The Prodigy - Firestarter
家人が、深夜の音楽番組で知ったのがきっかけ。
もともとUKミュージックシーンを愛好していた我々世代は、軽いショックと共にソリッドな感覚のこのプロディジーに魅入られてしまう。
目の前に21世紀がぶら下がっていた当時、不確かな未来への不安が端的に表現されているように思われた。
そして世紀があけて、人の本質が変わるわけではなく、姿形を変えて諍いや搾取は続いている。
いや、むしろ規模が拡大し、火種や搾取などの構造が複雑化しているといったほうがいいだろう。
地球には素晴しいものがたくさんあるというのに、人にも美しい善意があるというのに、それらをあわせたよりも負の部分が凌駕しているように感じるのはなぜか。
今日の救いようのない蒸し暑さのせいで、気が滅入っているだけならばいいのだが。
The Prodigy - Breathe