第22日 2006年12月2日(土) 曇後晴
<39番延光寺>
=宿毛市内から打ち戻り=
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今日は距離が短いので、6時20分に起床、7時朝食。部屋は
こたつだけだったので室内は寒かったが、布団は暖かだった。
7時40分に小築紫の大島屋旅館を出る。
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国道321号を北へ、宿毛市の中心街に向かうが、朝の通勤時
刻なので、マイカーが多い。出がけにパラパラしてきたので、ザッ
クカバーは付けたが、ポンチョは出さずに済んだ。
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昨日と違い、海もその向こうの山なども霞んでいる。小さい峠を
過ぎて田野浦を抜け、道の駅すくもに寄る。高床造り御殿風の遍
路小屋11号がある。
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2階に上がると、宿毛湾の眺めがよい。
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道の駅には、レストランや、平屋5棟の海産物店などがあるが、
まだ開店前だった。
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遍路小屋で、若い女性遍路が休んでいた。大阪の人で、12月
20日過ぎまで通し打ちの予定とか。お勧めの宿の情報交換など、
1時間近く話し、ホットカイロを1つもらった。
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国道を進み、右カーブした先で松田川大橋を渡る。松田川の流
れに、カモメがたくさん浮いていた。
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土佐くろしお鉄道宿毛駅横の手前で高架を右折し、市内の中心
街に入り、今夜泊まる岡本旅館にザックを預ける。
宿毛の中心街を東に抜け、松田川の宿毛大橋を渡って、延光
寺へ打ち戻りに向かう。
橋の向こうで、延光寺を打ち終えた鶴岡の野宿遍路氏と行き交
う。何日か前に話したことを覚えておられ、「山形県遊佐町のウオ
ーキング大会に来るときには連絡を下さい」とのことで、納札を
交換した。
南に並行していた国道56号に合し、次の信号で南側の遍路道
に入る。三差路に標識がないが、そばの作業場の方に教えても
らう。
宿毛市立共同墓地横を経て国道56号に出て、戻り気味に北側
の旧道に回る。雲が増えて冷えてきた。風も冷い。黄色いキクが
花盛りで、サザンカも咲いている。1㎞ほどで再び国道に合流する。
1.5㎞近く進み、北東に向かう遍路道へ。表示が無いので少し
迂回して別の遍路道に入り、39番延光寺に着く。38番金剛福寺
からまる3日の足どりだった。
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延光寺は、高知県最後の霊場。山門を入ると、延喜11年(911)
銘の、赤亀が梵鐘を背負った像がある。
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本堂で読経を始めたら、20人前後の団体遍路がやって来た。
12月に入ったが、土日にはやはりまだ巡拝バスの遍路ツアーが
あるようだ。
もとの遍路道を戻る。食事によい場所がないので、国道に出る
手前の路傍で、立ったままで田んぼや山を見ながら、昨日、民宿
叶崎でお接待にいただいたおむすびを食べる。おむすびは海苔
付きで、リンゴも入っていた。
風が冷たいので軍手を着用する。松田川を渡って市街地に戻っ
た角にある、宿毛歴史館に入る。
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吉田茂元首相など、幕末から昭和にかけて活躍した宿毛出身
の著名人20人の紹介や、企画展「一豊(かずとよ)土佐入国
功名のかなたに」など、30分近く観覧した。
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館のそばに、吉田茂の父と兄、竹内綱、明太郎顕彰碑と、その
実家があった。
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市内にはほかにも、宿毛ゆかりの人の生誕地などに、表示が
出ていた。
14時47分、岡本旅館に入る。郷土料理が名物のようだが、
水道と風呂を工事中で、夕食は無い。
9月に、料理に腕をふるったご主人が、入院3日、66才で急逝
し、後の処理が大変だったと、おかみさんが話された。
夕食は、近くの焼き肉店兼居酒屋で。気温が低く、平地歩き
だけで汗をかかなかったので、毎日ずっと続けていた洗濯は休
んだ。
(コースタイム〉大島屋旅館7:40ー湊漁港8:10ー道の駅すくも8:42
~9:30ー岡本旅館10:20~22ー国道56号へ10:57ー39番延光寺
12:08~30ー中村の国道際(昼食)12:47~13:05ー宿毛歴史館
14:09~36ー岡本旅館14:47
(距離 22㎞、地図(1/5万) 宿毛、土佐中村、歩行地 宿毛市、
歩数 35,900)
<39番延光寺>
=宿毛市内から打ち戻り=
今日は距離が短いので、6時20分に起床、7時朝食。部屋は
こたつだけだったので室内は寒かったが、布団は暖かだった。
7時40分に小築紫の大島屋旅館を出る。
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国道321号を北へ、宿毛市の中心街に向かうが、朝の通勤時
刻なので、マイカーが多い。出がけにパラパラしてきたので、ザッ
クカバーは付けたが、ポンチョは出さずに済んだ。
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昨日と違い、海もその向こうの山なども霞んでいる。小さい峠を
過ぎて田野浦を抜け、道の駅すくもに寄る。高床造り御殿風の遍
路小屋11号がある。
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2階に上がると、宿毛湾の眺めがよい。
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道の駅には、レストランや、平屋5棟の海産物店などがあるが、
まだ開店前だった。
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遍路小屋で、若い女性遍路が休んでいた。大阪の人で、12月
20日過ぎまで通し打ちの予定とか。お勧めの宿の情報交換など、
1時間近く話し、ホットカイロを1つもらった。
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国道を進み、右カーブした先で松田川大橋を渡る。松田川の流
れに、カモメがたくさん浮いていた。
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土佐くろしお鉄道宿毛駅横の手前で高架を右折し、市内の中心
街に入り、今夜泊まる岡本旅館にザックを預ける。
宿毛の中心街を東に抜け、松田川の宿毛大橋を渡って、延光
寺へ打ち戻りに向かう。
橋の向こうで、延光寺を打ち終えた鶴岡の野宿遍路氏と行き交
う。何日か前に話したことを覚えておられ、「山形県遊佐町のウオ
ーキング大会に来るときには連絡を下さい」とのことで、納札を
交換した。
南に並行していた国道56号に合し、次の信号で南側の遍路道
に入る。三差路に標識がないが、そばの作業場の方に教えても
らう。
宿毛市立共同墓地横を経て国道56号に出て、戻り気味に北側
の旧道に回る。雲が増えて冷えてきた。風も冷い。黄色いキクが
花盛りで、サザンカも咲いている。1㎞ほどで再び国道に合流する。
1.5㎞近く進み、北東に向かう遍路道へ。表示が無いので少し
迂回して別の遍路道に入り、39番延光寺に着く。38番金剛福寺
からまる3日の足どりだった。
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延光寺は、高知県最後の霊場。山門を入ると、延喜11年(911)
銘の、赤亀が梵鐘を背負った像がある。
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本堂で読経を始めたら、20人前後の団体遍路がやって来た。
12月に入ったが、土日にはやはりまだ巡拝バスの遍路ツアーが
あるようだ。
もとの遍路道を戻る。食事によい場所がないので、国道に出る
手前の路傍で、立ったままで田んぼや山を見ながら、昨日、民宿
叶崎でお接待にいただいたおむすびを食べる。おむすびは海苔
付きで、リンゴも入っていた。
風が冷たいので軍手を着用する。松田川を渡って市街地に戻っ
た角にある、宿毛歴史館に入る。
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吉田茂元首相など、幕末から昭和にかけて活躍した宿毛出身
の著名人20人の紹介や、企画展「一豊(かずとよ)土佐入国
功名のかなたに」など、30分近く観覧した。
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館のそばに、吉田茂の父と兄、竹内綱、明太郎顕彰碑と、その
実家があった。
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市内にはほかにも、宿毛ゆかりの人の生誕地などに、表示が
出ていた。
14時47分、岡本旅館に入る。郷土料理が名物のようだが、
水道と風呂を工事中で、夕食は無い。
9月に、料理に腕をふるったご主人が、入院3日、66才で急逝
し、後の処理が大変だったと、おかみさんが話された。
夕食は、近くの焼き肉店兼居酒屋で。気温が低く、平地歩き
だけで汗をかかなかったので、毎日ずっと続けていた洗濯は休
んだ。
(コースタイム〉大島屋旅館7:40ー湊漁港8:10ー道の駅すくも8:42
~9:30ー岡本旅館10:20~22ー国道56号へ10:57ー39番延光寺
12:08~30ー中村の国道際(昼食)12:47~13:05ー宿毛歴史館
14:09~36ー岡本旅館14:47
(距離 22㎞、地図(1/5万) 宿毛、土佐中村、歩行地 宿毛市、
歩数 35,900)