湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

2019/11/27日誌:夜の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ10(環八沿い→田園調布警察署→雪が谷大塚→調布弁天湯(御嶽山駅))

2019年11月27日 | 東京温泉
身体から硫黄の匂いが抜けない。体臭だと思われると困るので、今日も速歩で東京温泉に向かう。太田区はまだ探すと温泉銭湯出てきます。御嶽山はエキブロに昨年書いたが地方自治体のパネル展示が博物館でやってたので詳しくはそちら(近代新宗教的なものは現代まで続いてたり気を使うので興味薄)。御嶽山駅の線路沿い田園調布側手前に調布弁天湯はあります。


新奥沢駅跡を起点にしています。実際の自宅からの距離は3キロ弱ですね。しかし、「環八距離」からすると雪が谷大塚の交差点辺は序の口もいいところ。蒲田まで行くことを考えると40分で歩けてしまうのは近いので、往復します。

環八を歩くのも情緒ないので、内側の道をあるきます。そのほうが真っ直ぐで最短らしい。





ちょっとくねくね曲がりますが、最終的にまっすぐ。走れば気持ちいいだろうなあ。車や自転車が意外と多いけど。

雪が谷大塚近く、小学校手前をちょい環八側に寄ると「雪が谷大塚」があります。正確には鵜の木なので鵜の木大塚。頂きに社がある。地図では稲荷神社となっています。狐と塚は結びつけて考えられがちですが、ここは中世塚ではなく古墳とされています。規模がでかすぎる。昔は畑の中で目立ったらしい。このような古墳が散在し崖には横穴墓が分布したものの、残るのは極めて少なかったようで。







雰囲気あるのでヤカラが屯してたらいやなので、昼間をおすすめします。

やっと左手に雪が谷大塚駅(大通りのこちらの先)。右手は警察署。まだ真っ直ぐ渡っていきます。

線路を左に渡りそのまま線路沿いにいくと御嶽山駅手前左手に唐突に、ひっそりと調布弁天湯。









…いやーこれが、なかなかレトロ感(場末感?)あり、おばさんも暖かくて良かった。地域密着、そこまで有名でないぶんさほど混まないよう。見た目より作りが大きくて広い。脱衣場の広さや雰囲気はナイスとしか言いようがない。ソファで寛いでしまいそう。銭湯代を払い靴箱の鍵を渡すと、番号を問われる。脱衣場のロッカーの位置のことなのでした。でもロッカーの配置図はない。空いてたのでわかりやすい番号で鍵をもらいます。風呂場に入ると、さらにレトロというか、おもしろい仕掛けに和みます。いろいろ絵が貼ってますが、宇宙船のネオンが動く装飾を飾った風呂屋なんて見たことありますか?最近のリニューアル銭湯ふうではなく、風呂場のデザインが凝ってるとこは好きですが、洗い場はスペースを広くとって数はさほど多くなく、しかしその頭上のディスプレイで感動する(しかもひとつではない)。浴槽は3ゾーンに分かれ結構広い。普通のお湯の浴槽はふたつ、つながっているが、泡を吹き出す系の仕組みのあるところに、かつては同じような仕掛けのある座湯は多かったそうですが、「湯とん」がある。私のように背中の筋肉や神経を痛めた者にはうれしい、マッサージ装置です。壁から浴槽内に金属のぽっちが4つ突き出しております。壁の呼び鈴のようなスイッチを押して、水中椅子のように座った背中を押し付けると、その圧力に対してトントントントンと物理的に押す機能が発揮される。慣れるまで押し付け方がうまくいかず、トントンしてくれないが、うまくいくと、トントントントンワシントンと言いたくなるでしょう。時間がなくあまりやれなかった。温泉浴槽はゆったり使うなら2、3人ですが詰めて入るならそれなりの人数が入れそうな広さ。黒湯ではあるのですが、薄い黒湯というより黄色っぽい褐色透明で、無味無臭です。ぬめりもありません。メタケイ酸(東京温泉では多く保湿成分として知られる美肌系)のみ、温泉成分として認められているようです。療養泉に認定されるほど成分が濃いわけではないですが、そもそも東京温泉は弄ってないとわりとそんな感じ。色が面白いなあと遊んでました。感触は横のお湯の風呂と正直、変わらなかったですが、けっこう熱く熱しているので繊細な感覚のある人なら違いがわかるかもしれません。湯冷めしそうなかんじの湯でもありますが、親切な注意書きなど見て適切に入れる。サウナ100円安いですね。シャワーブースふたつありますが、源泉(17度、黒湯はほとんどのとこがこのあたりの温度)かけ流しのシャワーもおのおのお湯のシャワーとともに設置されてます。湯冷めしないよう頭に浴びておきました。想像以上に冷たく感じるので浴びすぎ注意!感じのいい、清潔な温泉でした。庭もあるそう。ちゃっと休みが多いかな、でも、この温泉は変な「客媚び」がなく古くからの独自路線を歩き、地元のお客さんに愛されている。子連れでうるさい親ではなく、子供が一人で静かに入りに来ているのとか懐かしい。素直に良かったですよ。この不思議な湯は夏のほうがサッパリして向くのかもしれない。足取り軽やかに帰れました。2キロくらい歩けば行けるそこのあなた、一回入ってみるよし。

硫黄の匂いは消えました。もう、おなら大臣とは呼ばせない。


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