りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

17年。

2012-01-17 | Weblog
17年前の今日、阪神大震災が起こった。

その日、震源地から200km離れた場所にいた僕も、それまで経験
したことがなかったほどの揺れで布団から叩き起こされた。
おかげで少々寝不足気味だったが、それでも普通に会社にでかけ、
普通に仕事をはじめ、昼休みにテレビのニュースを見た。

自分の目を、疑った。

奇しくもその一週間後に、僕は仕事がらみで大阪へ出張する予定
だった。
だが、当然のようにそれはキャンセルになった。

京阪神には、多くの知り合いがいた。
親戚、友人、先輩、後輩・・・etc.
幸いにも、みんな無事だったが、知り合いの知り合い・・・という
ふうな繋がりの中では、必ず一人は犠牲者がいた。

阪神大震災が起こった1995年には、もうひとつ大きな事件があった。
地下鉄サリン事件、いわゆる一連のオウム真理教事件である。
そのためか、1995年はこんなふうにいわれることがある。

バブルの幻想が完全に吹き飛んだ年、と。

当時の日本は、バブルはとっくに弾けていたが、それでも「あの夢を
もう一度・・・」と多くの人が願っている空気があった。
しかし、震災とサリンが、そんな甘い空気を完全に消し去ったのだ。
実際、それ以降、景気が急速に悪化しはじめたことを、当時20代半ば
の青二才だった僕でさえも肌身に感じていた。

さて、2012年の日本。

未曾有の東日本大震災からもうすぐ1年が来ようとしている。
そして国内外の目を覆いたくなるような経済状況、笑い話にもならない
ような政治。

17年後、この時代はいったいどのように解釈されるようになるのだろうか。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする