『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

例年ならお雛様を出して飾り、「健やかに育て」と祈りながら、ささやかなお祝いを…

2016-03-03 11:28:29 | Weblog

                      
                                        2015-   「高山月見草」

   あなた

 お陽さんは隠れたまま。

 どんよりとした日。

 「カッタン」の大事な日なので、親も子も落ち着きません。

 どう「足掻こう」が我の力及ぶところではない。

 ラジオが言っている、そこの所だけが、何故か耳に飛び込んでくる。

 じ~っと座っていても、気持ちがアチラコチラへと散乱して、

 これでは駄目と、用事を足しにでかける。

 それほど寒くはない、ただ道路がグチャグチャで、歩きにくい事

 この上ない。

 気管がヒイッヒイッ~って悲鳴をあげていたが、外の空気も吸えた

 ことだし、思い切って出かけたのは「正解」。

 

 お雛祭りです。

 例年ならお雛様を出して飾り、「健やかに育て」と祈りながら、ささやかな

 お祝いをします。

 が、今年はそうにもならず、夕飯に「散らしずし」でも作り

 届けようかな~…って思ってます。

 ひな祭り(桃の節句)の由来

 かつて平安時代に日本では、

 「自分の体を草木やワラで模した人形を撫でて穢れを移し川に流す」
 
 『流し雛』という行事があり、現在でも地域によっては行われています。

 また、雛人形を祀ることで厄除けを祈願するという儀式がありました。

 優雅な平安時代の名残りですね。

 あなた

 落ち着きません。

 どうか護ってやってね…