首都圏は今日、風もなく快晴の穏やかな1日でした。そこで、
今年2度目の七福神めぐりに出かけました。
場所は、昨日18時10分からのNHK総合TV「首都圏ネット」で
紹介していた、『武蔵野吉祥(きっしょう)七福神めぐり』です。
東京の武蔵野商工会議所が、武蔵野市内の寺社とともに企画
したもので、今年から始めた新しい七福神めぐりのコースです。
元旦から今日10日までは、七福神めぐり特別バスも運行され
ましたが、私はもちろん、歩いて回ることにしました。
スタートのJR中央線吉祥寺駅を、11時40分に出ました。南口
の丸井百貨店横から坂を下って井の頭恩賜公園に入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/53/faaadeea04168c1631758bf8683d4e3a.jpg)
水中から数個の噴水が上がる井の頭池の橋を渡って、まず、
池の南西端にある大盛寺の井の頭弁財天に参拝します。
この弁財天は、天慶年間(938~946)に始まった伝えられ、
神田上水水源の水神、福の神、音楽や芸能の守護神として、
江戸の人々に広く信仰されたとのことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/6e/4469db127ce9b23066aef2f14f3cd50b.jpg)
色鮮やかな朱に彩られた現在の社殿は、昭和2年(1927)に
再建されてものです。ここで、七福神の色紙を購入しました。
値段は2,000円、各寺社での朱印代も入っています。
大盛寺本堂は池の南側を上がったところにありますが、門が
閉ざされていて入れませんでした。
池の西側を上がって、吉祥寺駅西側を抜ける吉祥寺通りを北
に進むと、東西に走る五日市街道との交差点際に、大黒様の
武蔵野八幡宮があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/bb/34dc7e26638753b38f73b465fa740b26.jpg)
ケヤキやクスノキなどの保存樹に囲まれた緑豊富な境内の奥
に、やはり朱塗りのりっぱな神殿が建っています。
大黒様は、別の小さな社殿に祭られていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/af/59a08434036157b99ec969db1872d15a.jpg)
この神社は、789年、坂上田村麻呂が大分の宇佐八幡大神
の分霊を祭ったのが始まりと伝えられ、武蔵野の農民の氏神様
として信仰を集めてきたとのこと。
境内には、「この辺りでは江戸時代後記の天保年間(1830~
44)ころから吉祥寺ウドと呼ぶ、ウドの栽培が盛んだった」と記さ
れていました。
次の布袋尊の安養寺は、神社のすぐ東側です。開山は寛永
元年(1624)、吉祥寺四軒寺のひとつで、「多摩新四国八十八
ヶ所」第1番札所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/19/fec473a0388a81dad1bc8c260102a08b.jpg)
境内には、武蔵野市内にただ一つ現存するという、安永2年
(1773)奉納の梵鐘がありました。
東に出て墓地の西側から北に向かい、女子大通りを越えて、
福禄寿の大法寺に行きました。
大法寺は、徳川家光時代の寛永10年(1634)開山の禅寺。
開創当時は江戸麻布にあり、昭和7年(1932)にここに移転
してきたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/a2/e033703276488e173eaeb3d2812d86c0.jpg)
境内にある石造の福禄寿は、石仏彫刻家、長岡和慶氏作。
長岡氏の代表作は、大英博物館に収蔵され、ほかに、延暦寺、
東大寺、高野山、永平寺、三井寺などに納めた石仏があるよう
です。
西に回り吉祥通りに出て南へ、武蔵野八幡宮のある八幡宮前
交差点から西に、五日市街道を進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ca/d7212b1bb00b3089d9b3b973f4a72b52.jpg)
けやき並木の並ぶ成蹊大前を過ぎ、途中の中華料理店で昼食
後、武蔵野市民文化会館前を通過、第5小の北にある延命寺に
着きました。
現在の本堂は近代的な建築様式ですが、関前村開村当時の
寛文10年(1670)に開山された密教寺院です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/62/dcfcb3dcfa500d7816d986ebd187f2d6.jpg)
ここは、毘沙門天と寿老人の寺、いずれも石仏で、本堂前に並
んでいます。
制作は大法寺と同じ、愛知県岡崎市の大仏師・長岡和慶氏で、
毘沙門天の裏面には、平成18年12月15日建立と彫られていま
したから、まだ真新しいものです。
ここでは、甘酒のサービスがあったのでいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/6a/6febc85e5853e2a9c128694eab0435af.jpg)
昨日のNHKTVを見て来たのか。今日が色紙押印の最終日という
こともあるのか、各寺社ともかなりの参詣客で賑わっていました。
五日市街道を少し先まで進み、サザンカの咲くグリーンパーク遊歩
道に入って南へ、境浄水場の東側で玉川上水の境大橋を渡ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/23/efe81e0ddc9cf488703c90c43e135c62.jpg)
この辺りは、毎年5月の連休に開催される、ウオーキング大会、
東京国際スリーデーマーチで通過するところです。
さらに、高架工事中のJR中央線の踏切を越えて南に回り、2つ目
の通りを西に進んで、武蔵境通に面した恵比寿神の杵築(きづき)
大社に入りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/52/dd4239b8f87d746e2b3e7260f879efd8.jpg)
江戸時代の初め、松江藩主松平直政により建てられ、開運厄除け、
縁結びの神として信仰を集めているとのことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/28/8ec6a99db199acc3686b332dd7de6d7f.jpg)
本殿前には、千本イチョウと呼ぶイチョウの大木が立ち、境内には
高さ10mの富士塚もあり、病気平癒願ってお参りする人が多いよう
です。
ここで最後のご朱印をいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/0c/284e6f4c55eb350d95ca89b3d7f966fe.jpg)
これで七福神めぐりは終了、高架工事中で仮駅舎のJR武蔵境駅
に15時20分に着きました。
(距離 9km、地図(1/2.5万) 吉祥寺、歩行地 武蔵野市、歩数
14,600)
今年2度目の七福神めぐりに出かけました。
場所は、昨日18時10分からのNHK総合TV「首都圏ネット」で
紹介していた、『武蔵野吉祥(きっしょう)七福神めぐり』です。
東京の武蔵野商工会議所が、武蔵野市内の寺社とともに企画
したもので、今年から始めた新しい七福神めぐりのコースです。
元旦から今日10日までは、七福神めぐり特別バスも運行され
ましたが、私はもちろん、歩いて回ることにしました。
スタートのJR中央線吉祥寺駅を、11時40分に出ました。南口
の丸井百貨店横から坂を下って井の頭恩賜公園に入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/53/faaadeea04168c1631758bf8683d4e3a.jpg)
水中から数個の噴水が上がる井の頭池の橋を渡って、まず、
池の南西端にある大盛寺の井の頭弁財天に参拝します。
この弁財天は、天慶年間(938~946)に始まった伝えられ、
神田上水水源の水神、福の神、音楽や芸能の守護神として、
江戸の人々に広く信仰されたとのことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/6e/4469db127ce9b23066aef2f14f3cd50b.jpg)
色鮮やかな朱に彩られた現在の社殿は、昭和2年(1927)に
再建されてものです。ここで、七福神の色紙を購入しました。
値段は2,000円、各寺社での朱印代も入っています。
大盛寺本堂は池の南側を上がったところにありますが、門が
閉ざされていて入れませんでした。
池の西側を上がって、吉祥寺駅西側を抜ける吉祥寺通りを北
に進むと、東西に走る五日市街道との交差点際に、大黒様の
武蔵野八幡宮があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/bb/34dc7e26638753b38f73b465fa740b26.jpg)
ケヤキやクスノキなどの保存樹に囲まれた緑豊富な境内の奥
に、やはり朱塗りのりっぱな神殿が建っています。
大黒様は、別の小さな社殿に祭られていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/af/59a08434036157b99ec969db1872d15a.jpg)
この神社は、789年、坂上田村麻呂が大分の宇佐八幡大神
の分霊を祭ったのが始まりと伝えられ、武蔵野の農民の氏神様
として信仰を集めてきたとのこと。
境内には、「この辺りでは江戸時代後記の天保年間(1830~
44)ころから吉祥寺ウドと呼ぶ、ウドの栽培が盛んだった」と記さ
れていました。
次の布袋尊の安養寺は、神社のすぐ東側です。開山は寛永
元年(1624)、吉祥寺四軒寺のひとつで、「多摩新四国八十八
ヶ所」第1番札所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/19/fec473a0388a81dad1bc8c260102a08b.jpg)
境内には、武蔵野市内にただ一つ現存するという、安永2年
(1773)奉納の梵鐘がありました。
東に出て墓地の西側から北に向かい、女子大通りを越えて、
福禄寿の大法寺に行きました。
大法寺は、徳川家光時代の寛永10年(1634)開山の禅寺。
開創当時は江戸麻布にあり、昭和7年(1932)にここに移転
してきたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/a2/e033703276488e173eaeb3d2812d86c0.jpg)
境内にある石造の福禄寿は、石仏彫刻家、長岡和慶氏作。
長岡氏の代表作は、大英博物館に収蔵され、ほかに、延暦寺、
東大寺、高野山、永平寺、三井寺などに納めた石仏があるよう
です。
西に回り吉祥通りに出て南へ、武蔵野八幡宮のある八幡宮前
交差点から西に、五日市街道を進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ca/d7212b1bb00b3089d9b3b973f4a72b52.jpg)
けやき並木の並ぶ成蹊大前を過ぎ、途中の中華料理店で昼食
後、武蔵野市民文化会館前を通過、第5小の北にある延命寺に
着きました。
現在の本堂は近代的な建築様式ですが、関前村開村当時の
寛文10年(1670)に開山された密教寺院です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/62/dcfcb3dcfa500d7816d986ebd187f2d6.jpg)
ここは、毘沙門天と寿老人の寺、いずれも石仏で、本堂前に並
んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/f1/37cba127ff44a988ed84cd8e0514b273.jpg)
制作は大法寺と同じ、愛知県岡崎市の大仏師・長岡和慶氏で、
毘沙門天の裏面には、平成18年12月15日建立と彫られていま
したから、まだ真新しいものです。
ここでは、甘酒のサービスがあったのでいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/6a/6febc85e5853e2a9c128694eab0435af.jpg)
昨日のNHKTVを見て来たのか。今日が色紙押印の最終日という
こともあるのか、各寺社ともかなりの参詣客で賑わっていました。
五日市街道を少し先まで進み、サザンカの咲くグリーンパーク遊歩
道に入って南へ、境浄水場の東側で玉川上水の境大橋を渡ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/23/efe81e0ddc9cf488703c90c43e135c62.jpg)
この辺りは、毎年5月の連休に開催される、ウオーキング大会、
東京国際スリーデーマーチで通過するところです。
さらに、高架工事中のJR中央線の踏切を越えて南に回り、2つ目
の通りを西に進んで、武蔵境通に面した恵比寿神の杵築(きづき)
大社に入りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/52/dd4239b8f87d746e2b3e7260f879efd8.jpg)
江戸時代の初め、松江藩主松平直政により建てられ、開運厄除け、
縁結びの神として信仰を集めているとのことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/28/8ec6a99db199acc3686b332dd7de6d7f.jpg)
本殿前には、千本イチョウと呼ぶイチョウの大木が立ち、境内には
高さ10mの富士塚もあり、病気平癒願ってお参りする人が多いよう
です。
ここで最後のご朱印をいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/0c/284e6f4c55eb350d95ca89b3d7f966fe.jpg)
これで七福神めぐりは終了、高架工事中で仮駅舎のJR武蔵境駅
に15時20分に着きました。
(距離 9km、地図(1/2.5万) 吉祥寺、歩行地 武蔵野市、歩数
14,600)