○ゴロワノフ指揮ソヴィエト国立放送交響楽団(Arlecchino)1947・CD
派手だが筋肉質の演奏で頭初こそ乱れはみられるもののこの録音状態では気にならない。やはり放送エアチェックものとちゃんとした録音は時代が旧くても安定感が違う・・・なんてことも思いつつだが、ラヴェル編曲といいつつ自分でどんどん手を入れる世代というのはあって、ゴロワノフなども(ストコのように全部ではないが)ブラス増強パーカス追加なんてバンバンやってしまう感じではあるのだが、ニュートラルに譜面も思い浮かべずに聞くと全く違和感はない。チャイコ寄り(最後などはプロコ晩年的でもあるが)にいじったというか、曲によってはラヴェルのリリシズムをはっきり表現しつつも、きほん「バレエ音楽」として、つまりチャイコのバレエ音楽を意識したような響きの輪郭の明瞭でリズムを強く打ち出すような作りをしており、この曲が拡散的で苦手な私でもその音楽にゴロワノフなりの求心力が注ぎ込まれていることにより最後まで飽きずに聞きとおすことができた(じっさい短いのでは?)。そういえば「クラシックの奥のほそ道」にはまり込む前はよく聞いてたものだが、そのときの遠いイメージを思い出すと、確かに同曲に聞きなれた人には違和感があるかもしれないなーとは思う。だって最後なんて序曲1812年だし。○。三回くらい録れているはずだが手元にはこれとあと有名な最晩年の録音がある。それはまたいずれ。
※2007-03-01 09:35:49の記事です
派手だが筋肉質の演奏で頭初こそ乱れはみられるもののこの録音状態では気にならない。やはり放送エアチェックものとちゃんとした録音は時代が旧くても安定感が違う・・・なんてことも思いつつだが、ラヴェル編曲といいつつ自分でどんどん手を入れる世代というのはあって、ゴロワノフなども(ストコのように全部ではないが)ブラス増強パーカス追加なんてバンバンやってしまう感じではあるのだが、ニュートラルに譜面も思い浮かべずに聞くと全く違和感はない。チャイコ寄り(最後などはプロコ晩年的でもあるが)にいじったというか、曲によってはラヴェルのリリシズムをはっきり表現しつつも、きほん「バレエ音楽」として、つまりチャイコのバレエ音楽を意識したような響きの輪郭の明瞭でリズムを強く打ち出すような作りをしており、この曲が拡散的で苦手な私でもその音楽にゴロワノフなりの求心力が注ぎ込まれていることにより最後まで飽きずに聞きとおすことができた(じっさい短いのでは?)。そういえば「クラシックの奥のほそ道」にはまり込む前はよく聞いてたものだが、そのときの遠いイメージを思い出すと、確かに同曲に聞きなれた人には違和感があるかもしれないなーとは思う。だって最後なんて序曲1812年だし。○。三回くらい録れているはずだが手元にはこれとあと有名な最晩年の録音がある。それはまたいずれ。
※2007-03-01 09:35:49の記事です
cdとはいえもうなさそう。・・・ですか