『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 昨夜來の雨が!降ったり止んだりと、曇り空のまま。

2015-08-18 15:34:27 | Weblog

                    
                        2015-8-13-「シマクサヨシ」=(シマガヤ) 

                

   あなた

 昨夜來の雨が!降ったり止んだりと、曇り空のまま。

 ちょっと、肌寒くもあるが、過ごしやすい。

 昨夜は、蒸し暑さがなく、グッスリ寝むれたので、今日は、身体が軽く…

 よく動き、幸せな気分。

 正直なもので、昨日のわたしは、疲れ果て、哀れな姿、…グッタリ…として。 

 「精神的なこと」と思います。

 

 「シマガヤ」(シマクサヨシとも、いうようです)終わりに近づいてきました。

 スッキリと細身で華やかではない。

 ですが、他の花を引き立てる脇役はピッタリ…

 そんな、控えめな花です。

 花言葉=「辛抱強さ」「不屈」「忍耐」等々

 人の眼を引く花ではないけど、どこに置いても邪魔にならない。

 そんな「天性」を持っている花。

 それなりの、役目を果たして静かに消えていきます…

 わたしも、斯くありたい。

 

 今日は古の本と向き合いました。

 竹取物語  原文

 『今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、

 よろづのことに使ひけり。名をば、さぬきの造となむいひける。その竹の中に、

 もと光る竹なむ一筋ありけるあやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。

 それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。 』
              

 《今となっては昔のことですが、竹取の翁(おじいさん)という者がいました。

 野や山に入って竹を取っては、いろいろな物を作る材料としていました。

 竹取の翁の名前はさぬきの造と言いました。

 ある日竹を取っていると、その中に根元が光る一本の竹を見つけました。

 不思議に思って近寄ってみると、竹筒の中が光っているではありませんか。

 竹を割って中を見てみると、三寸ぐらいの人がとてもかわいらしい様子で

 座っていました。 》   口語 訳 

 長い物語ですので、冒頭触りの部分。

 あなた

 曇っているせいか、早くも日暮れの感じがします。