『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

泪交じりの「細雪」が舞い散ってます。

2016-03-25 11:11:22 | Weblog

                       
                                       お地蔵さん…

   あなた

 人の「生命」の儚さ…

 あなたの、先輩が結界を越えて旅立たれました。

 お世話になった方でした。

 あなたは、もうお会いしました?…

 其方で一献傾けているでしょう…か。

 言葉がでない。

 たった一人になった気持ち、わたしには判る。

 哀しくて、寂しくて、何故?何故?…って何度も泣いて… 

 五年経って、ようやく自分が、自分であることに気付き。

 どんなに嘆いても逝った人は帰って来ないことも判って…

 あの頃のわたし、ただフワッフワッって自分であって自分でなく、日がな一日

 を、只々生きていました。

 「泪」とは枯れないものと…思いながら。

 あなた

 人が亡くなるとは、それ程に哀しいものです。

 些細なことでも「あぁすれば・こうすれば」よかったって思ってしまう。

 彼女は本当によく面倒みていたと思います。

 泪交じりの細雪が舞ってます。

 あなた

 そちらでは、先輩です、面倒みてやって下さい…

 其方へ逝かれた「先輩」に合掌。