りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

中学校見学会。

2012-01-19 | Weblog
もうすぐ小学校を卒業する娘が、昨日、春から進学する中学校へ見学会に行った。

数日前にそのことを娘から聞いてはいたが、「へぇ、最近はそんなイベント(?)があるのか」
というのが率直な印象だった。
見学会は、町内の小学校(3校)合同で小学6年生全員参加で行われたそうだ。
つまり、小中学校の正式な行事なわけだ。

中学に到着すると、校長先生をはじめ教師のみなさんと生徒会執行部の生徒が迎えてくれたそうで、
授業や校内の施設、部活、規則などの説明を受けつつ、校内をまわったそうだ。

同じ義務教育といえども、小学校と中学校は生活が大きく変わる。
どうも娘はそのことを少なからず不安に思っていたらしい。
だから今回の見学会で、その不安の種はかなり払拭されたようだった。

当たり前だが、僕らが小中学生の頃は、そんな行事なんてなかった。

当時の僕も、娘と同じように、少なからず春からはじまる中学生活に不安を抱いていた。
そしてそれは僕だけの不安ではなく、同級生みんなが一様に共有している不安だった。
しかしそれを払拭するような方法はまったくないのだから、共有した不安は増殖してゆく一方だった。
そうなると、どうなるか?

奇妙な噂が流布しはじめるのだ。

「中学に入ったら、先輩から必ず1回はビンタをされるらしい」
「野球部に入ったら、部活の時だけじゃなく、授業中もユニフォームらしい」
「◯◯(同級生)の兄ちゃんは、校則違反をして登校禁止になったらしい」
・・・などなど。
そんな流言飛語の中で、今でも最も強烈な印象が残っているのが、下記の噂だった。

「男子が陸上部に入るには、まずパンツを脱いで、先輩にアソコを見せないといけない」

・・・中学へ入学したら、僕は陸上部に入るつもりだった(爆)
しかし、こんな噂を目の前で聞かされた僕は、さすがに大いに迷い悩んだ。

当然だが、上述した噂は、すべて誇張と虚言が入り交じった根も葉もない噂話だったわけで。
しかし、情報があまりにも少なく、まだまだ未熟な子どもには、それらは迷わせるに十分な
噂だったのだ。

昨日の夜、娘が中学校でもらったプリントに目を通した。
ここまで説明していなかったが、娘が4月から通う中学校は、僕の母校でもある。
しかも中学校の今の校長先生は、僕が中学1年生の時に担任だった先生だ。
怖かった。よく叱られた。よく殴られた。

「校長先生、優しそうだったよ」

僕の中学時代の話を以前から聞いていた娘は、プリントを見ている僕に向かってそう言った。
そりゃあ、そうだろう。60歳を過ぎてもあの頃のままだなんて、そんなタフな人間はいないよ。
大人的な見方をすれば、少しは丸くなって世間や父兄との折り合いが上手くなったから
校長になれたんだろうし(笑)

部活紹介のコーナーに目を移す。
陸上部。
女子、5人。
男子、0人。

ウソだろ・・・・。

いくら少子化で、僕らの頃より全校生徒が少なくなったと言っても、男子の部員が0人だなんて・・・。
まさか、まさか、まさか・・・。
・・・ホントに、先輩にアソコを見せないと入部できないんじゃないだろうな?(-_-;)
コメント (2)
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