ランニング徒然

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FORD撤退

2017-02-02 19:53:00 | クルマ

​1月から2月に入って変わったことは数多いのですが、自動車関係に関してマスコミは東京のチョイノリタクシーと、トランプ米大統領の発言に対応した自動車産業の対米投資について多く取り上げています。

その一方でほとんど報道されていなかったのがFORDの日本からの撤退の話題です。

街中ではエクスプローラーを結構な頻度で見かける気がしますが、ブランド全体で年間5000台レベルの販売実績で推移して、今後の拡大が望めないために日本市場から1月末で撤退したわけです。

フォーカスは車のレベルは高いのにブランドイメージが低く、なかなか売れなかったという状況だったようです。

試乗したことがないのでなんともいえませんが、欧州ではVW-Golfのライバルとして、単一車種としての販売台数ではカローラと争っていたので、悪い車ではないはずです。

ラリーには古くから参戦しており、2006年、2007年にはマニュファクチャラーとしてタイトルを獲得しています。

プジョー、シトロエン、トヨタ、三菱、スバルと各時代で激戦を繰り広げました。

ただ運が悪いというか各年代で他社の強いドライバーがいたため、近年は特にセバスチャン・ローブ(シトロエン)の全盛期に当たったためかドライバーズタイトルには縁がありませんでした。

傘下に収めていたJaguarも耐久レースで活躍しました、

フォードの資金援助で開発され、フォードブランドを冠したコスワースDFVエンジンはF1で通算で154勝、後継のHBエンジンも10勝、ZETEC-Rエンジンも8勝と圧倒的な勝利数を重ねています。

たらればですが、コスワース製のエンジンを乗せたエスコートWRC、フォーカスWRCがインプレッサやランエボを凌駕する成績を収めていたら、日本でのイメージも少しは違ったのかなと残念です。

いずれにせよ、FORDブランドが日本から消えるのは寂しいと思う人は少なからずいると思います。



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