りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

原田芳雄。

2011-07-20 | Weblog
俳優の原田芳雄が亡くなった。

理屈抜きで好きだった。

「カッコいい大人の男」

僕の中にある、そんなカテゴリーに最初の頃に入ってきた人だった。

彼が出演していたATG系の映画を真夜中のTVで観たり、

渋いあの歌声の歌を受け売りで口ずさんだり・・・。

中学生の頃だったと思う。このCMが流れていたのは・・・↓

「キリンライトビールCM」原田芳雄・松田優作・宇崎竜童 


この3人の男たちを嫌いな人はいないのではないだろうか。

「いつか、こんな男になりたい」

今でも素直に、そう思う。

・・・いや、待てよ。

この頃の原田芳雄って、今の僕とほぼ同い年なんじゃないか?



・・・・・(-_-;)


もう人生の先達を軽々に憧れたり、追いかけることはやめて、

てめぇの両足でしっかり立つべき年齢なのかもしれない・・・。



最後にもうひとつ動画を。

この歌も好きだった。

僕は20歳だった。

当時バイトしていた真夜中のコンビニの有線からよく流れていた。

Don't Worry=心配しないで。

そう。心配しないで。自分の足で自分の道を歩いてゆこう。

原田芳雄氏のご冥福を心からお祈り申し上げます。

「Don't Worry」原田芳雄

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アンディ・ウォーホル。

2011-07-19 | Weblog
昨日の夜、アンディ・ウォーホルのドキュメント番組を視た。

番組は、ウォーホルの代表作「キャンベルスープ缶」の
創作過程やその作品に内在する“意味”の追求を中心に、
ウォーホル自身の創作の原点も探求してゆく番組構成で、
なかなか興味深かった。

僕がウォーホルと出会ったのはいくつの頃だったろうか。
10代・・・少なくとも中学生の頃にはすでに彼の作品は知って
いたように思う。
「マリリン」や「毛沢東」といった、肖像画をモチーフにした
あの一連の作品で知ったような記憶がある。

当たり前だが、当時はシルクスクリーン印刷はもちろん、まだ
「ポップ・アート」という概念さえも知らなかった。
しかしそんな無知な僕であったが、彼の作品を初めて観た時、
「お、カッコいい」と直感的に思ったことは紛れもない
事実だった。その時の衝動をあえて言葉に換えるとするならば、
それは明らかに「ポップ」という言葉以外には考えられない。

マイケル・ジャクソンやマドンナやブルース・スプリングスティーンと
いった音楽を聴き、スピルバーグの映画や「フラッシュダンス」や
「フットルース」といった映画音楽に観て、そんな大衆文化を輩出し
続けていたアメリカに心酔し、恋焦がれていた多感な10代のど真ん中の
僕だったから、今思えば、アメリカ型資本主義の大量消費文化をアートに
まで昇華させたウォーホルを観て何も感じない方が逆に不自然だった。

今、ウォーホルの作品を“アメリカ型資本主義の大量消費文化をアート
にまで昇華させた”と書いたが、昨日放送されたドキュメント番組では、
その世間一般の評価の奥底に、キリスト教への純心なまでの崇拝思想が
あることを推察していた。

なるほどね。

それが僕の感想だった。
いや、もっと正直に書けば・・・どうでもいいよ、そんなこと。
それが僕の本音だ。

彼の画集を見たり自伝も読んだりしたし、ホンモノの作品もこの目で
観たことがある。
広島現代美術館に常設されてある、あの「マリリン」を肉眼で初めて
観た時は、それこそ「フランダースの犬」の最終回のネロのように、
その場で死んでもいいような気持ちになった(笑)
でも、いまだに僕はウォーホルのことは何も分かっていないし、分からない。

アンディ・ウォーホルは、ポップ。

それだけで、僕には十分だ。
それだけで、僕には意味がある。
なぜなら、僕は大量消費文化が美徳とされた時代に生まれ育った子ども
なんだから。
だからこそ、今でも“広告のデザイン”という、大量消費文化のメイン
ストリームのようなフィールドで仕事をしているのだし。

下の写真は、僕が所有するウォーホルの作品。
20歳の時に買った「Cars」↓


ウォーホルの作品の中で最も好きな作品「自由の女神」↓


もちろん、双方ともポスターです(笑)
でもいつか、ホンモノを手に入れたいですね。いつか(笑)
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プール。

2011-07-17 | Weblog
午前中、子どもたちを連れて市営のプールへ行った。

市営プールと言っても、別に変ったアトラクションが
あるようなプールではなく、学校のプールとまったく
同じような競泳用のプールである。

そんな個性も何もないようなプールでも、朝から何人かの
小学生たちが泳ぎに来ていた。

恥ずかしながらつい最近知ったのだが、うちの子どもたちが
通う小学校では、子ども同士だけで海へ泳ぎに行ってはいけ
ないらしい。

目の前に海があるのに、である。
いや、目の前に海があるから、なのかもしれない。

昔がすべてよかったとは言わないが、僕が小学生の頃は、
夏休みになると、普通に友達同士で海へ泳ぎに行っていた。
理由は、目の前に海があるから、である。

当時も、夏休みに小学校のプールで泳ぐこともできた。
でも、泳いだ記憶がない。
なぜか?

実は、僕の通っていた小学校は海水浴場の前にあったのである。

目の前に気軽に泳げる青い海があるのに、そこに行かずに
安全で足が届くプールに行く気には、まったくなれなかった。

“男の子”だったのだ。ひと言でいえば。

だから僕がプールに来るようになったのは、父親になってからだ。
2年くらい前の日記でも取り上げた記憶があるけど、30代になってから、
プールに来ると、なぜかこの歌を思い出す。
今日も、プールの中でプカプカと浮かびながら、この歌が僕の頭の中で
流れていた・・・。

「真夜中のプール」斉藤和義
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結婚。

2011-07-16 | Weblog
従兄弟が結婚した。

母方の従兄弟で、僕より9才年下。
父方母方問わず、僕の従兄弟連中は、だいたい同世代、
つまり40才前後で固まっているのだが、彼だけ突出して
若かった。
必然的に僕にとって、もっとも年の離れた従兄弟である。

しかし、そんな彼も30代に突入して、いつ結婚しても
おかしくない年齢になっていたのだ。
ついこの前まで学生だったくせに・・・そんな思いが
よぎる度に、自分もそれだけ年を重ねたことを思い知らされる。
これが“返す刀で切られる”・・・ってヤツなのだろう(笑)

一昨日、お祝いを持って自宅にお邪魔した。

本来なら、妻や子ども達も連れて来たいところだったが、
平日の夜だったので、僕だけでお邪魔した。

奥さんに、お会いした。

小さな可愛い女性だった。
従兄弟曰く、従兄弟よりも8才年下なのだという。
僕と従兄弟が9才差。従兄弟と奥さんが8才差。

ということは・・・奥さんは、僕より17才年下。

彼女が生まれた頃、僕は高校2年生だったわけだ。
つい、この前である(笑)
実際、今でもその頃の仲間とつきあいがあるし、近いうちに
ビアガーデンも行く予定になっている(笑)

ついにきたか・・・。

そんな心境だった。
もうそんな年代の子たちが、奥さんになってしまう時代になりはじめたのだ。

実際、高校卒業直後に子どもを産んだ同級生が何人かいるが、考えてみれば、
その子たちは、従兄弟の奥さんと2才くらいしか違わないのだ。
ということは、来年、再来年あたりには、友達の中に“じいじ&ばあば”になる
連中が出てきても、おかしくない。

お祝いを渡して、30分程度でお暇しようかと思ったのに、
気がつくと、話が弾んで(というか一方的に僕ばかり話していたかも)1時間半も
長居をしてしまった。

結婚、おめでとう。
末永く、お幸せに・・・。
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ポップ。

2011-07-15 | Weblog
たまに妻に付き合って一緒にスーパーに行くと、
ハッとするようなポップ広告に出会うことがある。

写真のパンのポップなんて、まさにそう。

この企業は、広島を拠点に事業展開している広島では
有名なパンのメーカーだけど、広告展開が本当に秀逸。

毎年開催される「広島広告企画制作賞」でも、ポスターや
新聞広告など、その年の広告作品が必ず展示されているし、
入賞した作品も数知れず。
それだけレベルの高い作品を数多く輩出しているのだ。

シンプルだからといって、決して安易に創っているわけじゃない。

その裏には、しっかりとしたコンセプトが基礎にあって、その上に
いろんな計算や統計や創造やら何やらがガッツリと巧みに組み合わ
さって出来上がった広告なのだ。

そんな広告、今の僕に創れるだろうか。

分からない。でも、創りたい。

その気持ちだけは、捨てたくない。
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新型ビート。

2011-07-14 | Weblog
昨日あたりから、ネット上でクルマ好きな人たちの間で話題になってますね。

ホンダの新型ビート。

偶然にも数日前に、偶然立ち寄った本屋さんで立ち読みしたカー雑誌にも
特集がしてあって、そこには詳しく書いてありましたが。

詳細は長くなるので割愛するとして、いいですねぇ。

スモールカー好きな僕としては、たまりません
ここ数年、景気に比例して“カッコイイクルマ”が皆無の状態だったから、
こういう話題は素直に嬉しいです。

今の時代、クルマ選びでは燃費や乗り心地も絶対的な必須条件だけど、
やっぱりクルマから“カッコイイ”という形容詞を取ってしまったら、
あまりにも寂しい。
クルマは、ドキドキワクワクして、なんぼでしょう (^0^)/

さて、新型ビート、いつ発売されるんだろう?
もっとも、発売されても買わないだろうけど(笑)
Twinちゃんが、またヤキモチ妬いて事故ったら、大変ですからね(^_^;)

・・・でも、いいよねぇ(爆)

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りきるアーカイブス〈8〉/バスルームから愛をこめて

2011-07-13 | Weblog
この短編小説集は、2本目の作品としてwookにアップロードした
作品だったと記憶しています。

今読み返しても、ライトな、本当にライトな短編小説集ですね。
限りなくエッセイに近いスタイルで、会話の部分なんて、まるで
ドラマの台本みたいな書き方をしてるし(笑)

この作品は、それまで書いた日記の中から“お風呂”を舞台に
した出来事を改稿して、あらためて小説として構成し直して
まとめた作品です。

お風呂は、面白い。

クルマと一緒で、密室だからでしょうか。色々とイマジネーションや
想像力がかき立てられます。

それは子どもたちもそうなのかも知れませんね。
とにかく子ども・・・特に好奇心が爆発的に成長している頃の子どもと
お風呂に入ると、とんでもない発見をしたり、大人では考えられない
思考回路を発揮することがあります。

この作品で発表したモノたちは、そんな経験のほんの一部です(笑)

特に“試し読み”が出来る「注射器」や「ナイチンゲール」は、
手前みそながら、自分でもよく書けたなぁと思った(笑)

こういう一歩間違えたらエロティックを通り越えて、えげつない話に
なりそうなテーマも、子どもを介在させたら面白い話に生まれ変わる
ことを、自分で書きながらも教わったような気がします。

個人的には、最後の「佐々木ヨシエさん」が好きですねぇ。
モノすごくシンプルな作品だけど、可愛い話ですよね。
読者の方々も、この話を気に入っていただいた方が多かったようです。

でもその一方で、先述した「ナイチンゲール」も秀逸だと思ったり(笑)
主人公の焦り具合や子どもたちの描写を今までにない文体で書けたような
気がして、密かに気に入ってます。

ちなみに作品のタイトルは、山下久美子のデビュー曲から拝借しました。
タイトルを考えた時、他にはもう考えられなかった。
これ以上、オシャレで皮肉が効いたタイトルはないと思いますから(笑)

「バスルームから愛をこめて」の電子書籍サイト→http://wook.jp/book/detail.html?id=207836
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都合のいい生き物。

2011-07-11 | Weblog
暑いですねぇ~

こんなに暑いと、何もする気がなくなっちゃうよ。

・・・でも、このセリフ、1ヶ月前も言ってたんだよなぁ。

“蒸し暑いなぁ・・・何もする気がなくなっちゃう

・・・人間って、都合のいい生き物だ

せめて、音楽ででも涼しく↓

「カナリア諸島にて」大滝詠一
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クワガタと志村けん。

2011-07-10 | Weblog
昨日の夕方。

息子と一緒にクワガタを採りに行った。
場所は、樹液が流れるクヌギの木が生えている、
とある雑木林。
クワガタやカブトムシが好きな男の子ならば、
そんな“秘密の場所”を必ず知っている。

僕らが子どもの頃もそうだった。

梅雨明けをすれば、海水浴とクワガタ採りが
男の子の“仕事”になり、そしてそんな虫が
集まる場所の情報を、友達同士で密かに共有
しているものだった。

夕食を済ませて、息子とクルマに乗りこみ、
自宅から少し離れたその雑木林へ向かう。
車中では、息子が知っている限りのクワガタの
名前を列挙し、“どれがいるかなぁ~?”と
胸を踊らせている。
息子の話を聴いていると、ひとつだけ僕らが
子どもの時と違っていることがあった。

それは僕らが子どもの頃より、格段に世界の
クワガタやカブトムシの名前を知っていることだ。

どんなに探しても、ヘラクレスオオカブトはいないし、
ナンチャカンチャラクワガタもいない。今は。
でも、10年後は分からないけど・・・。

雑木林に着いた。
目当てのクヌギの木に懐中電灯を当てる。
蟻やムカデやカナブンに混じって、一匹褐色の虫がいた。

いた。

本当は息子に採れせてやりたかったが、息子には
手が届かない位置だったので、僕はとっさに手を伸ばして
その褐色の虫を素早く木から採った。

ヒラタクワガタだった。
僕らが通称“ベタ”と呼んでいる、重厚な姿をした大きめの
クワガタだ。
僕自身、子どもの頃から最も好きなクワガタだ。

梅雨明け直後だし、まだコクワガタやスジクワガタの
ような小さなクワガタしかいないだろう・・・僕も
息子もそう思っていたから、その予想外の収穫に親子で
大喜びをした。

一匹で十分だ。

僕と息子は寄り道せずに家へ帰った。
帰宅すると、息子は一目散に玄関に向かって、大声で
収穫の成果を報告し、妻に勲章を見せるようにベタを見せた。

遅れて、僕が家に入りリビングに行くと、娘がテレビを見ていた。
バラエティ番組だった。
画面に志村けんの「バカ殿」が映っていた。
来月の26日で12歳になる娘は、そのコントを見ながら大笑いしていた。

クワガタと志村けん。

僕が子どもの頃とまったく違う時代になったけど、根っこの部分は
実は今もあまり変わっていないのかもしれない。
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甚平・2011。

2011-07-09 | Weblog
梅雨明けしたので、今年も甚平を引っぱり出しました。

去年と同じ甚平なので、今年も背中に昇り龍。



「お願いだから、家族と一緒に外出する時は着ないで!」



去年と同じ甚平なので、妻のセリフも去年と同じでした(爆)
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