2015-8-21-「フヨウ」見事です。
あなた
寒い筈です、雨が降って来ました。
音もなく静かな雨。
こうして、一雨ごとに”秋へ秋へ”と深まっていくのでしょう。
春の雨は暖かいけど…秋の雨は冷たい…
まだ葉月なのに、昏くて寒い日です。
隙間風の様な淋しさが心を通り抜け…
遣り切れなさに苛め(さいなめ)られる。
雨降りは嫌いじゃない。
でも寒さに向かう雨は厭…勝手なようですが。
「フヨウ」の花言葉=繊細な美・しとやかな恋人等々。
花言葉のように、しとやかで優しい印象を与える「フヨウ」の花は昔から
美しい女性の例えにも用いられたようです。
清少納言「枕草紙」(秋は夕暮れ。)より
『夕日のさして山の端いと近うなりたるに、からすの寝どころへ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあわれなり。
まいてかりなどの連ねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音などはた言うべきにあらず。』
千年も昔に書き記した人「清少納言」才女・すごい。
こんな日はドップリ古の本に浸ってます。
この方の、「感性・歯切れの良さ・」が好き。