ナスとピーマンのきんぴら風 29/8/2013
畑のナスが、鈴なりだ。
大きくならないうちにとって食べるようにしている、しかもほぼ毎日。
ナスの味噌汁、ナスの煮びたし、ナスの天ぷら、カレーやラタトゥイユに入れたりとやっているけれど、そろそろ飽きてきた。
そこで、これもまた食べきれないほどのピーマンを組み合わせてどうにかならないものかと考えたのがこれ。
甘しょっぱい味付けをあまり好まない家人に合わせ、砂糖もみりんも使わないで作る、強く主張しないけれど、ゴマの風味があって副菜になるもの。
【作り方】4人前
・ナス 中くらいのもの5個を半分に切って、それを薄切りにする
・ピーマン 中くらいのもの5個 1センチくらい幅に切る
・白ゴマ 大匙1
・ごま油 大匙2
・醤油・一味唐辛子
・ウェイパー(中華練り調味料) 小さじ1~2
・ナスをごま油で炒めしんなりしてきたらピーマンを加え炒め合わせる。
・ウェイパーに一味唐辛子は好みで加え炒め混ぜ合わせ、醤油をたらして好みの濃さに調味する。
・白ゴマを加え混ぜあわせたら出来上がり。
これが、しばしば食卓、特に昼に登場する。
程よく辛味を効かせたら、いい箸休め、つきだしにもなる。
これに豚肉の細切りや、鳥のささ身など加えてアレンジしても美味しそう。
ところで、ナスというものは面白い食材だ。
カレーに入れるとコクが出るというのは知っていたが、なんとスープの主役にすると驚きの作用があった。
ニンジンの千切り一つまみと、皮をシマにむいたナスの細輪切りを水で煮て、味付けに簡単ウェイパーを使い、コショウを一振り、最後に長ねぎの薄切りと一たらしのごま油で作る簡単スープ。
そのスープを口に含むと、中華風と思っていた自分の期待をはぐらかし、馥郁たるコンソメスープの味わいが口に広がった。
いったいどういうこのなのか、ほのかなやさしい甘みとまろやかさが、バターも加えたかのような味にしている。
家人と、ナスの魔力に驚嘆したスープ。
さてもさて、ナスが生る限り、何とかナスを食べなくちゃ!