りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

とんび。

2012-01-08 | Weblog
昨夜、NHKのドラマ「とんび」を見た。

原作・重松清。
舞台・広島。
主演・堤真一、そして、小泉今日子。

原作・舞台・主演・・・まるで今の“僕”という人間を
作りあげた“素材”で作られたようなドラマだった。
昨夜は前編で、来週後編が放送予定なのだが、
結論からいえば、いいドラマだった。
新年に見たテレビ番組の中で、一番よかった。

やはり親子の絆や家族の在り様を描かせたら、重松清の
小説に敵う作品は、今の日本にはないと思う。
どうしてこの人は、こんなに巧いのか。

舞台が広島なので、登場人物はみんな広島弁。
僕は広島の人間なので、どうしても役者が使う広島弁には
厳しい目(いや、耳か)で見てしまう。
しかし、堤真一をはじめ、出演者のみなさん、みんな巧かった。
発音やイントネーション、ちょっとした言葉尻りなど、
普通のそこらへんにいる広島人と遜色がない喋り方だった。
やっぱり、プロだ。

感慨深く演技を見させてもらったのが、小泉今日子。

キョンキョン(やっぱりこの呼び方の方がいいね)が広島弁を
話しているのを見たのは、おそらく初めてだと思う。
男が喋る広島弁は、ちょっと怖いイメージがある(らしい)が、
女が喋る広島弁は、柔らかくて暖かい。
それがキョンキョンが喋る広島弁には、もちろん柔らかくて
暖かいのだが、その上に、丸みというか弾力というか、なんとも
言えない緩やかな空気を感じた。

なんだか、不思議だった。

僕は、キョンキョンのファンだ。
いや、僕はファンではない。
キョンキョンの信奉者と言ってもいい。
彼女がデビューする前、「スター誕生」にまだ半分素人で
アシスタントとして出ていた頃に知り、たちまち好きになった。
だから、そこらへんのファンと一緒にしてもらっては困る。

あの頃、遠い遠い、はるか遠くの憧れの人だと思っていた
人が、演技と言えども、今、僕と同じ言葉を喋っている・・・。
大げさではなく、「俺、生きててよかった」と思った(笑)

よし、決めた。

そういえば、今年はキョンキョンがデビューして30周年だ。
断片的になるかもしれないが、この「りきる徒然草」で、
キョンキョンのことを書いてゆこう。

どれだけ僕がキョンキョンの信奉者か、みんなに思い知らせてやる(笑)
コメント (2)
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