大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

せやさかい・191『本堂でお泊り』

2021-02-16 09:16:16 | ノベル

・191

『本堂でお泊り』さくら          

 

 

 その夜は本堂の外陣で三人で枕を並べて寝ることにした。

 

 わたしの部屋で寝ても良かったんやけど、さすがにベッドの他に二人分のお布団を敷くと狭い。

 それに、一人がベッドを使うと、お布団の二人とは、ちょっと離れてしまう。高さちがうしね。

「それじゃ、修学旅行みたく!」

 頼子さんの提案で、阿弥陀さんの前で寝ることにしたんです。

 頼子さんが気にしてた御料車は、頼子さんがスマホで二件ほど電話すると引き上げて行った。

「枕もとに阿弥陀様がいると、なんか安心しない?」

「小学校の林間学校思い出します」

「え、留美ちゃんとこは林間学校あったん?」

「うん、高野山の宿坊で泊ったんだけどね、こんな感じだった」

「高野山も阿弥陀様?」

「お不動様でした」

「お不動様?」

「あ、こんなんです!」

 二人の前に胡座かいて、お不動さんのモノマネをする。

 右手に利剣(諸刃の真っ直ぐな刀)の代わりのハタキを、左手に羂索代わりの紐を持つ。

「え、なんか掃除でも?」

「ちゃいます……そや!」

 檀家のお婆ちゃんらが置いてるお菓子箱から柿の種を二つぶ取り出して八重歯の代わりの差し歯にする。

「アハハ、なんか面白い」

 頼子さんが遠慮なく笑う。

「あ、こういうのです」

 律儀な留美ちゃんがスマホで検索、お不動さんの写真やら動画を見せてくれる。

「うわあ、どれもこれも怖い顔だね……座ってるのと立ってるのがある」

「あたしが、真似したんは座ってる方です、ポリポリ……」

「あ、八重歯食べてる」

「これしてたら、喋れませんよって」

「あ、なに、これ?」

 三人の目が停まったのは、全身緑色のコケに覆われて、表情も何も分からへんようになったお不動さん。

「あ、法善寺横丁のお不動さんですよ」

「法善寺横丁は聞いたことある!」

「あ、織田作之助の『夫婦善哉』だ」

 さすが、元文芸部の部長。

「ラノベの『りゅうおうのおしごと』にも出てきたと思います」

 さすが留美ちゃん。

「コロナが収まったら、みんなで見に行こうか?」

「残念さんも行かなきゃですね」

 ちょっと留美ちゃんが元気になった。

「阿弥陀様でよかったね、お不動様に見下ろされてたら、ちょっと寝れなかったかもね」

「じゃ、そろそろ寝ようか」

「「はい」」

 三人横に並んで手を合わせて南無阿弥陀仏を三回唱えてお布団に入ります。

 ボンさんも檀家さんも「ナマンダブ」ていうんやけど、字面は「南無阿弥陀仏」やさかい、二人に倣っときます。

 うちは、阿弥陀さんの事は、まだよう分かってへんのです。

 阿弥陀さんは、人が死んだら極楽浄土に連れて行ってくれはります。

 というか、それしかしてくれません。

 どんな悪党でもふざけた奴でも、死んでからの極楽は完ぺきに受け合うてくれはるけど、この世の事には関与しはれへん。他の仏教は修業したり寄進したりとかすると願い事を聞いてくれはることもある。

 阿弥陀さんいうのは、そういう人を突き放したとこがあるんや。

 それでも、お祖父ちゃんもおっちゃんも、テイ兄ちゃんも檀家さんが阿弥陀さんにお願いごとをするのを反対したりはせえへん。

 そういうとこをアバウトにしといて、お寺と檀家さん、檀家さん同士の繋がりを暖かいものにしてる。

 うちには、まだ、よう分からへん。

 けども、この本堂には、お寺さんやら檀家さんやらの願いや温もりが何百年分も籠ってる。

 その温もりのせいやろか、留美ちゃんも、その晩はゆっくり寝られたみたいです。

 朝になって起きて見ると、いつのまにかダミアが留美ちゃんのお布団に入って寝ておりました。

 

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らいと古典・わたしの徒然草・7『第二十六段 亡き人の別れよりもまさりても……』

2021-02-16 06:53:38 | 自己紹介

わたしの徒然草・6

『第二十六段 亡き人の別れよりもまさりても……』  




 徒然草というのは、矛盾やブレが多いようです。

 第八段では「色欲は身を滅ぼす!」と宣言し。かと思えば、直後の九段では、最後の一節でこそ、取って付けたように異性への惑いをいさめてはいますが、全編「女は髪のめでたからんこそ……」と、女性の魅力を髪に象徴して、そのメロメロさを披露しています。

 この矛盾やブレは、徒然草が何十年の長きにわたって書かれたものであるというあかしであると同時に、兼好というオッサンのおもしろさを現していると思います。

 五十路以上の方ならご存じかもと思うのですが『桃尻娘』をお書きになった、橋本治さん(「とめてくれるな、おっかさん。背中の銀杏が泣いている。男東大どこへいく」のコピーで有名)が、『絵本 徒然草』でこう述べられている。この二十五段から、三十二段あたりが変わり目であると。なんの変わり目かというと、青年と大人の変わり目。二百四十三段の終わりまで、この兼好というオッサンには、青年らしい、心のゆらめきやら、矛盾やらが同居しているのですが。その中でも、このあたりに、なにやら折り返し点があるようである……ということのようです。

 この第二十六段が書かれたのは、兼好三十路の初めごろ。まだ坊主になって何年もたっていない。もとより兼好のオッサンは、仏道修行に精をだすために坊主になったのではなく、南北朝の時代、カタチばかりになった貴族社会。その中でも、あまりぱっとしない五位の位(まあ、傾いた伝統企業の課長級)。それでも後二条天皇の里代裏(さとだいり。この時代は内裏が焼けてしまって、天皇さんの母方の実家を内裏にしていた)の堀川家の諸太夫(第一秘書みたいなもの)をやっていたころは、まだ、いい目をみるチャンスもあったのですが、後二条天皇の崩御(死ぬこと)や、その御子である邦良親王にまで死なれ「やってられるか!」という、やけっぱちで俗気たっぷりの早期退職のような出家……わかりますなあ……かくいうわたしも五十五歳で「やってられるか!」で、早期退職した口であります。だから、兼好のオッサンは法名も俗名の兼好(かねよし)を音読みしただけのずぼらさ。だから、そこらへんの一見マジメな坊主とちがって、俗世間に、死ぬまで関心をもってござらっしゃった。で、まだ坊主になって何年もたたないころに書かれた、この第二十六段などは、じつに俗! いや、俗を悪いとは毛ほどにも思っていないわたしでありますが。今も昔も坊主というのは世の人が思うほど、その多くは聖人ではありません(私自身、坊主の孫でして、実態は良く承知している)社会人野球のチームで、いちばんガラが悪いのは坊主のチームだとも言われています。わたしが尊敬してやまない郷土の悪たれ坊主の今東光和尚も、行きつけの散髪屋の屋号を「美人館」とつけたり、美人のグラビアに目を細めたり、「嫁さんにするんやったらS高校(わたしの、初任校であります)の娘がええなあ」と、のたもうておられます。東光和尚の法名は春聴といい(なんか……ですな。落語家に字こそちがうがシュンチョウさんがおられます)仏弟子である瀬戸内寂聴さんの法名は、なんと、この東光和尚がつけておられるのです。寂聴尼もなかなかなお方ではありますが……また、機会があれば寂聴尼についても語りたいと思います。

 以上、長々とした前説で恐縮です(^_^;)。

 本題は……そうそう『亡き人の別れよりもまさりて……』です。なにがかというと、生きている人との別れというのは辛いなあということであって。この生きている人というのは、定年をむかえた先輩でもなく。卒業式の日のクラスメートでもない。この段に堂々と引用してある堀川院におくられた和歌「昔見し妹が垣根は荒れにけり、つばなまじりの菫のみして」ええと、意味は……「昔つきあってた娘(こ)の家の垣根は荒れちまって、雑草が茂ちまってスミレだけがポツンと咲いているんだよな……これが」。つまり男というのはこういうもんなんだということであります。
 

 女性の読者からお叱りをうけるかもしれませんが、男と女というのは根本的に違うところがあるのではないでしょうか。

 例えば、女性は家の中のちょっとしたものの位置が変わっていても目ざとく見つけられるもので、ヘソクリを見つけられて泣きの涙を見るのは、たいがい亭主のほうであります。ついこないだも、うちの息子が、運動会でいる手ぬぐいを学校カバンの横に置いていて、うっかり持っていくのを忘れたことがありました。リビングの端っこに、その手ぬぐいはポツネンと放置されていたのですが、わたしはいっこうに気づきません。

 朝「手ぬぐい忘れんように、カバンの横に置いといたから」「うん、わかった」という会話を聞いていたにもかかわらず。カミサンは帰宅するやいなや「あ、忘れよった!」。で、わたしは初めて手ぬぐいの存在に気が付きました。したがってわたしのささやかなヘソクリなどとうにご存じで、いくらか抜かれていても気が付きません。鬱がはげしく、ひょっとして……と、自分の実存に自信がなかったころ、「おれの実印、ここにあるから」と指し示したところ、まるで脱ぎ散らしたスリッパの位置を承知しているがごとく「うん、知ってる」 あな恐ろしきは、女の観察眼であると思いました。

 しかし、うちのカミサンは、地図がまるでだめなのです。息子の学校に提出する書類に、地図を描くのはいつもわたしの係り。ともだちのオバハン同士で、スマップだかのコンサートにいくとき、ネットで地図を検索したのはいいものの、「これ、どこやのん?」と、カミサン。「そこにナンタラいう駅があるやろな、その前の道を南に歩いて、三本目の筋をまがったとこ」「そやかて、どっちが南……?」と、こんなあんばい。

 また、本論からずれそうです。

 一般論ですが、男と女とでは恋心の持ちように違いがあります。

 浅田次郎氏が、どこかのエッセーでこう述べられおられます「女の恋は流れ去るが、男の恋は積み重なる」 言い得て妙であると思いました。わたしは、今のカミサンを含めると四回婚約をしています。有り体に言えば三回マンモス級のフラレ方をしているのであります(^_^;)。ニアミス程度の付き合いは、両手ではすまない(カミサンにもすまない……って、カミサンと出会う前のことであるのだが……)。

 今でも折に触れて「ああ、あの娘はどないしてんねやろか……」と嘆息することがあります。

 友人が経営するイタメシ屋で、かつて、わたしを手ひどくフッてくれた元彼女と出くわしたことがあります。最初に気づいたのはわたしのほうでした。「あ、えらいこっちゃ……」彼女との在りし日の様々なことが頭をよぎり、気もそぞろ「はよ、店出ならあかん」手に汗を感じながら、伝票に手を伸ばすと「あ、大橋君やないの!?」チュニックの背中が、ラフなサイドポニーテールをひきまわして振り返った。カウンターのペンダントライトの下の笑顔には、なんのクッタクもなかった。まるで初夏のビールのコマーシャルのように、陽気でフレンドリーでありました。その陽気なフレンドリーさに、足をからめとられ、小一時間昔の思い出や、共通の友人の話に花が咲きました。

 いや、咲いた花の古傷に疼痛を感じながら見とれていました。

 彼女にとってのわたしは、とっくに整理のついた引き出しの中の「思い出の品」にすぎず。しばらくながめれば、元の引き出しの定位置におさめればすむものなのです。わたしの過去のそれは、まだ取り散らかされ、整理がつかぬまま堆積した古新聞のごときもの。いつか片づけなければと思いつつ、整理どころか、収めるべき引き出しそのものが、思い出の山にさえぎられて開けることさえできなません。実際わたしの部屋……リビングの一角でしかないのですが、読みかけの本や、読みっぱなし、書きっぱなしで、秋の落ち葉のごとく散華した手紙やメモ、各種家電のコントローラーやケーブル。ほかの家内の領域はつねに整然と収まっており、わたしがわずかでも家内の領域にモノをはみ出させようものなら、某国の国境警備隊員と化したカミサンから「:*!?*#@&%*・・・¥*%$¥!!」と、言葉の実弾射撃(威嚇射撃ではない)をくらいます。

 兼好法師のオッサンが堀川院の「昔見し妹が垣根は荒れにけり、つばなまじりの菫のみして」を、例に引き出しているのは、男の見栄ではあるまいか。荒れていたのは、兼好法師の心にぞあらめ……と思うのは、七百年後のオッサンの心貧しいヒガミであるかも……

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妹が憎たらしいのには訳がある・63『たとえ真実でも』

2021-02-16 06:26:14 | 小説3

たらしいのにはがある・63
『たとえ真実でも』
         

           


「……勘だけど、あの女の人はロボットのような気がする」

 マンションに戻る途中、春奈と宗司がマンションを出て駅に向かって居ることがGPSで分かった。
そして、最初に飛び込んできたのが、宗司のこの言葉だ。傷心の春奈を慰めてやりたい気持ちからなんだろうけど当たっている。

 二人は無言だった。

 春奈が涙をこらえ、宗司が今の言葉を後悔しながら春奈の気持ちを引き立てようとしていることが、無言の息づかいや、足音などから分かった。

「言葉なんか無くても、通じるものってあるんだね……」
 優子が優しく言った。
「始め言葉ありき……と、聖書にはあるけどね」
「新約聖書「ヨハネによる福音書」第1章ね……わたしはクリスチャンじゃないから、この言葉は信じない」
「そうだね。駅に向かいながら、宗司は無言で春奈に寄り添ってるよ。だから、春奈も崩れずに、駅に向かって、ちゃんと歩いている、歩けてる」

 駅の改札を潜ると、まるでシェルターにでも入ったように春奈はベンチに腰を下ろし、ため息をついた。
 
 電車が来ても春奈はベンチを立とうとはしなかった。

 宗司は、寄り添ってベンチに座り続けた。
 場馴れしない宗司は、無意味に立ち上がり、自販機でコーヒー牛乳を買って、一つを春奈に渡した。

「プ、よりによって、コーヒー牛乳……」
「あ、俺、何にも考えてなくて……別の買ってくる」
「いいの、こういう子供じみた飲み物がちょうどいいの」
「そ、それはよかった」

 そう言いながら、宗司自信は、コーヒー牛乳を持て余している。
 春奈は付属のストローを、さっさと差し込んで最初の一口を吸った。

「おいしい……宗司クンも飲んでみそ」
「う、うん」
 宗司は、音を立てて半分ほども飲んでしまった。
「子供みたい」
「あ、気が回らないから……ごめん(-_-;)」
「謝ることなんかないわよ」
「ロボットみたいだって、いいかげんな慰め言ってごめん」
「ううん、心がこもっているもの。でも、どうしてロボットだって思ったの?」
「……ただの勘。エントランスですれ違ったときに、なんてのかな……人間て、不完全てか不器用だから、たいてい複数のオーラを感じるんだけど、あの人からは美しいってオーラしか感じなかった。むろん表情が硬かったり、ちょっと足早だったり……でも、俺には、プログラムされた動きのように思われた……いや、ドジの勘だからね(^_^;)」
「残念ながら、あの女の人は人間。これも勘だけど、当たりよ」

「そうなんだ……」

「中学の頃に、お父さんのゴミホリ手伝ってたら、紐が切れて、古い本やら手紙がばらけちゃって」
「アナログなんだね」
「エンジニアって、そんなとこあるでしょ。その手紙の中に、経年劣化すると隠れた写真が浮かび出てくるものがあったの。その写真、さっきの女の人にそっくりだった」
「女の人からの手紙?」
「ううん、お父さんの友だち。きれいな人だなって思った。手紙には『20年後に、この手紙を見ろ』って書いてあった。元は風景写真みたいだったけど、女の人の姿と二重になっていて、お日さまに当てると、あっと言う間に、女の人だけになった」
「その女の人、お父さんの彼女だった人?」
「うん……お父さんが、後ろから言った『お母さんと知り合う前に付き合っていた。向こうの親が反対らしくてね、お父さんのメールや手紙は全部ブロックされていた。で、数か月後に街で会ったら、こう言われた――なんで、しっかり掴まえていてくれなかったの――』。それで、お父さんは、手紙やメールがブロックされていたことを悟った。で、なにも言わずに別れたって……『人を愛することは、その人が一番幸せになることを望むことで押しつけるもんじゃない。たとえ真実でも、実りの無い真実は人を傷つけるだけだ』って。そして『いま、お父さんが一番大切な人は、お母さんと春奈だ』って」
「……そうなんだ」
「その女の人によく似てるんだもん。ロボットだったら、いくらなんでも分かるわよ……でしょ。その……スキンシップとかがあれば分かる事よ」
「そ、そうだよね……」
「電車来たよ」
「うん」

「これ、やっぱり放っておけないよ」
 反対側のホームで、優子が言った。
「予定変更、ただちに実行」
 わたしは、あの女に送り込んだプログラムを書き加えた『迅速な活動停止』と……。

「あなた、ただ今。どうだった、春奈ちゃん?」
「あ、ああ、少し傷つけてしまったようだけどね……」
「ごめんなさいね、わたしが……」

 ドサ

 そのまま女は倒れて、呼吸が止まった。

 救急車で女は救急病院に運ばれ、蘇生措置が行われたが息を引き取った。
 そして、病理解剖されて、初めてロボットであることが分かった。同時に全国で二十体の活動を停止したロボットが発見された。わたしが発見したより十五体多い。C国のトラップは、思いの外進んでいた。

 事態は、わたしたちの予測を超えて進み始めている……。

 

※ 主な登場人物

  • 佐伯 太一      真田山高校二年軽音楽部 幸子の兄
  • 佐伯 幸子      真田山高校一年演劇部 
  • 千草子(ちさこ)   パラレルワールドの幸子
  • 大村 佳子      筋向いの真田山高校一年生
  • 大村 優子      佳子の妹(6歳)
  • 桃畑中佐       桃畑律子の兄
  • 青木 拓磨      ねねを好きな大阪修学院高校の二年生
  • 学校の人たち     加藤先輩(軽音) 倉持祐介(ベース) 優奈(ボーカル) 謙三(ドラム) 真希(軽音)
  • グノーシスたち    ビシリ三姉妹(ミー ミル ミデット) ハンス
  • 甲殻機動隊      里中副長  ねね(里中副長の娘) 里中リサ(ねねの母) 高機動車のハナちゃん
  • 木下くん       ねねと優奈が女子大生に擬態生活しているマンションの隣の住人
  • 川口 春奈      N女の女子大生 真由(ねねちゃんと俺の融合)の友だち 
  • 高橋 宗司      W大の二年生   


 


 

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