りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

食べかけの綿菓子のような雲。

2011-04-21 | Weblog
先日、「第35回ふくやま文学選奨」で最優秀賞を受賞した短編小説
「さんらいず通りの爺(じい)」には、物語の最後に主人公が空を
見上げる場面がある。

そこには、真っ青な空に一片の雲が浮かんでいて、主人公には、
それがまるで“食べかけの綿菓子のような雲”に見えた。

写真は、昨日の朝、目にした雲。

それは、まさに僕が小説を書きながらイメージしていた“食べかけの
綿菓子のような”雲だった。

思わず携帯で写メを撮った。

僕は写真を撮ると、出勤のための身仕度もせずに、しばらくその雲を
ぼんやりと眺めた。

「さんらいず通りの爺」は、こんな一文で物語が終わる。

“春は、もう、すぐそこまで来ている”
コメント
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