湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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チャイコフスキー:交響曲第5番

2018年12月10日 | チャイコフスキー
マルコ指揮ウルグアイ放送交響楽団(eternities)1956/5/12live

マルコのウルグアイライヴということでSLSで既出かもしれない。極めて悪い音のはずだがノイズリダクションされ疑似ステレオ化されている。しかしそれでも三楽章まではインパクトのある演奏ぶりで、「マルコのウルグアイライヴは凄い」という印象がモノラル悪録音特有の聞き手のバイアス(想像力)がかかっていたわけではないことがわかる。フォルムを崩さず少し硬直するスタイルとはいいつつ、いかにもロシアの指揮者のアゴーギグというところが散見される。感情には流されないが、オケのやる気、とくに弦は良い。木管が弱く、三楽章あたりになってくると録音がボロボロになっていくこと込で残念感が出てくるが、悪くはない。四楽章はフォルムを大事にしすぎて、遅くて人工感が出てくる。マエストーソ前はやりすぎだ。だがしかしブラヴォの終演。マルコが好きならどうぞ。
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