○バルビローリ指揮新交響楽団(DUTTON、BS/HMV)1950/2/4・CD
旧録。モノラルであるものの力強く、またバルビらしい陶酔的な世界が展開される。新録よりも生命力があり、詠嘆の表現はそこまでは目立たない。単純化されたワグナー的な世界からも遠ざかった「最盛期のディーリアス」的世界が描かれているのは特筆すべきか。素直な聴きやすさがある。心底揺り動かされる演奏ではないが、いい音楽になっている。
旧録。モノラルであるものの力強く、またバルビらしい陶酔的な世界が展開される。新録よりも生命力があり、詠嘆の表現はそこまでは目立たない。単純化されたワグナー的な世界からも遠ざかった「最盛期のディーリアス」的世界が描かれているのは特筆すべきか。素直な聴きやすさがある。心底揺り動かされる演奏ではないが、いい音楽になっている。