第18日 2006年11月28日(火) 晴
=四万十川を渡る=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=32/55/38.371,132/59/5.619&scale=500000)
5時20分起床、6時朝食。6時48分頃、2階の部屋のベランダ
から海に上がる日の出を見て、6時58分に民宿日の出を出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/23/2af6179aec3d45fcf738eff5686f1a39.jpg)
波頭が白く岩に砕ける浮鞭(うきぶち)海岸沿いに、1.5㎞ほど
国道56号を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/96/d7db03bb9b5d767757dc7ff1e506c034.jpg)
国道が右折する「道の駅ビオスおおかた」横を真っ直ぐに入り、
斜張橋の松原大橋を渡って入野松原へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/35/deb053dd51e0bd25984d891ed78ffb7b.jpg)
黒松の続く道。砂浜はウミガメの産卵地で、車の乗り入れは禁止
されている。浜の終わる辺りでは、サーファーが波に乗っていた。
松原が終わり、砂地の畑にネギ科の作物が広がる。歩き遍路を
したという車の女性から、500円お接待いただく。今日泊まる民宿
久百々(くもも)にも、昨年宿泊したとのことだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/d8/06233ca5b81b351ccaf9cdafd32a670e.jpg)
畑に見回りに来た奥さんがいたので聞くと、一帯の畑の作物は
ラッキョウで、砂地のラッキョウはおいしいのだという。
ピラカンサの街路樹が終わり、体育館の先で県道42号へ。蛎
瀬橋を渡って上り坂となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/80/1275f3cb7ec5e29f9adee5b55e326274.jpg)
宿を先発したKさんに追いつき先行する。まもなく広域農道に
入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/77/2fc40b86cc1e5da5f001161309fdea65.jpg)
緩い上りの後下る。山間を抜ける上下各1車線の道だが、車は
少ない。秋色の山並みを見ながらの気持ちよい道で、風がさわ
やか。県道339号を横断、更に下って広々とした田園地帯に出る。
この辺り、見覚えがないと思ったら、前回は海に近い南側の県
道42号を進み、四万十川を渡船で渡ったのだった。その渡しは、
前年12月末で運行を終えている。
農道沿いに、穂の残るススキが並ぶ。「鶴を誘致中」と記され
た池を過ぎ、四万十大橋際に出た。
JAの店「彩市場」で、昼食用のサバ寿司を求める。Kさんも追
いつきそばの東屋で休憩した。Kさんは買ったサバ寿司を食べる
というので再び先行する。
川幅一杯の水が緩やかに流れる四万十川。一昨日の豪雨で
濁り、清流も緑がかっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b9/a5b06e7620b05a140ee4e539da9e69d4.jpg)
県道321号を右岸沿いに2㎞ほど進む。右折して川を離れる
辺りで、逆打ちの男性遍路と行き交う。うどん屋田子作の先に、
四万十川野島自然公園という小公園があった。
右手の低い山に、京都の大文字同様の「大」の字が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/f4/b9d9f8aeeaa705039ae93e64c0600857.jpg)
500余年前、前関白一条教房公が、京の戦乱を避けて所領
の中村に下向し、京都に模した町づくりをして、大文字焼きも行
ったのだという。
津蔵渕(つくらぶち)集落は、県道を挟む西側の川沿いを進む。
山間の上り坂となり、色づいたハゼなどの紅葉が、上りの辛さ
を和らげてくれる。
新伊豆田トンネル入口に着き、正午近いので道路際で昼食を
する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/45/7367f30d48b9e94c0f65df07cdd30feb.jpg)
そばの高みに今大師がある。明日お祭りのようで、のぼりや
入口の飾り付けなどの準備中。その中の1人が来て、「明日は
先祖供養の後、餅をまく」と教えてくれた。
食べ終えた頃Kさんも着いた。一緒に出ようとしたら、ちょうど
来た足摺交通タクシーの運転手さんが、ミカンを2つずつお接待
下さる。タクシー運転手さんからのお接待は初めてのことだった。
トンネルは全長1620mあり、四国遍路道でも長い方。歩道は
あるが、安全のためペンライトを点けてトンネルに入る。通過に
20分近くかかった。トンネルの中が市境、土佐清水市に入った。
少し下ると「ドライブイン水車」があり、大水車が回っている。
東屋とトイレがあるので小休止する。下ノ加江川沿いに出て、
下ノ加江集落は旧道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/14/4abd8154a38c7224fd3b0afa38aa970a.jpg)
下ノ加江局で資金補充し、そばのスリーエフにも寄り、Kさんと
分かれて先行する。川幅一杯に流れる下ノ加江川を渡ると、緩い
上りとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/ba/b23f2ab4333e71976887daf1db725fe8.jpg)
高みからは、下ノ加江湾や、海蝕景観という、岩に波打つ景観
を見下ろしながら進み、おかみさんのもてなしなどで人気の遍路
宿、民宿久百々に15時8分に着く。
Kさんも10分後、さらに、明日帰途につくため今日は中村に
向かうと聞いていたHさんも、もう1泊することにしたと後から
到着し、昨日の同宿者3人が再び揃った。
洗濯はおかみさんがして下さり、その間に入浴。夕食は18時
近くから。野菜の多い健康メニューをおいしくいただきながら、
これまでの出合いなどを3人で話会う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/21/3be34a78c284e19e5e3893389a3ef085.jpg)
おかみさんが、「久百々」HPにアップするからと、デジカメで
3人を撮り、遍路客が作って置いていったという巾着とアクセ
サリーをお接待いただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/c7/10525309394fe3fe787a20bebd48f7ed.jpg)
(コースタイム〉民宿日の出6:58ー松原大橋7:28ー体育館近く
のWC際8:18~25ー県道339号交差点9:16ー四万十大橋北詰
東屋10:00~15ー四万十川野島自然公園10:57~11:00ー新伊
豆トンネル入口(昼食)11:50~12:25ードライブイン水車際12:56
~13:02ー下ノ加江局&スリーエフ14:02~25ー民宿久百々15:08
(距離 31㎞、地図(1/5万) 土佐佐賀、土佐中村、歩行地
黒潮町(旧大方町)、四万十市(旧中村市)、土佐清水市、歩数
47,700)
=四万十川を渡る=
5時20分起床、6時朝食。6時48分頃、2階の部屋のベランダ
から海に上がる日の出を見て、6時58分に民宿日の出を出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/23/2af6179aec3d45fcf738eff5686f1a39.jpg)
波頭が白く岩に砕ける浮鞭(うきぶち)海岸沿いに、1.5㎞ほど
国道56号を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/96/d7db03bb9b5d767757dc7ff1e506c034.jpg)
国道が右折する「道の駅ビオスおおかた」横を真っ直ぐに入り、
斜張橋の松原大橋を渡って入野松原へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/35/deb053dd51e0bd25984d891ed78ffb7b.jpg)
黒松の続く道。砂浜はウミガメの産卵地で、車の乗り入れは禁止
されている。浜の終わる辺りでは、サーファーが波に乗っていた。
松原が終わり、砂地の畑にネギ科の作物が広がる。歩き遍路を
したという車の女性から、500円お接待いただく。今日泊まる民宿
久百々(くもも)にも、昨年宿泊したとのことだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/d8/06233ca5b81b351ccaf9cdafd32a670e.jpg)
畑に見回りに来た奥さんがいたので聞くと、一帯の畑の作物は
ラッキョウで、砂地のラッキョウはおいしいのだという。
ピラカンサの街路樹が終わり、体育館の先で県道42号へ。蛎
瀬橋を渡って上り坂となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/80/1275f3cb7ec5e29f9adee5b55e326274.jpg)
宿を先発したKさんに追いつき先行する。まもなく広域農道に
入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/77/2fc40b86cc1e5da5f001161309fdea65.jpg)
緩い上りの後下る。山間を抜ける上下各1車線の道だが、車は
少ない。秋色の山並みを見ながらの気持ちよい道で、風がさわ
やか。県道339号を横断、更に下って広々とした田園地帯に出る。
この辺り、見覚えがないと思ったら、前回は海に近い南側の県
道42号を進み、四万十川を渡船で渡ったのだった。その渡しは、
前年12月末で運行を終えている。
農道沿いに、穂の残るススキが並ぶ。「鶴を誘致中」と記され
た池を過ぎ、四万十大橋際に出た。
JAの店「彩市場」で、昼食用のサバ寿司を求める。Kさんも追
いつきそばの東屋で休憩した。Kさんは買ったサバ寿司を食べる
というので再び先行する。
川幅一杯の水が緩やかに流れる四万十川。一昨日の豪雨で
濁り、清流も緑がかっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b9/a5b06e7620b05a140ee4e539da9e69d4.jpg)
県道321号を右岸沿いに2㎞ほど進む。右折して川を離れる
辺りで、逆打ちの男性遍路と行き交う。うどん屋田子作の先に、
四万十川野島自然公園という小公園があった。
右手の低い山に、京都の大文字同様の「大」の字が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/f4/b9d9f8aeeaa705039ae93e64c0600857.jpg)
500余年前、前関白一条教房公が、京の戦乱を避けて所領
の中村に下向し、京都に模した町づくりをして、大文字焼きも行
ったのだという。
津蔵渕(つくらぶち)集落は、県道を挟む西側の川沿いを進む。
山間の上り坂となり、色づいたハゼなどの紅葉が、上りの辛さ
を和らげてくれる。
新伊豆田トンネル入口に着き、正午近いので道路際で昼食を
する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/45/7367f30d48b9e94c0f65df07cdd30feb.jpg)
そばの高みに今大師がある。明日お祭りのようで、のぼりや
入口の飾り付けなどの準備中。その中の1人が来て、「明日は
先祖供養の後、餅をまく」と教えてくれた。
食べ終えた頃Kさんも着いた。一緒に出ようとしたら、ちょうど
来た足摺交通タクシーの運転手さんが、ミカンを2つずつお接待
下さる。タクシー運転手さんからのお接待は初めてのことだった。
トンネルは全長1620mあり、四国遍路道でも長い方。歩道は
あるが、安全のためペンライトを点けてトンネルに入る。通過に
20分近くかかった。トンネルの中が市境、土佐清水市に入った。
少し下ると「ドライブイン水車」があり、大水車が回っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ee/a28df7d7d0fad01a48e68038ffc6e61c.jpg)
東屋とトイレがあるので小休止する。下ノ加江川沿いに出て、
下ノ加江集落は旧道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/14/4abd8154a38c7224fd3b0afa38aa970a.jpg)
下ノ加江局で資金補充し、そばのスリーエフにも寄り、Kさんと
分かれて先行する。川幅一杯に流れる下ノ加江川を渡ると、緩い
上りとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/ba/b23f2ab4333e71976887daf1db725fe8.jpg)
高みからは、下ノ加江湾や、海蝕景観という、岩に波打つ景観
を見下ろしながら進み、おかみさんのもてなしなどで人気の遍路
宿、民宿久百々に15時8分に着く。
Kさんも10分後、さらに、明日帰途につくため今日は中村に
向かうと聞いていたHさんも、もう1泊することにしたと後から
到着し、昨日の同宿者3人が再び揃った。
洗濯はおかみさんがして下さり、その間に入浴。夕食は18時
近くから。野菜の多い健康メニューをおいしくいただきながら、
これまでの出合いなどを3人で話会う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/21/3be34a78c284e19e5e3893389a3ef085.jpg)
おかみさんが、「久百々」HPにアップするからと、デジカメで
3人を撮り、遍路客が作って置いていったという巾着とアクセ
サリーをお接待いただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/c7/10525309394fe3fe787a20bebd48f7ed.jpg)
(コースタイム〉民宿日の出6:58ー松原大橋7:28ー体育館近く
のWC際8:18~25ー県道339号交差点9:16ー四万十大橋北詰
東屋10:00~15ー四万十川野島自然公園10:57~11:00ー新伊
豆トンネル入口(昼食)11:50~12:25ードライブイン水車際12:56
~13:02ー下ノ加江局&スリーエフ14:02~25ー民宿久百々15:08
(距離 31㎞、地図(1/5万) 土佐佐賀、土佐中村、歩行地
黒潮町(旧大方町)、四万十市(旧中村市)、土佐清水市、歩数
47,700)