rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

取引するねこ、齢15。

2014-07-16 10:58:21 | ねこ


さてもさて


ごちそうさま

ねこが、いつものように私の気配を感じてどこからともなくエサをねだりにあらわれた。
エサというより10時のおやつだが。
洗濯物を抱えた私は、「ちょっとまって」と返事をする。
ねこは私に熱い視線を投げかけながら、「ごあん」と言い続ける。
私はねこに言う、「ごあんあげるけれど、ちょっとは写真に付き合いなさいよ。」
そして私が洗濯物を干し終えてゼリーで固めた魚のパウチをひらひらさせてねこに見せると、ねこは目を見開いて興奮し、エサを食べる場所へと向かう。
待ってましたとがつがつエサを食べるねこ。
ねこがエサを食べ終えたのを見計らってカメラを取りに行く。
ねこは、悠然と餌場から離れ歩き出し、こらこら写真はどうしたと焦る私を尻目に進む。
ねこの先に回りこんでねこの歩いてくる姿を写真に収めようをしていると、ねこはおかまいになしに私に近づいてきたけれど、どうやら写真に付き合ってあげようというつもりらしい。
そこで一枚。
次に場所を変えたねこは、これでどうだとポージング。
数枚撮り終えたと見るや、次に縁の下に向かってまたポーズ。
私がシャッターを数枚切ったならば、ねこは撮影会終了と歩み去っていった。
ねことの取引は交渉成立、結局パウチ1つで10分か。
なかなかねこもたいしたものだ、伊達に15年生きてはいない。




ハイ、ポーズ


カラバッジョのように