湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

☆ボロディン:交響曲第2番(1869-73/79)

2018年01月10日 | Weblog
○ローゼンストック指揮NHK交響楽団(NHK)1977/2/16live・LP

やけに重々しい1楽章や一音一音をしっかり踏みしめる終楽章を聞くとああ、ドイツ系の演奏だなあ、と思う。意外に野卑たN響の音はかなりロシアロシアしているのに、指揮者が即物的というかあまり感情的にならないので、不完全燃焼気味になる。しかしこれはドイツの演奏なのだ、と割り切って聞くとこれはこれで非常に構築的でしっかりしたベートーヴェンの系譜に連なる作品に聞こえてくるから面白い。3楽章などソロ楽器のうまさに拍手。個人的には中間二楽章、とくに2楽章の愉悦感が気に入った。ライヴだしかなり雑味があるのは仕方ないが、意外といい演奏です。○にしておきます。まあ、もっと厳しくザッツが揃うとカッコいいんですけれど。日本の音楽史に名を遺す教育者ローゼンシュトックの晩年の演奏です。名前はよく出るのに録音は殆ど出てこないのはなぜだろう。。

※2004年以前の記事です
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆バーバー:ヴァイオリン協奏曲 | TOP | ☆ジョリヴェ:交響曲第1番 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | Weblog