ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

殺し屋はクアトロにいる?

2013年06月19日 | 映画の話

Photo  1967年鈴木清順監督の問題作「殺しの烙印」を観た。
映画通をきどるクアトロの父だが、この作品は見落としていた。
クアトロの父には、とても面白く、お宝映画だ。

殺し屋宍戸錠は、殺し屋ランキングナンバー3。
その殺しのテクニックを見せる前半部分。
組織から抹殺されようとし、伝説の殺し屋ナンバー1との対決を見せる後半部分。
奇想天外なストーリーと映像のスタリッシュさがとても斬新な映画。
現代ならばあまり違和感もなく見られるが、67年としてはまだ時代の方がついて行けない映画だっただろうと想像できる。
制作の日活が鈴木清順監督を映画界から追放したと云う問題作である。

その主人公の殺し屋は、ご飯の炊ける匂いが大好きである。
バーで酒を飲んでいても、急にバーテンに飯を炊けと命令する。
現代ならば、殺し屋もクアトロの生パスタの茹で上げの匂いを愛することだろう。
ワインを飲みながら、急に生パスタを茹でろと銃を向けるだろうか。

コメント
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