湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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<銭湯日記>隆の湯(蒲田以東)※閉業<人工>草津の湯、備長炭風呂

2020年02月21日 | 東京温泉
銭湯激戦区の雑色六郷エリアでガッチリ常連のハートを掴んでいる。雑色商店街のそばなので高齢者も来やすいのだろう、早く開くとはいえ30分前にすでにいるのはちょっと他では見ない。といっても中は広いので早い時間であれば混む感じはあまりない。バタバタしてるがバタバタ音がするだけでからんも浴槽も比較的すいている。実際浴槽は広い。洗い場もそれなりに広いが天井も高くマンション銭湯とは思えない。50年近く前に先見の明でリフォームしたマンション銭湯で、今のようなせせこましい容積にはしなかったのだろう。そのてん古びた色はあるが湯は良い。まず、草津の湯である。運び湯なのか湯の華溶解なのか、入ってすらわからなかったが、薬湯という呼び名からも後者とのこと。しかし、これは「わからない」。運び湯と思って入っとけばいいのだ。硫黄臭と白い澱、細かな泡はダイレクトに体の芯まで温める。長持ちする湯とは言わないが、その場でとてもあたたまる。3,4人用浴槽で、深く、ライオンの滝口(このへんはあとのリフォームだろう)。白湯大浴槽はしっかりしたジェット湯や寝湯3基、例の丸い噴水があり、ちょっと熱めだけれど熱くはない。ここは温度設定が絶妙で、ぬるくも痛くもない。まろやかな熱といわれる備長炭を箱に入れた周辺にうつると、うーん、どうなんだろう。サウナと水風呂はほっておいてまた草津の湯に戻るのだった。草津直送の湯の花は毎日入れ直してる模様。

一番風呂で入ってけっこう時間を過ごし、出たら脱衣所に誰もいない。誰も出てない。みんな憩っている。常連同士もそんなに騒がない。じきに次の人々が入ってきたので出た。この草津の湯はほぼ草津運び湯同然なので、湯上がりの気分はよかった。

サウナもあったが閉業。

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