造り方にルールは無い。
造り手や産地によって善し悪しの差は大きかった。
そのイタリアのノヴェッロの傾向は今でも変わらないようだ。
その中で出会ったフェルネーゼのノヴェッロはとても秀逸だ。
競って飲む必要を感じないしっかりとした味わいだ。
新酒でもこれだけのものを作れるかと思うと、時代は変わったのだなと思うクアトロの父。
このフェルネーゼ・ノヴェッロ2010もクアトロでどこよりも遅く解禁。
酸っぱいブドウジュースだったバブル時代のボージョレ・ヌーヴォーやノヴェッロも今では良い思い出。
クアトロでどこよりも遅くにヌーヴォーやノヴェッロを飲みながら、バブルの時代を振り返ってみよう。
バブルを知らない人は、ワインの美味しさを素直に堪能しよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする