『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

静かな弥生の陽が庭をてらして、箱庭に夢を散らしてるような…そんな日です。

2016-03-05 10:32:52 | Weblog

                         
                                          2015-   春 「稚児ゆり」

   あなた

 「稚児ユリ」可愛いでしょう。

 まだ、雪の中…

 雪が解けたら可愛い顔を出してくれるでしょうから、もう少し待っててね。

 花言葉=「恥ずかしがりや」

 ヒッソリと咲きます。

 これも、あなたがのこしてくれた春の花です。

 今日は風もなく、空はどこまでも、蒼く柔らかで、遠くに瞳(め)を

 凝らすと霞が漂っているように…

 ふんわりしていて、こんな日なら、ず~っとず~っとはるか彼方まで

 歩いていけそうなきがします。

 

 久しぶりに窓を開けてのお掃除。

 あなたの処も、きれいにして家の中、ぜ~んぶ気持ちのいい匂いがするよ

 静かな弥生の陽が庭をてらして、箱庭に夢を散らしてるような…

 そんな日です。

 どこか、出かけたくなるような…

 あなたがいたら、きっとどこか!行くでしょうね。

 弥生の月になって、まだ日が浅いのに、色んなことが押し寄せてきます。

 わたしの「力」及ばないこと、いっぱいあって…

 胸の奥が錐で刺されてるように、キリキリ、痛んで…

 「痛い痛い」って悲しげな声をあげている…そんなきがします。

 「もう、知~らない…」

 考えたって答えは出ない。

 あなたお茶を点てるね…

 「あぁ~おいしい、もう一服いかが…」