りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

清志郎。

2009-05-07 | Weblog
今月に入って義父の葬儀が最優先だったので、
ブログでは一度も触れなかったが、
やっぱり、触れないわけにはいかない。

忌野清志郎。

彼の逝去を知ったのは、皮肉にも義父の通夜が
終わった深夜だった。
友達から着信した携帯へのメールで知った。

覚悟は、していた。

でもその事実を知った時、僕は義父が眠る葬儀場の
ド真ん中で大声を上げてしまった。

彼を知ったのは、12歳の頃。
TVに現れた彼は、ギラギラの衣装にどぎついメークをして、
チューインガムを噛み、スタジオを縦横無尽に駆け巡りながら、
その頃大ヒットしていた春の化粧品メーカーのキャンペーンソングを歌っていた。

衝撃的だった。
まるで心のド真ん中に土足で入って来られたような感覚に陥った。

過激だった。
センチメンタルだった。
下品だった。
でも、サイコーにカッコよかった。

もしもRCサクセションがいなかったら、もしも清志郎がいなかったら、
きっとこの国のロックシーンは、もっとマジメでお行儀のいい、
こじんまりとしたモノになっていたかもしれない。
いや、もしかしたら、“ロック”という音楽自体が、ここまで根付かなかった
可能性もある。

もう一度完全復活したら、ゼッタイにライブに行こうと思っていた。
50代の、キャリア30年以上の、しかも死の淵から生還した人間のライブは、
そこら辺にゴロゴロいるお子チャマ相手の鼻タレミュージシャンのライブとは、
きっと比較にならないほどの厚みや重みがあったはずだ。

ご冥福を祈ります。
しかし、彼のR&Rスピリッツは永遠に死なない。
これからも愛しあい続けるのさ。


忌野清志郎 & 坂本龍一 い・け・な・い ルージュマジック


コメント (8)
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