りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

完敗。

2009-05-22 | Weblog
一昨日、受賞発表された「中国短編文学賞」の大賞受賞作が昨日の朝刊に掲載されていた。

読んだ。

巧い。

文章や描写はもちろんだが、何よりも僕が唸ったのが、小説の題材だった。

平凡なテーマなのだ。

日常のささいな、本当にささいな出来事を拾い上げ、丹念に拭き、磨き、

そして加工して創り上げたような作品。

受賞した方は、普段、人々が見落とすような日常の機微を文章化して

他人に読ませる文章力はもちろんだが、それ以前に、他人とは違う、

独特の着眼点を備えていらっしゃるのだろう。

読み終えた後、自分の作品が落選した理由が少し分かったような気がした。
コメント
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