2015- 春 「稚児ゆり」
あなた
「稚児ユリ」可愛いでしょう。
まだ、雪の中…
雪が解けたら可愛い顔を出してくれるでしょうから、もう少し待っててね。
花言葉=「恥ずかしがりや」
ヒッソリと咲きます。
これも、あなたがのこしてくれた春の花です。
今日は風もなく、空はどこまでも、蒼く柔らかで、遠くに瞳(め)を
凝らすと霞が漂っているように…
ふんわりしていて、こんな日なら、ず~っとず~っとはるか彼方まで
歩いていけそうなきがします。
久しぶりに窓を開けてのお掃除。
あなたの処も、きれいにして家の中、ぜ~んぶ気持ちのいい匂いがするよ…
静かな弥生の陽が庭をてらして、箱庭に夢を散らしてるような…
そんな日です。
どこか、出かけたくなるような…
あなたがいたら、きっとどこか!行くでしょうね。
弥生の月になって、まだ日が浅いのに、色んなことが押し寄せてきます。
わたしの「力」及ばないこと、いっぱいあって…
胸の奥が錐で刺されてるように、キリキリ、痛んで…
「痛い痛い」って悲しげな声をあげている…そんなきがします。
「もう、知~らない…」
考えたって答えは出ない。
あなたお茶を点てるね…
「あぁ~おいしい、もう一服いかが…」