第13日 2006年11月23日(水) 曇後雨
<30番善楽寺~32番禅師峰寺>
=高知市内に入る=
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6時20分起床、7時に朝食。富山の薬売り氏は、早起きして友人
と車で小豆島の寒霞渓へ行ったとか。7時39分に稲吉屋旅館を
出る。まだ雨は降っていないが、午前50%、午後70%の予報だ。
北にある国分寺は昨日参拝したので、西への短絡コースをとる。
そばのT字路を西へ。JR土讃線を越え、県道249号を進む。車の
人が、国分寺に行くのを間違えたと思い、声をかけてくれた。お参り
は済んだと伝え、気配りに感謝する。
田園地帯を抜ける道だが、車は少なく歩道もある。小籠の十字路
辺りから、今日回る五台山のアンテナが見える。南国市と高知市の
市境のT字路を右折して国分川を渡る。高知大医学部前の堤防の
モミジがよい彩りを見せていた。
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蒲原の家並みを過ぎ、南に高知刑務所を望む山すそにあった遍
路小屋5号蒲原で休憩する。
雨がポツポツしてきたので、スパッツを付け雨具のズボンをはく。
車の多い県道384号に出た。逢坂峠を少し下り、高知市街を見
下ろす一宮墓地公園の横から、遍路道を下る。
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本降りになってきたので、民家のガレージでポンチョも着けた。
ほどなく30番善楽寺。山門は無く、境内の境界に何もない開放
的な寺。
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大師堂の前に、願を書いた小石が沢山吊してあった。
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道路を挟んだ土佐一宮の土佐神社にも参拝。社殿はこけら葺き。
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朱塗りの鼓楼は国重文である。
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神社参道を南に向かい、近くの大きなスーパー、マルナカで、昼
食を仕入れる。小さい川沿いに進み、JR土讃線の下を抜け、中央
分離帯のある広い県道44号へ。分離帯のカエデがよい彩り。
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正面に、これから上がる五台山が近づく。遍路道とは違うが、土佐
電鉄御免線の先まで県道を直進して左折、大島橋を渡り、土居酒店
の横から細い遍路道へ。
簡易舗装の段を上がると、高知市街の展望が広がる。この上りで
大汗。雨の予報で厚いシャツを着てきたが、薄いのでよかった。
牧野富太郎記念館展示館前や植物園の遊歩道を抜け、一度下が
って温室横の植物園の南門に出た。前回も間違えたと思ったが、
この道が遍路道になっているようだ。
すぐ上が31番の五台山竹林寺。幅広い石段を上ると、境内のモミ
ジがちょうど見ごろで、五重塔付近が特によい。
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標高は120mだが、市内とは違う彩りだ。
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本堂は古いこけら葺き。参拝、読経を終え、本堂下の売店内に
ある休憩者用ベンチで昼食をさせてもらう。納経所は山門下の左手
奥、表示が無くて分かりにくかった。
こけむすゴロゴロの石段を下り、下田川の桃の木橋を渡って左岸
沿いに進む。
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唐谷の集落を抜け、細道を東に進んで県道247七号へ。前回立
ち寄った竹市半平太旧宅は通過し、石土池の横に出る。
再び汗をかきながら340mの遍路道を上がり、32番禅師峰寺
(ぜんじぶじ)に着いた。
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標高は82mだが、山の中腹にあり、本堂横からは浦戸大橋方面
の展望がよい。
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納経所にティサーバーがあり、お茶と菓子の接待をいただいた。
寺を下る頃から本降りになり、冷たい雨で手がかじかんできた。
県道14号の北を並行して西に向かう旧道は細いが、車は少ない。
三里中手前の聖神社前に、高知市の保存樹に指定された、6人
抱えくらいの太いクスノキが立つ。
種崎渡船場近くの信号を左折して県道14号へ。車が多く、トラッ
クに雨しぶきを何度も何度もかけられながら、海面からかなり高い
浦戸大橋を渡る。
桂浜に向かって、ぐるりと反時計方向に上り下りして、16時52分
に民宿まさごに着いた。
玄関そばの部屋は、床の間と違い棚、神棚、飾り物、障子などが
あるりっぱな和室。夕食も海の幸主体で盛りだくさん。
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宿泊客は、出張で近くのドックに検査に来たという還暦近い長崎
の男性と、若い自転車遍路、それに私の3人。
出張客も趣味で自転車ツアーをしているとかで、食事をしながら
旅の楽しみなどを、3人で話し込んだ。洗濯は、おかみさんがして
下さった。
(コースタイム〉稲吉屋旅館7:39ー国道32号交差点8:10ー南国市・
高知市境(小山橋南)8:27ー遍路小屋5号蒲原8:50~9:05ー30番
善楽寺9:38~10:00ー一宮神社10:01~07ースーパーマルナカ10:13
~26ー国分川の橋南詰11:15ー31番竹林寺(昼食も)12:02~55ー
県道247号へ13:39ー石土池際東屋14:00~06ー32番禅師峰寺14:30
~56ー大平山トンネル南15:35ー三里局先交差点16:04ー民宿まさご
16:52
(距離 27㎞、地図(1/5万) 高知、土佐長浜、歩行地 南国市、
高知市、歩数 48,700)
<30番善楽寺~32番禅師峰寺>
=高知市内に入る=
6時20分起床、7時に朝食。富山の薬売り氏は、早起きして友人
と車で小豆島の寒霞渓へ行ったとか。7時39分に稲吉屋旅館を
出る。まだ雨は降っていないが、午前50%、午後70%の予報だ。
北にある国分寺は昨日参拝したので、西への短絡コースをとる。
そばのT字路を西へ。JR土讃線を越え、県道249号を進む。車の
人が、国分寺に行くのを間違えたと思い、声をかけてくれた。お参り
は済んだと伝え、気配りに感謝する。
田園地帯を抜ける道だが、車は少なく歩道もある。小籠の十字路
辺りから、今日回る五台山のアンテナが見える。南国市と高知市の
市境のT字路を右折して国分川を渡る。高知大医学部前の堤防の
モミジがよい彩りを見せていた。
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蒲原の家並みを過ぎ、南に高知刑務所を望む山すそにあった遍
路小屋5号蒲原で休憩する。
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雨がポツポツしてきたので、スパッツを付け雨具のズボンをはく。
車の多い県道384号に出た。逢坂峠を少し下り、高知市街を見
下ろす一宮墓地公園の横から、遍路道を下る。
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本降りになってきたので、民家のガレージでポンチョも着けた。
ほどなく30番善楽寺。山門は無く、境内の境界に何もない開放
的な寺。
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大師堂の前に、願を書いた小石が沢山吊してあった。
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道路を挟んだ土佐一宮の土佐神社にも参拝。社殿はこけら葺き。
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朱塗りの鼓楼は国重文である。
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神社参道を南に向かい、近くの大きなスーパー、マルナカで、昼
食を仕入れる。小さい川沿いに進み、JR土讃線の下を抜け、中央
分離帯のある広い県道44号へ。分離帯のカエデがよい彩り。
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正面に、これから上がる五台山が近づく。遍路道とは違うが、土佐
電鉄御免線の先まで県道を直進して左折、大島橋を渡り、土居酒店
の横から細い遍路道へ。
簡易舗装の段を上がると、高知市街の展望が広がる。この上りで
大汗。雨の予報で厚いシャツを着てきたが、薄いのでよかった。
牧野富太郎記念館展示館前や植物園の遊歩道を抜け、一度下が
って温室横の植物園の南門に出た。前回も間違えたと思ったが、
この道が遍路道になっているようだ。
すぐ上が31番の五台山竹林寺。幅広い石段を上ると、境内のモミ
ジがちょうど見ごろで、五重塔付近が特によい。
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標高は120mだが、市内とは違う彩りだ。
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本堂は古いこけら葺き。参拝、読経を終え、本堂下の売店内に
ある休憩者用ベンチで昼食をさせてもらう。納経所は山門下の左手
奥、表示が無くて分かりにくかった。
こけむすゴロゴロの石段を下り、下田川の桃の木橋を渡って左岸
沿いに進む。
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唐谷の集落を抜け、細道を東に進んで県道247七号へ。前回立
ち寄った竹市半平太旧宅は通過し、石土池の横に出る。
再び汗をかきながら340mの遍路道を上がり、32番禅師峰寺
(ぜんじぶじ)に着いた。
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標高は82mだが、山の中腹にあり、本堂横からは浦戸大橋方面
の展望がよい。
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納経所にティサーバーがあり、お茶と菓子の接待をいただいた。
寺を下る頃から本降りになり、冷たい雨で手がかじかんできた。
県道14号の北を並行して西に向かう旧道は細いが、車は少ない。
三里中手前の聖神社前に、高知市の保存樹に指定された、6人
抱えくらいの太いクスノキが立つ。
種崎渡船場近くの信号を左折して県道14号へ。車が多く、トラッ
クに雨しぶきを何度も何度もかけられながら、海面からかなり高い
浦戸大橋を渡る。
桂浜に向かって、ぐるりと反時計方向に上り下りして、16時52分
に民宿まさごに着いた。
玄関そばの部屋は、床の間と違い棚、神棚、飾り物、障子などが
あるりっぱな和室。夕食も海の幸主体で盛りだくさん。
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宿泊客は、出張で近くのドックに検査に来たという還暦近い長崎
の男性と、若い自転車遍路、それに私の3人。
出張客も趣味で自転車ツアーをしているとかで、食事をしながら
旅の楽しみなどを、3人で話し込んだ。洗濯は、おかみさんがして
下さった。
(コースタイム〉稲吉屋旅館7:39ー国道32号交差点8:10ー南国市・
高知市境(小山橋南)8:27ー遍路小屋5号蒲原8:50~9:05ー30番
善楽寺9:38~10:00ー一宮神社10:01~07ースーパーマルナカ10:13
~26ー国分川の橋南詰11:15ー31番竹林寺(昼食も)12:02~55ー
県道247号へ13:39ー石土池際東屋14:00~06ー32番禅師峰寺14:30
~56ー大平山トンネル南15:35ー三里局先交差点16:04ー民宿まさご
16:52
(距離 27㎞、地図(1/5万) 高知、土佐長浜、歩行地 南国市、
高知市、歩数 48,700)