クアトロの大型連休がスタートした。
その初日にクアトロ夫婦は、佐原・銚子方面へのドライブ。
そのドライブの途中にしょう油工場に立ち寄る。
ここでしか食べられないと云う“ソフトクリームしょうゆ黒蜜風味ソースかけ”に挑戦。
クアトロの父は、ソフトクリームにしょうゆソースがかかったものを味わう。
むむ、これは不味い。
思わずしょうゆ顔を歪めるクアトロの父。
よく混ぜて食べてくださいと店員の忠告を無視していたことに気付いたクアトロの父は、次にスプーンでしょうゆソースとソフトクリームをよく混ぜて食べる。
すると、別々に食べた時と全然印象が変わる。
ソフトクリームと黒蜜の甘みとコクにしょう油がよく調和し、くどくない切れの良い味わいになる。
そして、ほのかにしょう油の香りが鼻を抜ける。
今までに体験をしたことのないソフトクリームの味である。
回りを見渡し、声を潜めてクアトロの父がぼそぼそとつぶやく。
「お客さん、裏張りですよ、ヒヒヒ、裏張りがありますよ」
クアトロの父は裏張りの日本酒を勧めようとしている。
その日本酒を見ると、たしかにラベルが裏返しに貼ってある。
このお酒は、規格外の不揃いな酒米を使って作ったもの。
使っている酒米は雄町である。
山田錦の父にあたる、幻の酒米と云われたもの。
その雄町を奈良の伝統ある酒蔵が昔からの製法で純米生原酒に仕上げたものだが、規格外の不揃いな酒米を使うと法律上純米酒と名乗れないらしい。
純米酒と名乗らなくても、美味しければいいだろうと云うのがこのお酒で、ちょっとすねてみせて、ラベルが裏張りになっている。
今、日本酒業界で静かなブームになっているのがこの等外米のお酒。
ワインで云えば、スーパートスカーナのように、規格に捕らわれずに良いものを作ろうと云うものだろうか。
さて、その味わいは・・・。
声を潜めてクアトロの父がまたぼそぼそとつぶやく。
「ヒヒヒ、これがですね大きな声では云えませんがね、青リンゴのように・・・」
※声を潜めてクアトロの父がまたまたぼそぼそとつぶやく。
「ヒヒヒ、13日(火)14日(水)クアトロは連休ですよ」