湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

たまの温泉銭湯〜RAKU SPA鶴見(人工硫化物泉、人工炭酸泉、シルク湯、薬湯、多種岩盤浴)

2021年06月15日 | 東京温泉
人気の施設ですね。広大な建物の外見は圧倒されますが、入浴施設は露天含め他のチェーン系スーパー銭湯と比べ広大でもなく、岩盤浴・休憩階及び食堂などの共用部がものすごく広いのが特徴的です。鶴見のスパ(スーパー銭湯)ということになるのでしょうが、鶴見川沿いの大型商業施設に接した良い立地なものの、徒歩の最寄り駅は尻手です。車の多く通る1.3キロを歩くよりは無料送迎バスを使ったほうがいいです。川崎、鶴見、武蔵小杉駅のそれぞれ、一時間一本くらいなのでしっかり調べていくといいです。

やや高めかな、という外税料金ですが館内着とタオル大小が基本セットです。さらに岩盤浴の説明をされます、岩盤浴も基本セットです。正直サウナより岩盤浴目当てなのかな、という人のほうが多い。サウナは浴室に中くらいのがしっかりありますが、物凄く熱くてトビラに触っただけで火傷しそうでした。自動ロウリュまで待てなかった。好きな人は好きなんだろう。水風呂は人工炭酸泉です。表示温度より冷たく感じました。かけ水は別にあり。

サウナ嫌いなのにこの短時間の高温で整わざるを得ませんでしたが、他の湯も熱すぎはしませんが、常時ぬる湯はなく、夏だけは人工炭酸泉はぬる湯にしますと書いてありますが、他のスパよりもしっかり温度がある感じがします。それゆえか湯に入るより椅子で身体を冷ます人が多い。昼間の露天は確かに川風が気持ちいいんですが、屋根や目隠しのため空がそこまで見えないのでちょっと飽きました。

かなり色々詰め込んでいる施設で、露天の端には長円形の陶器の一人風呂桶が並んでおり、その上に2つ壁掛けテレビがあります。テレビの音は小さく画面も昼は見えませんので邪魔ではないです。陶器の風呂桶はそれぞれ設定温度が違うのがポイントで、選んで入れます。個人的には壺湯の類は尻からハマり足を出すのが落ち着くので、足もつかれる大きさだと自宅風呂と変わらないなあというのはありました。桶の外にも湯がたまる構造で、端っこがそのまま足湯ゾーンとなっています。逆サイドに寝湯や座り湯がありますが、ちょっと湯が深いかな。正面に大きな舟盛りのような飾りがあって、その船の中がシルク湯です。広いのでゆったりしますが、シルク自体はあまり濃くはないようです。何と言ってもこのスパの大きなポイントは人工硫化物泉(弱酸性)です。露天の手前大部分を占める岩風呂ですが、白濁し硫黄臭を漂わせています。銭湯で「草津の湯」という薬湯に出くわすことがあり、あれはようは湯の花だと思うのですが、こちらはただ溶かしただけでは無いらしく硫化物泉の再現度か素晴らしいです。温泉はやはりこれだよ!あがっても肌から硫黄臭がするのはいいですね。首都圏で都心から1時間内の範囲で、硫黄臭まで伴う硫化物泉は多分無いと思います(箱根ですら場所による)。塩化物泉も黒湯もいいですが、温泉気分は岩風呂に硫黄臭、熱気が芯に届く。ぬるくはないので長く入るとのぼせますけど、これでちょっと鉄分があれば…(それはぜいたくか)。

屋内は炭酸泉のほか(高濃度とは書いてませんでした)変わり湯(薬湯)があり、わりと広いです。洗い場やシャワーは邪魔にならないような配置で、かけ湯から屋内屋外に分かれる手水ゾーンなど、ゆったり空間を使っています。脱衣場は洗面部含め広くはないですが狭くもない。浴室はこんなかんじです。



このスパ階の下は食堂休憩階、上は岩盤浴休憩階です。岩盤浴は館内着のまま入ります。男女混合です。だいたい熱くなる床か小石の上に寝ます。下に敷くタオルは岩盤浴室前にたくさん積んでありますので、自分でとって、好きな部屋に入ります。見た目重視の部屋、休憩を兼ねた部屋、ゴリゴリ岩盤浴の部屋があり、ゴリゴリの部屋は鉱石と岩塩、人気がありますので混むことがあります。鉱石のが熱いです。マスク着用越したことはないですが、サウナに近い設備なので体調に影響します。入ってタオルを敷いて寝たら外してもいいでしょう。あと岩盤浴前に水分補給を忘れずに。サウナより低温なので長く入りすぎる可能性もあります(決まりでは一箇所15分まで)。見た目重視の部屋は鏡張りだったり宝石が散りばめられていたり。写真撮影可能だったりします(ゴリゴリは不可)。休憩的な部屋は温度が高くなく、時間になったら天井にプラネタリウム映像が照射されたり、アロマと瞑想など。ロウリュをやる部屋もあったようです。汗をかくので、岩盤浴を先にやってから休憩して冷ましてのち、浴室へ向かうのが合理的。個室を借りたり他にも色々サービスはあるようです。天井高く広々とした施設なので岩盤浴の部屋の前も広い寝ゾーンとなり、リクライニングチェアのかわりのようなものが床に並んでいます。喫煙ベランダは快適で気持ちよさそうです。



ここまで書いてきて、とにかくけっこう時間がつぶせます。来る人も時間を楽しんでいるのがわかります。ちょっと休日の状況が読めませんが、空いてれば半日くらいいても楽しいでしょう。食堂階は別に食事をせずとも休めるのは他のスーパー銭湯と同じ。ここは漫画を大量に置いていてマンガ喫茶的な利用もできるのだそうです。

極楽湯チェーンのしっかりしたポリシーのもと、差別化をはかった施設は平日昼間であれだけ学生を呼べているので、コロナ下でもやり過ごせているのではないでしょうか。コロナが過ぎればお酒も楽しめそうです。いや、とにかく硫化物泉というとこがいいです。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そろそろお休み一般銭湯めぐり〜谷中・朝日湯... | TOP | 大江戸温泉物語お台場(創業地)閉店 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 東京温泉