クアトロの父が子供の頃、ずうっと子供の頃、おばあちゃんに聞かされた話。
「森を歩いていると道に迷った。いくら歩いても同じ道をぐるぐる回っているようだ。すっかりお腹も空いた。すると、切り株に湯気のたった饅頭が置いてある。むしゃぶりついて食べたその饅頭の美味しいこと。すっかり満足していつのまにか寝てしまう。朝露で目覚めると片手には、馬糞が握られている」
昔の子供がよく聞かされたタヌキに騙される話。
クアトロに入荷のチーズ“クロタン”、可愛い名前の大福のようなチーズ。
フランス・ロワール河流域で山羊乳から作られるチーズで、“クロタン”は、フランス語で小さな糞という意味だとか。
「豊四季と云う辺鄙なところにあるクアトロと云うお店を訪ねるが、なかなかお店が見つからない。隠れ家的な店とは良く云ったものだ。やっと訪ねあて、おすすめのチーズ“クロタン”を食べる。そのチーズと馬面の店員が合わせたワインの美味しいこと。すっかり満足した翌日の朝・・・」
クアトロの“クロタン”とワインの美味しさは、翌朝目覚めても変わりません。
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