夏のハタはの刺身は、身の締まった白身が実に旨い。
旨みにコクがあると云うのだろうか。
その余韻が去らない内に、クアトロの父のおすすめの白ワインを飲む。
主張しすぎない酸、ハタと同様にコクのある旨み、しっかりとした余韻。
面白い、実に面白い。
真夏にいただくハタのカルパッチョとクアトロの父おすすめの白ワインは、クアトロの真夏の方程式か。
そのクアトロの父のおすすめの白ワインは、テルッツィ&ピュトー/ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノであった。
舌を噛みそうな名前だが、世界遺産に指定されている中世の都市サンジミニャーノの有名な白ワイン。
昔は観光用の普通の白ワインだったが、テルッツィ&ピュトーと云う造り手が現れ、その評価は一変する。
今では、イタリアを代表する最高格付けDOCGの白ワインである。
面白い、実に面白い。
他の魚介料理にも合わせてみたい白ワインだ。
コート・ドゥ・ローヌの赤ワインはとても濃厚、グラスの向こう側が見えない。
味わいもとても濃厚だ。
コート・ドゥ・ローヌとなると全てがこのように濃厚な赤ワインになる。
土壌と気候がもたらすもので、ブドウ自体が濃い味わいのものになるためだろうか。
ワインの性格というものは、結局のところブドウの性格が反映する。
ワイン造りはブドウ造りでその味わいのほとんどが決まるとも云えるだろう。
これは、料理でも同様。
料理の美味しさは素材選びで決まるのだろう。
今日、クアトロの父は石川ファームの畑を訪れた。
あいかわらず、石川さんの作る野菜にはパワーがある。
クアトロはその素材の力を活かした料理を提供しなくてはと改めて感じたクアトロの父だ。
作業小屋に一番近いところにあるハウスは一番大事な作物を作っている。
そのハウスには、南フランス原産のボンリッシュと云うトマトが植えられている。
ボンとは美味しいと云う意味で、リッシュは英語で云うところのリッチ、豊かなと云う意味だ。
コート・ドゥ・ローヌのブドウのようにとても味わいが濃厚なトマト。
トマトソースにすると、グルタミンのかたまりのような旨みを発揮する。
クアトロはサンマルツァーノにこのボンリッシュを加えてみた。
より濃厚な味わいのクアトロのトマトソースは、この畑から生まれる。