rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

ポーランドの古都クラクフ、ふたたび

2014-07-12 22:41:52 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」ポーランドの南スロバキヤと隣接する地域にある古都クラクフ。
歴代の国王が居城としたヴァヴェル城には、サラ・ポルセカの時代に作られた独特な天井がある。
天井の方形に区切られた中に、老若男女、多人種他民族の人の顔の彫刻が収められている。
異様なこの天井の装飾は、王があらゆる人の声に耳を傾けているという姿勢を視覚化したのだという。

それでは、地味だけれど確実に美味しそうなクラクフのグルメ。
「ポド・バラネン」は、伝統料理が食べられる。
”プラツキ・ジェムニャチャネ”は、ポーランドにおいてメイン料理にもなりえるジャガイモとネギをすりつぶし焼いたポテト・パンケーキに、牛肉と野菜の煮込みをかけたもの。
「ウ・スタン」は、地元で大人気の安く美味しいレストラン。
”牛肉のボイル ホースラディッシュ・ソース”と中身に米の入った”ロールキャベツ トマトソース添え”が人気で、甘い水餃子的な夏限定の”チェリーのピエロギ”はお勧めらしい。

おしゃれなカジミエーシュ地区には、多くの店が立ち並ぶ。
「マイホーム マイヘブン」は、ファンシーグッズの店。
「マウィ・スティル」は、個性的な子供服専門店。
「ヤガマコダ」は、壁掛け時計にろうそくなどカラフルでユニークな雑貨店。
「パオン・ノンシャラン」は、ポーランドの若手デザイナーが作り出す色彩豊かなファッションの店。

クラクフには、一風変わったカフェがある。
「カフェ・シャフェ」はその名の通り、タンスにさまざまなペイントを施したり個室のような具合に仕立てたりと奇想天外な店作り。
「ジンガー」は、古いミシン台をテーブルに見立てたレトロ調の店。
オーナーが店を開こうとしたとき、人に譲ってもらった古いミシンと出会って思いついたそうだ。
「スロー・ファッション・カフェ」は、洋裁の手ほどきを受けたりできるカフェ。
発想が豊かな彼らならでは、アーティストのアニタ&アンジェイのカップルは、依頼された絵本の舞台が屋根裏部屋ということから、屋根裏部屋に転がっていそうな古時計やものを使ったリサイクルアートに踏み込んだ。

クラクフからさらに南へ来るまで2時間のスロバキヤとの国境山岳地にあるの街、ザコバネ。
夏は避暑地で賑わうこの地には、色彩豊かな刺繍が伝統工芸だ。
グラビティ・トボガン・ランは、山の中腹にある720mのスライダー。
国境の川ドゥナイェツ川を筏でクルーズしながら”三つの冠”といわれる山を眺められる。
特産品羊のチーズ”オスツィペク”は、型によって刻まれた伝統模様のチーズを三日間スモークしたもの。
まろやかでやさしい味わいのこのチーズは、4~10月の間このチーズを燻煙小屋に泊りがけで燻される。

16世紀のポーランドの騎士フサリアたちは、背中に羽飾りをつけた甲冑を身に着け戦っていた。
騎馬で駆けるとき、または戦うとき、背中の羽が風になびくときに出す音が自分たちが大勢であると相手側に思い込ませる効果を狙ったのだという。

ポーランドは、中世のころからたびたび侵略の憂き目を見てきた。
だから、もう二度と国が蹂躙されるようなことがないことを祈っている。


カーテン・ブッラクベリー

2014-07-12 16:02:47 | 植物たち


ブラックベリーが熟し始めた。
長く延びた蔓からは、カーテンのようにブラックベリーがぶら下がる。
その様子が素敵なので、摘果しようかどうか大いに悩むところ。
今年は、ブルーベリーの実りが振るわなく、ラズベリーもすっかりおわってしまって、ブラックベリーだけが生っている。
だから、ブラックベリーのみのジャムを作れるわけだから、真っ黒く熟したものを順に摘果し冷凍保存して厄介者の種を濾したジャムを作れる。
食べられるものをうやむやにしてしまうのは気が進まないから、こうして写真に撮って楽しんだ後はジャムに変身させよう。
艶やかで濃紫のジャムは、真っ白なヨーグルトによく合うだろう。
さらに緩めのソースなら、お洒落に演出できそうだ。


レトロな背景のブルーベリー