りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

りきるアーカイブス〈7〉/オリオン座の下で

2011-07-05 | Weblog
「詩」に初めて出会ったのは、小学校の国語の授業だったと記憶
しています。

誰のどんな詩だったかはさすがに憶えていないけど、ものすごく
敏感に反応した事だけは、今でもよく憶えていますね。
“琴線に触れる”っていうのは、きっとあのような感覚をいうん
でしょうね。
“面白い!”“僕も書きたい!”って、もう本能のように直感
しました。

で、案の定というか、その授業の一環で、自分で詩を書くことに
なって。
張り切って書きましたねぇ(笑)
もっとも、今ではどんな詩を書いたのか憶えていないけど、当たり前
だけど、とても人様に見せられるような作品ではなかったはずです(笑)
散文詩にも当てはまらないような、スーパー散文詩(笑)

でも、それからも「詩」とは付かず離れずのような状態で成長して
きたような気がします。

思春期に入ってから、佐野元春を聴くようになって、彼が影響を
受けたアレン・ギンズバーグやジャック・ケルアックといった
ビート・ジェネレーションの詩人の作品を読んでみたり(結局、よく
分からなかったけど)、日本では、中原中也や相田みつを
とか。あと、詩人じゃないけど石川啄木とかにのめり込んだり。

学生時代から広告業界・・・特にコピーライターをめざしていたから
「少ない語句で表現する」という行為自体に、僕は10歳くらいの頃から、
必然的に惹かれ続けてきたのかもしれません。

前フリが長くなりましたが、この「オリオン座の下で」という作品は、
僕が電子書籍で発表した、現在唯一の詩集です。

原作となったのは、数年前にmixiで書いた日記でした。
ちょうどクリスマスの頃で、少し清楚な気持ちになっていたんでしょうね。
自分の子どもの頃からの出来事を散文詩的に書いてみたんです。そしたら、
意外といい感じにまとまってしまった(笑)

読んでくれた方々も、好意的に受け止めてくださったみたいで、クリスマス
という事もあって、僕自身もものすごくピースフルな気持ちになって聖夜を
迎えられました(笑)

この作品は、その日記を元に少しだけ改稿して、昨年のクリスマス直前に
発表しました。

テーマは「世界」ですね。

それは地理学的な意味の「世界」というよりも、精神的な概念での「世界」です。
作品自体1974年から時間軸に沿って構成しているんですが、成長するにつれて、
少しずつその「世界」というモノが自分の中で変わっていったことが、書き進む
うちにあらためて自分でも分かりましたね。
“あぁ、俺はこんな風に大人になってきたんだな”って(笑)

だからここに書かれてある内容は、もう本当に事実です。
自分史ならぬ、自分詩(笑)

そんな作品だから、発表するにしてもお金に換算できないような気がしたので、
この作品は無料にしました。
そうです。だからこの作品は、タダで読めます。
それにこれはクリスマスを意識して発表した作品でしたから、なんだかそれで
お金を貰うのは躊躇った・・・というのもありますね。
“クリスマスだし、まぁ、みなさん、よかったら読んでください♪”
・・・そんな気持ちでしたねぇ。

発表後、ありがたいことに、読んでいただいた方々から、この作品にもコメント
が寄せていただいたのですが、“勇気をもらえた”とか“りきるさんの作品は
読み終わると不思議とやる気が出ます! ”というコメントを読んだ時は嬉しか
ったなぁ。
その返信にも書いたけど、自分の活動が誰かのために役立つ時ほど、自分の存在
理由を確認できる時はありませんからね。

この詩は、昨年・・・2010年で終わってますが、時間軸で書いている以上、これ
から先も書き進んでいける作品だと思います。
これから先も同じタイトルのまま、2015年、2020年・・・と少しずつ加筆した
作品として進化していけたら嬉しい・・・そんな作品ですね。

「オリオン座の下で」の電子書籍サイト→http://rikiru.wook.jp/detail.html?id=208583
コメント
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