りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

芝浜。

2012-01-12 | Weblog
正月に、NHKで立川談志師匠の落語を放送していたので録画した。

昨夜からやっと見はじめた。
1時間や30分程度の番組なら大したことないのだが、この番組は3時間。
NHKだから当然CMもないので、3時間どっぷり談志漬けである。

番組は、生前に親交のあった毒蝮三太夫氏や嵐山光三郎氏や山藤章二氏ら
ゲストが談志師匠を偲びながら、かつての高座のVTRを紹介する・・・と
いう内容。

落語は、以前から興味があったのだけど、なかなか敷居が高くてそこを潜る
のに、予想以上に時間がかかった。
ドラマ「タイガー&ドラゴン」やマンガ「寄席芸人伝」を通して興味を
持ったような、完全なるミーハー的な人間なので、古典落語には今でもそれ
ほど明るいわけじゃない。
でも、じっくり聞きたいなぁ・・・。

そう思っていた矢先に、立川談志師匠が亡くなった。

あぁ、もっと早くに接していればよかった。
それが番組を見ながら思った印象だ。

20歳の堅物の坊ちゃんが吉原へ女郎買いに行く「明烏」、
談志師匠のパントマイムばりのリアルな仕草に唸った「首提灯」、
そして、その物語の世界に一気に惹き込まれた人情噺の「人情八百屋」。

こんなことを安易に言ったら数多の人に怒られるかも知れないけど、
生まれ変わったら、噺家になりたい。
そんなことを思わせるようなものすごい芸だと思った。

高座のVTRの間に挟まれるゲストのトークで、「談志の“芝浜”はいいっ!」
「いや、あれを演る談志は談志じゃない、無理をしている」というちょっと
白熱気味な議論(というと大げさか)が交わされていた。

「芝浜」といえば、人情噺の最高峰のような演目だ。
僕はまだ談志師匠の「芝浜」を見たことがない。
しかし話によると、談志師匠の「芝浜」は絶品だったそうだ。
稀代の天才落語家だから「芝浜」もきっと素晴らしい噺だったのだと思う。

・・・・と思っていたら、YOU TUBEで見つけた。
・・・・やっぱり素晴らしい。

願わくば、こんな夫婦になりたい。

立川談志 「芝浜(2006.12)」1/4 HD
コメント
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