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神々の島、インドネシアのバリ島

2014-07-26 22:41:26 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」ジャワ島のすぐ東にあるバリ島は、バリ・ヒンドゥー教の神聖な山アグン山標高3031mなどの多くの火山を頂く島。
ちなみにケチャで有名なウルワツ寺院、ランプヤン寺院など、アグン山に向けて建てられている。
これら火山は、人々に災厄をもたらすが、同時に肥沃な大地の恩恵も授ける。
クスティ寺院の滝では沐浴が行われていて、バナナの葉の器に花を入れた「チャナン」というお供え物、ひとつは叶えたい願い事を込めて神様に、もうひとつは悪魔に邪魔されないように地面において祈りを行うマナーを守れば、観光客も参加できるという。
また、いくつかの海流が入り混じるバリ島は、世界有数のサーフィンスポットおよびビーチリゾートの地、とくにクタ・ビーチは有名だ。
バリ島からボートで40分のところにあるレンボンガン島は、島をマングローブの森が取り囲む自然豊かなところ。
満月の夜には、巨大エイのマンタが群れをなして泳ぐさまが見られ、通常も高確率でマンタの遊泳する姿を見ることができる。

グルメ。
”ニュー・マタハリ・カフェ”は、極彩色の特大ロブスターの炭火焼、ガーリックソースを食べられる。
”インドローランド”は、B級グルメ、庶民の主食「マルタバ」がいい。
極薄い生地に卵でとじた鶏肉・ネギをのせて包み揚げた、揚げ餃子のようなもの。
”レストラン・クカ”は、「バリの朝食」がお勧め。
一見目玉焼きがのった丼的なものと思えるけれど、実はスウィーツ、パッションフルーツなどムースの上にココナッツの白いムースで全面覆い、その上に黄身に見立てた丸いマンゴーソースをのせたもの。

ショッピング。
”クリシュナ”は、24時間営業のバリ雑貨の店。
いずれもリーズナブルな値段で、「ハンクアン」という芋のスクラブが美肌効果、レモングラスの石鹸は香りが虫除けになるなど、コスメティックなものまである。
”デ・ラ・レイナ”は、インドネシアの伝統的織物イカットを使った品々の店。
イカットを作っているのは主に貧しい地域の女性で、その人たちの支援にとイカット製品を取り扱うようになったらしい。

バリ島の昔からの民間療法に、風邪のときオリーブオイルを体に満遍なく塗ってコインでこする治療法がある。
オリーブオイルは食べるだけではなく、薬として化粧品として古今東西使われているので不思議ではないが、バリ島にオリーブの木があるのかどうか疑問である。
交易でもたらされたのか、それともオランダ統治時代のから始まったのか、いったいどうなのか知りたい。

神々の島バリ島、豊穣な自然にふさわしいヒンドゥー教の島として、その独自性を保ていって欲しい。