コンドラシン指揮モスクワ・フィル(eternities)1967/5/12
拍手無し環境雑音無しゆえ以前書いた音源と同じ放送音源かもしれない。四楽章にホルンの派手な事故が聴かれるので正規のセッション録音ではないだろう。冒頭よりぶっきらぼうな発音でロシアっぽいなあと思ったら弦がビシッと揃いリズムキレキレでガシッとしたアンサンブルが繰り広げられる。中欧ふうの重心の低い響きも安定感があり、じつに板についた演奏ぶりである。後年外へ出て活動したコンドラシンが、やっぱりこのモスクワ・フィルとのコンビにおいてこそ真価を発揮できていたんじゃないか、とすら思える息のあったところが楽しめる。あっという間に聴き終えてしまう一楽章がおすすめだが、三楽章のアンサンブルもコンドラシン向きのガシガシいく音楽で楽しい。録音は良くはない。少し残響を加えたモノラル。
拍手無し環境雑音無しゆえ以前書いた音源と同じ放送音源かもしれない。四楽章にホルンの派手な事故が聴かれるので正規のセッション録音ではないだろう。冒頭よりぶっきらぼうな発音でロシアっぽいなあと思ったら弦がビシッと揃いリズムキレキレでガシッとしたアンサンブルが繰り広げられる。中欧ふうの重心の低い響きも安定感があり、じつに板についた演奏ぶりである。後年外へ出て活動したコンドラシンが、やっぱりこのモスクワ・フィルとのコンビにおいてこそ真価を発揮できていたんじゃないか、とすら思える息のあったところが楽しめる。あっという間に聴き終えてしまう一楽章がおすすめだが、三楽章のアンサンブルもコンドラシン向きのガシガシいく音楽で楽しい。録音は良くはない。少し残響を加えたモノラル。